夫:仕事が忙しくなったので、いい具合に会話する機会も無く
あえて距離を置いたので、ストレス無く過ごせています。
ただ、このままずーっと続くのは嫌なので
別居するなり離婚するなり、何か動かしたいと思っている。
私:修復させたい気持ちは変わらないけれど
彼がその気が全く無いので
どこまでがんばればいいのか・・・
カ:膠着期間が長いので、動き始めると
バタバタッと変化するとは思いますよ。
どうして行きたいか?
夫:一番楽なのは別れて住んで、会うときは会う・・・
今の形はそれなりにストレスで、よくない状態ではある。
感情の問題なので変わるとは思えない。
一昨年の秋くらいから離婚したいと思うようになり
言葉に出したのが去年の2月。
私:もっともっと振り返ってみると、結婚したと同時にレスになって
結婚してすぐにダメだったんだと思うと絶望的になった。
結婚という形がダメだったのか、時期がまずかったのか、
結婚したらこうなる人だったのか?
結婚式も盛り上がらなかったと言われ
私は幸せだったのに、すごく惨めな気分。
カ:なんで盛り上がらなかったのか?
夫:もっと感動的な、幸せになるものだと思っていたけれど
すごく現実的な中で過ぎて行ったような気がする。
カ:結婚しようと思ったのは何故?
夫:彼女のことが好きだったのもあるだろうし
ちょうど次の一月で転勤という時期だったので
2人で行けたらいいなと打算的なところもあった。
私:どこに転勤するにしろ一緒に居た方がいいし・・・
ということも、単純に嬉しいなと前向きにとらえていた。
最初の段階で当分子供いらないと言われそれに同意していた。
結婚してすぐに、私から一度誘ったけれど
「なんかなぁ・・・」 と言われそれっきりに。
「じゃぁ、子供が欲しくなったらするの?」 と聞いたら
「そうじゃないかなぁ」 と言われたので
それ以来、別に無理にしようとは思わなかった。
カ:戻る・・・というか、作りだすものとして
付き合っていた当時に戻る(結果的に)こともある。
夫婦の間に出来ることをやっておくことで
今回の件においての卒業ができる。
このままブツッと終わりにして離婚してしまうと
もう男は嫌、女なんていらない・・・と
パートナーシップに自信が無くなって
真っ暗な世界に入ることになる。
乗り越えることによって、お互いに
相手を応援してあげることが出来る。
そこまで行くのにどれくらいかかるかわからない。
7年間積もり積もった掃除をしなければならない。
この結婚生活の間、どんなことを犠牲(ガマン)してきたと思いますか?
夫:特に無い・・・結構好きにやってきた。
カ:好きにやらせてもらってる?
夫:それはある。
カ:それだったら別れたいという気持ちにならない。
ガマンを全くしていなかったわけでもないし
ガマンばっかりだけでもなかったはず。
別れたいと思うには何らかのストレスがかかっているはず。
いずれかの感情がそれを導き出しているから。
夫:キレイな人がいっぱいいる職場だけど
不倫とか浮気はしたくないので
2人きりで飲みに行ったりしないことが犠牲。
当たり前のことだけど・・・。
タクシー乗っても極力家に帰るようにしている。
今、こんな状態だからこそあらぬ疑いをかけられるのは
嫌だから遅くなっても無理して帰っている。
たまたま近くに住んでいる人が居るのもあって
タクシーで一緒に帰って来ることが多い。
カ:当たり前のことでもそれで一つで犠牲になる。
当たり前だけどしんどいことはたくさんある。
好きにさせてもらってるが故のガマン。
奥さんとうまくいっているならそんな気持ちにはならず
むしろ早く帰りたいとなるはず。
いつくらいから、うまくいかないと感じた?
夫:3年前から??会社が移転して通勤時間が15分から1時間になった。
以前は遅くなってもホテル泊まっていこうとは思わなかった。
カ:しょうがない・・・ということは怒りを伴うガマンになり
それだけで十分なストレスにはなりますね。
家族を大事にしたいという優しさ。
誠実さは長所として受け止められることだと思う。
私:私としては夜遅くに帰って
翌朝寝不足だから更に早起きして各駅停車で行く。
浮気しろということで無いけれど、ホテルを有効に使って
しっかり睡眠時間を確保してストレスをためないで欲しい。
カ:帰宅ひとつとっても、家に帰ってくる誠実さと
十分に休んで欲しいという優しさがあるのに
お互いに受け取れずにすれ違っていることがたくさんあったはず。
映画の登場人物それぞれに思い入れをすると
全く見方が変わってくるのと同じように、とにかく話をしないとわからない。
いわば愛情が行き来している。
相手を大事にしている同士なのに、食い違ってしまっている。
どんなに遅くなってもホテルなんか泊まらないで
ちゃんと帰ってきなさいよという奥さんだってたくさん居る。
そんな中で睡眠時間を確保するために
ホテルとまったほうがいいんじゃない?という優しさを
受け取ってあげていいと思う。
それを否定しあっているとお互いの愛情を否定しあったりする。
愛情が豊かな人たちって、言わないと
そういうもんだと思って自分勝手にやってしまいがち。
そんなことが他にもめっちゃくちゃいっぱいあると思う。
夫:少なくとも去年の二月から
意図的に、家庭のために無理に
何かするというのはやめている。
カ:自分では犠牲とかガマンに思っていなかっただけに
以前も自分の中では当たり前と思っている部分がたくさんあると思う。
こういうタイプの人は信頼されるけれど
自分自身の厳しいルールに従って生きるのは行き場が無くなる。
自分の中のルールブックを見直してみると
縛られているものがたくさん出てくる。
私:セックスレス以外は文句の付け所が無かったので
これに関しては、封印してしまった感じ。
レスになったことでオンナとしての自分を失ってきた。
我慢してきていることは・・・?
今のところ、思い当たらない。
カ:奥さんもガマンすることが当たり前になってしまっている。
欲してはいけないという部分ってあるんじゃないかな?
ご主人、奥さんがわがままいうこと、
あれ欲しいコレ欲しい言われたことは?
夫:全然無い。
私:物欲は無いと思う。
食欲、睡眠、性欲、食事、睡眠は満たされているし
性欲は忘れてしまっていたぐらいだから・・・。
欲しがっちゃダメみたいな意識は・・・全く無い。
彼が買うことに関しても、彼自身のお金なので
大きなもの以外は特に強く反対したりはない。
カ:ある意味では双方が自立した大人同士であって
自立し過ぎて相手とかかわりを持たなくなるので
静か~に漂流して気が付くと沖に流されている状態になる。
その距離を埋めるために架け橋をかけなければならない。
もし別居したらどんな生活になると思う?
夫:結婚前一人暮らししていたのでそれに戻ると思う。
今くらい忙しくなると会社と自分の部屋とだけになる。
カ:仕事は面白い?
夫:面白いです。
カ:仕事が恋人みたいって感じたことありますか?
夫:何回か・・・調子がいい時は何回かある。
そんな時はそういう(仕事が恋人)状態なんでしょうね。
カ:奥さんにとってコレが楽しいコレが恋人って?
私:犬が居るので・・・恋人では無いけど
母性本能も満たしてくれるし・・・。
ただ、「犬と勝手に暮らしていけばいいじゃん」 と言われたので
もう少し距離をおかないといけないのかなとは思っている。
一時期、犬が病気だったときは、ちょっとしたノイローゼ状態で
かなり入り込んでしまって
主人のことよりも、犬の事だけで頭がいっぱいになったことがあった。
カ:コレに対してご主人どうですか?
夫:確かに(犬の扱いは)うまいのはうまい。
私はペットとか居ない家で育ってきたので・・・。
過保護ではないけれど、暮らしの中で犬への気持ちの割合は
ここまで高いんだと驚かされるものはあった。
カ:奥さんは何か言っておきたい事は?
私:今まで私自身、仕事が忙しくて深く考えたことも無かったけれど
今は仕事は子供が出来たらいつでもやめてもいいし
主人は仕事が忙しいのもあって家事は全くやらない人だし
お金の面では彼がやってくれるから
私が家事をやって家庭を守っていけばいいのかなと最近は思っている。
客観的に見たら、主人が仕事に集中できて、かつ
本人が楽しいと思ってやれるならいいことなのかなと思う。
去年の夏以降、外出も無い割りに
家の中ではぎゃぁぎゃあケンカするわけではないので
彼なりにガマンしているんだろうなぁと思う。
カ:我慢しているつもりは無くても
結果的に我慢になってしまっている。
会社でもまわりに気をつかっているのでは?
以前、本来は周りを蹴落としていかなければならないと
言っていたけれど、蹴落としてにかかっている?
夫:してない・・・ですねぇ(笑)
カ:やりたくないんだと思う。回りのことを考えてしまうから。
ご主人を気遣ういい奥さんといい旦那さん同士だから
ストレスがたまりやすい。
悪い自分を出さないようにしている我慢しているのだと思う。
ご主人、帰りたくなるような家(家庭)ってどんなもの?
夫:・・・・。
カ:プライベートの充実度と会社での活躍度って比例してくる。
プライベートがすさんでくると
仕事の方が後追いの形でガタ落ちしてくるはず。
今現在仕事が順調なようなので
これをもっとスムーズにパワーアップするために
プライベートの充実ってものすごく大事。
帰りたくなるような家ってどんな家?
夫:・・・・ちょっと分からない。とにかく近くてすぐに寝られて・・・??
そのへんのイマジネーションが・・・
カ:睡眠が優先、仕事が優先・・
それを見待ってくれる人でないとダメですね。
この答えがすぐに出てきたら楽になるんですよね。
家庭はキープ状態。仕事をただこなすだけではきついのと同じ。
自分がどうしたらいいのかなぁ。どうしたいのかなぁ。
ということに想像力を膨らませてみて下さい。
自分が居心地がいいと思えるのはどんな家庭、どんな奥さんか?
あぁ、こんなのが欲しかったんだというものが出てくるはず。
奥さんの中でもっとこうしてほしかったなぁと今だから言えることは?
妻:結婚した当時はぶつかり合いが全く無かったので
ケンカみたいなものをふっかけてみたことがあったけど
「仲良く暮らしたいジャン」 と言われて終っちゃったので・・・。
その場ですぐ話してぶつかり合ってきた方が良かったんだと思う。
結婚して安心してしまった部分もあったので
いい意味でこの人とは他人なんだと思って
接していた方が良かったのかなと思う。
カ:離婚だの別居だの究極のカードを出さざるを得なかったのは
やはりガマンが積もっていった結果。
ご主人は今は仕事がうまくいっていても
急に会社をやめたくなっちゃったりすることもあるはず。
奥さんも待っていても何もぶつかってこない。ガマンしいなのかも?
私:どちらかというとそんなにガマンしないほうだと思っていたので。
カ:どんな奥さんになりたいですか?
私:家のことは任せておいて大丈夫と言われ
仕事に集中してもらえたらいい。
バカなことも話して楽しい家庭がいいんだけど
今は何か言ったら切り札を出されてしまうので
ひたすらガマンしている時期ではあると思う。
今まで、逆に頑張りすぎて強がってしまって甘え下手で
心身ともに可愛気が無かったと思う。
彼自身どんな家庭がいいのかが応えられないように
私も今どうしたらよいのか分からない状態ではあるけれど
生き生きとしていられるようにいろいろと探求している状態ではある。
仕事も趣味もうまくいっているので問題は家庭だけ。
カ:もしこの家庭の問題がクリアしたらどうなると思いますか?
私:家庭がうまくいっていると思っていた時期は
仕事がうまくいっていなかったので
どこかで代償を払うような状態にはなると思う。
カ:自分の女性像と今の自分とのギャップを埋めていくというのが
今年の課題ですね。
自分が輝いていられるようアイテムとして
新しい洋服を買ったりするのも、女性にとっては影響あること。
でも、今ある服を捨てないと思うんですよね。
今までのアイテムに新しいものが足されている状態。
それと同じように増やしていく・・・
要するに今の自分、今までの自分を否定することなく
アイテムを増やしていくような感じで。
ご主人はこの問題がクリアしたらどうすると思います?
夫:家庭がうまくいっていたら、仕事のアクセルをゆるめると思う。
カ:突っ走りすぎてる。アクセル踏み続けている?
夫:特に役員になりたいわけでもないし・・・
会社を辞めたい時もあったのは事実で、常に波があると思う。
カ:夫婦もおんなじ。
波を立てないように上手にやるんだけど
大抵どちらかが波を立ててしまう。
ところがお二人の場合はどちらもうまいんですよ。
お互いに調整役なので夫婦というよりは同士になってしまう。
今後奥さんに対する気持ち、ご主人に対する気持ちも
ひっくり返る確率も高いわけです。
私:確かに 「○○君(彼の一番の友達)と住んでるのと一緒だ」
と言われ、じゃぁ彼が家事もやってくれるのかよって
言ったことがありました(笑)
カ:男の部分を回復させたいという意味で
仕事を頑張りたい、女の子とも飲みに行きたい。
奥さんもオンナとして、家事をもっとやろうと
それぞれスポットを当てていくのは一歩進んだことだと思う。
それぞれに、奥さんは理想の女性像を
ご主人は家庭像を見直してみるといい。
2人で同時にお茶を淹れてしまったことで
お茶を淹れてあげた感謝、淹れてもらった感謝が
相殺されてしまっているような状態。
お互いに淹れてしまったら
同時に 「ありがとう」 と言って飲めばいい。
レジの前で、いや私が・・・と言い合って
お互いに受け取れないのと同じ。
夫:修復する気持ちは無かったので
期待もたせても、うまくいってもいけないので
極力ありがとうとかおいしいねと言わないようにしている。
もとのところが改善されないといくらでも演技できると思う。
私:えっ!?私は最近ありがとうといってくれるなぁと
思っていたんだけど・・・。
夫:あっそう?
カ:演技でいいんですよ
今までがガマンしていた中での演技だったわけで
本人の自覚の無いありがとうが出ているということが大事なんですよ。
最初は演技でいいんです。
言いたいのに言わないというのは罪悪感を伴うストレスになりますから。
だったらはっきりといらないと言えばいい。
経済的に無理でなければ、新宿のそばに引っ越すなり
定宿を持つなり・・・
何のために別居するのか?
仕事に没頭するために別居が必要なんだとなれば根拠があるけれど
このままずるずるはいやだから別居というのは焦りが伴うので
必ず後悔が付いてくる。
このお2人の場合この状態でズルズルといけちゃうと思うので
何らかの形でどこかで線を引いておく必要があると思う。
別居とか離婚とかという形にするのではなく、定期的に毎月話をするとか。
仕事がうまくいっているだけに仕事に逃げやすい。
あえて家庭を避けていくことになる。
夫婦としてやり残したことは?
夫:子供が欲しい。最初は思わなかったけれど
ここ2、3年思うようになりました。
私:本音を言い合えたら良かった。
カ:奥さんにとって本音は?
私:実際私の本音が無理なワケだし
今こういう状態だから
「じゃぁいいよ」 と言われるからガマンをしている。
カ:ガマンしていることとは?
私:相手が私だとやりたくないんだろうけど
仕事をセーブをして、家事もちょっとやってもらって
二人で楽しむ時間が持てたらいいなと。
カ:2人で・・・となると待ちの姿勢になる。
相手がその気にならないからいいやぁとなる。
2人で楽しむためには「私」も楽しめなければならない。
本音を話し合うためにまずは自分の本音を話すのと同じように
2人ではベストだけど、私がというのがベターで。
「寂しい」と言わずに 「何で家事やってくれないの?」
とすり替えが起こる。
本当に言いたいことと実際に言っていることのギャップが出てくる。
前回は疲れきっていたお二人だけど
今回は生気を感じるのであえて前向きな話をさせてもらっています。
前向き・・・つまり負担をかけている。
言えなかったごめんなさい、ありがとうを見つめ返すことで
2人の間でやり残したことをやっておくことになる。
それでやっと卒業ができるので
もしも離婚になってもその後前向きにいけるので
それをめざしていく過程でおのずと結果がはついてくる。