ありのまま

彼女はありのままの自分でいられるようにと自分の城を作り、一人孤独に引きこもることを選ぶ。
連れ戻そうとする社会に「私に触るな」、と冷たい棘を突き付け、社会と隔絶することでしか自分でいられる道はない、と思い込んでいるのだ。
そんな彼女を、「助けたい」、なんて思ってない、ただもう一度仲良しに戻りたいと思っている妹がいる。


と今日は大好きなＣＧアニメの感想でも♪

今までいろんな物語を楽しんできましたが、これほど自分に重なる物語はなかったですね。
色んな物語では、ピンチの時大概友達が助けに来てくれるし、仲間と乗り切るんです。
独りじゃないよ！とかって。
でも私には友達や仲間はいないので（切ってしまったし、作らなかった）、羨ましいなという風にしか思わなかったし、まあ物語は物語だし、と思ってたし。
ＦＦとかＲＰＧもみーんな仲間大事にするよね★


救ってくれたのは妹。
ひどい事もしたけれど、救ってくれた妹たち。


だけじゃないけどね笑




しかし魔法が使えて美人で優しい女王様が、ありのままで、まぁまぁ社会とも折り合いをつけつつ生きていくのと、見た目もイマイチで気性も荒く、人嫌いでオタクな私が何とか社会と折り合いをつけようと生きていくのはあまりにも違い過ぎる！！



しんどいぞ！






昔、マジカルバケーションというゲームで、悪の道に進んでしまう生徒にマドレーヌ先生は「それでいいの、あなたはほんとの自分になるの。」と言った。

絵が好きならイラストレーター、漫画家、というように、何が好きなのかを一つの目安にしていろいろな仕事を紹介する、１３歳のハローワークという本の項目に、戦争が好きならという項目があった。


何が好きでも否定しない、例えそれが社会的には悪であったとしても、「「その人」になればいい」という考え方にとても感銘を受けた。


のだが、結局は「生きる」という事は、なんでもかんでもありのままで、信じる自分を突き進む、という事じゃなく、そうしつつも社会とちゃんと折り合いをつけて生きていくことだ、と思っている。

そして、ありのままの自分でいつつ、上手く社会と折り合いをつけつつ、いかに自分らしく生きていくかが今の私の人生のテーマでもある。

今は友達も作ったし、家族も妹もいるし、
少しも寒くないわ




でもやっぱりオタク差別とか変人扱いとかされて時々寒いけどな！！