『いわたくんちのおばあちゃん』 *129* | 絵本といっしょ☆おやすみのうた☆

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DREAMS COME TRUEのこと。

みなさま、こんにちは!晴れ


今日は朝から暑いです~。


ようやく夏の大きな行事である

夕涼み会が終わりました~。

先生たちがゲーム屋さんとなったり

お祭りっぽくやきそばをパックにつめて

それをみんなで食べたり♪

花火をしたり♪

みんな、浴衣や甚平さんを着てきて

かわいかったですよぉ~ラブラブ


で、今日から16日まではお仕事なし~♪


昨日から実家にお泊り中の子どもたちは

夕方まで帰ってこないので

ゆっくり読書タイムしたいなぁと考えてます。





さて、今日は8月6日。

この絵本を紹介したいと思います。



いわたくんちのおばあちゃん いわたくんちのおばあちゃん
作:天野夏美 / 絵:はまのゆか / 出版社:主婦の友社絵本ナビ



『いわたくんちのおばあちゃん』


作・天野夏美

絵・はまのゆか




ぼくは四年生。

六年のいわたくんは、2つ年上じゃけど、

なかよしの友だちなんよ。


運動会。

いわたくんは白組。ぼくは赤組。

徒競走でぼくが走り抜ける時、

いわたくんは

「がんばれ!」と叫んだ。


敵だけど友だちだもんね。


いわたくんのお母さんが

写真をとってくれた。

お返しにぼくのお母さんが

いわたくんの家族にカメラを向ける。


ところがいわたくんのおばあちゃんは

「いやーよ」

にこにこしながら手を振って断る。


ぼく、いわたくんのおばあちゃんが

なんで一緒に写真をとらんのか知っとるんよ。



それは・・・


この前の「平和が学習」の時間。


・ ・ ・ ・ ・



学校の教室の窓から

原爆ドームが見える。


校庭にあるにわうるしの木は

原爆で焼けて

でも、しっかり生きていて

また芽を出した木。


いわたくんのおばあちゃんが

16歳の高校生だった60年前。

仲の良い4人姉妹のお姉ちゃん。

お父さんとお母さん。

疎開する前におうちで撮った

家族全員の写真。


8月6日。

16歳だったいわたくんのおばあちゃんは

ひとりぼっちになってしまった・・・。



・ ・ ・ ・ ・


ぼく、戦争せんけえん。


ケンカしても

すぐ仲直りするよ。


ぼく、戦争せんけえね。


いっぱい いっぱい

友だち つくるけん。


ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。

ほんとよ。




このお話は実話に基づくお話です。


息子たちに戦争のことを伝えたい

伝えなければ・・・


そう思うものの、どう伝えるのが

子どもたちの心に響き残ってくれるのか。。。


そんなことを思っているときに

生協のカタログにお勧めの本で紹介

されていました。


早速図書館で借りてきて

すぐに読んであげようと思ったのですが

まずは私自身が読んでから・・・と思い

テーブルにおいたままに。


ようやく、今日読むことができました。


せつない・・・

やるせない・・・

涙があふれてきました。


声に出して読んだら、もしかしたら

泣いてしまうかもしれない。


でも、このお話なら子どもたちにも

伝わりそうです。


ただ単に戦争は恐ろしい怖いという

恐怖感だけではないこと。

その恐怖感の先にある喪失感。

こんなに、虚しく辛い思いを人の

心にずっとずっと残してしまうということ。


この絵本には人と人のつながり。

その大切さが込められていて

温かさがあります。

優しさがあります。


だからこそ、悲しいことが伝わるように

思います。



あとがきの作者天野さんの言葉


いわたくんのお母さんは、

子どもたちに原爆の話を伝えるとき、

こんなふうに結びます。

「『戦争なんてずっとむかしの話』、なんて思わんでね。

ひょっとしたら、『未来の話』になるかもしれんのよ。

『未来』 、それは、君たちみんながつくっていくものだからね」。



未来を担うたくさんの子どもたちに

平和の祈りが届きますように。 



今夜は気持ちをこめて

静かに優しく読んであげようと思います。









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