不妊・不育クリニックでは赤ちゃんが授かると卒業という日がきます。

なぜなら産科へ進むからです。

人によって10週〜16週で卒業でしょうか?!

 

私の場合は不育症だった為、16週まで通院しました。

顕微授精移植日から計3回の不育で引っかかった血液検査を実施、経過観察しました。

9週ごろから産科を探し、紹介状と共に初診、実際に産む病院を選択します。

ですので16週まではクリニックと病院2箇所通院していました。

 

私の不育治療(バイアスピリン・ヘパリン注射)は出産まで続けます。

しかし産科の病院では薬が処方されない為、薬の処方はこれまで通り不妊クリニックで処方してもらう形になりました。ただクリニックでは卒業と共に、またお腹が大きくなる為、本人はクリニックへ行くことはできません!それは他の方々への配慮の為です。もちろん理解しています。夫あるいは家族がクリニックに行き診察、薬を処方してもらう形になります。

 

最後の診察日。

おそらく卒業された方は皆言ってもらったかもしれませんが、

医師から...

"これまで比較的順調に進んできましたが、ここに至るまで色々なことがあったと思います。それを夫婦二人で乗り越えてこられたことを、私たちはちゃんと知っています。わかっています。あなたのことだからきっと元気な赤ちゃんを産んでくれると信じています。嬉しい報告を待っています”

何千人という患者さんがいる中で、おそらく皆さんに言われている言葉だとしても、そう言ってもらえることはやっぱり嬉しいです。

 

誰にも話せない、誰にも会いたくない時期があったり、

嬉しいことなのに友人の妊娠報告が羨ましかったり、喜べない自分が嫌だったり、

夫婦での葛藤や温度差、自分は子供が産めないんじゃないかという不安。

いつまで続くのか分からないまま歳だけはとり、それでも進んでいく日々。

思い通りに出来ないことや、自分の不甲斐なさに何度泣いたことか...

 

それでも人には恵まれた。それは昔から思っていたこと。

良かれと思って、

”あんまり考えすぎないほうがいいよ”

”諦めた頃に授かった”

”赤ちゃんは夫婦を見てる。丁度いいタイミングで来てくれる”

きっとその通りなんだと思う。でもそんな言葉も私には響かない時期も。

それでも周りに友人や家族がいて、助けてくれる。

それは本当にありがたいこと。結局、人に救われる自分がいます。

 

この先のことはまだ分からないし、不安もいっぱいある。

でもみんなそれぞれ色々なことを乗り越えている。

そして前に進むしかない。

 

そんな中 ”私たちはちゃんと知っていますよ” と言われた言葉は嬉しかったです。