あれこれ日記 -5ページ目

テスト

これで
最後のテストだ

この中で何人が
合格するのかは
知らされていない

しかし
今まで数々の難関を
勝ち抜いてきた
私にはこのテストも
簡単にクリアできる
自信があった

チャイムがなって
試験官がやってきた

『試験を始めます
今日の試験は
睡眠試験です』

会場がどよめいた

私は頭が真っ白になり
ひどく混乱していた

とりあえず
試験官が別室に
移動してどれくらい
早く寝たか
長く寝たか
によって試験の結果が
決まると言ったのを
聞き取るのが
やっとだった

睡眠テストは
始まった

結果は惨敗だった

結果発表は
一人ずつ面談で
成績順に行われる

当然私は最下位だった
試験官からの第一声も
残念でしたね

だったし不合格を
覚悟していたら
2つの赴任先を
提示された

1つは
経済的には優遇
されるが孤独な場所

1つは
経済的には不遇だが
毎日楽しく過ごせる場所

迷わず最初の方を
選んで赴任した






オギャー
俺が産まれた

ツキアカリ

ツキアカリの下
私はテクテク
歩いている

自分がどこに
向かって進んで
いるのか

何のために
歩いているのか
そんな事は知らない

ただツキアカリの下
お前と一緒に
何を話すでもなく
一定の距離を保って
歩いている

それがすごく
嬉しい

おや
どうやら到着した様だ
『おかえり 美沙』

『ケンもおかえり』

声が聞こえる

そうして

俺達はそれぞれの
家に帰って行った

俺は自分の部屋に

お前は






犬小屋に

小さな幸せ

例えば

干したばかりの
ホカホカのお布団に
洗いたてのシーツ
をかけたのに寝るとか

どっちにしようか
さんざん迷って
やっと決めた
ケーキが予想以上に
美味しかった時とか

会いたいなぁ
と思ってた人と
偶然に町で出会うとか
仕事でお客様に
丁寧にしてくれて
ありがとう
って言葉を
かけてくれた時とか

思いつきで
サッと作った料理が
凄く美味しくて
大好評だったとか

仕事が終わって
地下駐から待たずに
道に合流出来た時とか
そんな事に小さな
幸せを感じる私です