くるみのブログ

くるみのブログ

とりあえず、好きなものを書いて行こうかなって。 
演劇とかコンサートとかの感想はこちらのブログに。下のBookmarkからも行けます。              
http://hana0137.exblog.jp/


Amebaでブログを始めよう!

関西の劇団であるピースピット。

主宰の末満健一さんがその時その時で役者さんを変えて世界を紡ぎます。

私がピースピットに初めて出会ったのはこの作品でした。

それまではそんなに多くの演劇を見ていなかったのですが、

ある日、HEPをふらっとしていて見つけたチラシがもう素敵で。

見たことない劇団をチラシだけで見に行ったのは初めてのことでした。

しかも一人でww。

まあ、それまで見に行ったことのあるファントマやHEP HALL THEATREで見たことのある役者さんがちらほら出てらしたので、そこは安心でしたけど。


で、見に行った作品が極上でした―。

3時間越えのながーいお話でしたけれども、みんな個性的ですごくて、なにより酔いどれで優しい主人公、芥屋灰次郎がなんとも素敵でございました。

こういうちゃらんぽらんっぽいのに締めるとこは締めて、エロいけれども女子に限りなく優しい人って好きなんす。シティーハンターの遼ちゃんみたい。

まあ、彼氏だったらいやですけどねww。


これを機にピースピットにどはまりした私はこのあと末満作品は1回は見に行く!ということになったのでしたww。

ロングバケーション [DVD]/ポニーキャニオン
¥20,790
Amazon.co.jp


月9のキムタクのおかげで、再放送してます。

最終回前の南が瀬名にキスしに行くとこが大好きで、

録画していたビデオを巻き戻ししすぎてww、ザーザーするほどで。


で、ちょっとだけ再放送を見てみたのですが、

なんであんなに瀬名が好きだったのかちょっとわかりました。

すんげー不器用で繊細なんですよね。

自分が付き合うならば、そんな人は嫌ですが(めんどくさいので)ww、

お話でも演劇でも不器用で繊細な人に魅かれるのです。


今のキムタクはちょっとスーパーマンすぎてなあ。

それもいいんですけど、こういうちょっと不器用な人がみたいなあ。


スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)/講談社
¥893
Amazon.co.jp


辻村深月さんはこないだ直木賞をとらはった作家さん。

講談社の百冊に「ぼくのメジャースプーン」という作品があって、

それがおもしろく、また店頭で辻村深月作品解説小冊子みたいなのをみつけて、

そういうのを見ると全部読みたくなるのが私の性分。


ということで、辻村作品で何作目かに手に取ったこのお話。

初期の辻村さんの作品は伏線を張って張って最後にどんでん返しで大回収!みたいなのが多いのですが、このどんでん返しが一番好きだった。

出てくる人々がみんな魅力的で、こーちゃんの不器用さが愛らしくて。


どうしても欲しくて、ブ○○オフで探してそろえちゃいました。

まあ、上巻はノベルズ、下巻は文庫というちぐはぐ状態ですけどねww。

いやはや、すーっかりほったらかしでした。

好きなものをアップしてみようって思ったのにねえ。

ドリとラーと灰谷さんで終わってたww。

三日坊主もいいとこだ。

ということで、来年からまた…とも思ったけど、

そんなこと言ってたらまた放置になりそうだったので、

とりあえず、再開!

好きなものを紹介…とはいっても、紹介するものがなくなったら

もっぱら本ばかりになりそうです。

まあ、本なら無尽蔵だからね。

兎の眼 (角川文庫)/灰谷 健次郎
¥600
Amazon.co.jp


大好きな大切な本。

多分初めて読んだのは中学生のころだったと思う。

それから幾度となく読んで、幾度となく同じところで泣いた。


心を閉ざした少年と新米の女先生と、同僚の先生たちと子どもたち。

子どもも大人も可愛かったり前向きだったりばかりじゃなくて、

ひどいこともするし、わかってくれないこともたくさん。

それでも、思い切ってぶつかることで子どもと心を通わせて成長していく先生。


灰谷さんは私の中で別格に好きな作家さん。

お亡くなりになる前に、何度かチャンスがあったのに、どうして講演会なんかで

生でお話を聞かなかったんだろう・・・と実は結構悔んでいる。


この本をよむと百発百中泣くので、

泣きたいような気持だけど涙が出なくてもやもやする時に読むと、

いい感じに泣けて気持ちが晴れることが多いww

そういう意味でも大切な本。