おでんのコンニヤクはどんなに煮立てても味が染みない、大根とは煮ても似つかない、チクワやゴボ天とも交わらない、おでんの煮汁に順応することなく浮かぶ、その姿は孤独、その柔肌が光沢に燃えていても、コンニヤクはおでんを愛さない。官能の色に染まるのは、ただひとつ、田楽を愛しているのだ。ああ哀愁のコンニヤクよ、人知れず漂う湯気に浮かぶ
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