長崎を舞台に、

背が高いだけがバレー向きで
自分に自信を持てない女子高生が
廃部になっていたバレーボール部を再興する、
というお話です。

と言ってもスポ根的要素は極めて少なく、
主人公と入部してくる友達との交流が
穏やかに描かれています。
ちなみに
部員の中にオタッキーな眼鏡娘がいるのですが
作者の嗜好が垣間見える発言が多いです。

そのネタがほとんど分かってしまう自分も

大概なオタッキーだと再認識しました(汗)。

なお、3巻くらいから絵が上達してきて
桂正和プラス江川達也÷2みたいな画風になりつつあるので、
可愛いけど少々あざとい感じなのが痛し痒しでした。

最終巻の6巻はずいぶんと駆け足で、

もうちょっと続いて欲しかったようにも思うのですが、

その中で後日談まで描かれているので

納得のいく終わり方にはなっています。

打ち切り的終了だとやけになったような終わり方をする

漫画家も多い中、

本作のかわくぼ氏は

読者のことをよく考えていたんだなと思います。


それから、

本作の主人公のようなタイプって

大抵の作品ではだんだん成長していくのですけれど、

この杉山さんの成長は

まさに亀の如くでして、

その辺りも特筆すべきかと思われます。


爽やかな青春ものをお探しの方はどうぞ。

かっちぇる 1 (1) (月刊マガジンコミックス)/かわくぼ 香織
¥410
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現在でもアニメが好評放映中のゲゲゲの鬼太郎ですが、
夢子編(第三期)くらいから見ている方だと、
原作漫画を読むとびっくりされるかも知れません。

先日放送が終わった墓場鬼太郎のような

残酷でシュールかつユーモラスな話が多く、

颯爽と武器を使い仲間と一致団結して

悪い妖怪と戦うのは少年漫画誌連載分くらいだったりします。


本作はその中でもさらに異色というか異端であり、

アダルト&脱力的世界観が繰り広げられています。

中でも、

本作もレギュラー出演のねずみ男が

猫娘と最後の決着をつける話などは

ダークな面白さがありました。


ある意味イメージが違ってしまうような作品ですけれど、

鬼太郎人気に乗じて再販して欲しいと思っております。


kitaro


バレーボール漫画好きとしては、

久々に期待できる作品が登場しました。


基本設定自体は

好選手だった姉が事故で死んだとか

幼馴染との三角関係など新味に欠けており、

周辺も理事長の息子とか何だかなぁという感じなんですけど、

話と絵柄に勢いがあってなおかつ熱いので、

読んでいてとても面白いです。

三巻なんて本筋に入る前なのに脱線しており、

覆面地下賭けバレーボールなんて引いてしまいそうな内容にもかかわらず、

読んでいると楽しめるから不思議です。

これも肝心のバレーボールの場面を

しっかり描けているからかなと思います。

登場人物の名前が古風(志乃とか)なのも個人的には好みです。


ただ、4巻が通常版と特装版の二種類なのはいただけません。

この商法は「二十世紀少年」CD付きや

「攻殻機動隊2」マウスパッド付き頃から目立ち始め、

今では珍しくも無いやり方なんですが、

本作のは書き下ろし漫画が付いてるだけに

買えないと辛いというか・・・。

それぞれ表紙の絵柄が違うのは、

ちょっとたちが悪いと思います。

少女ファイト 4 (4) (イブニングKCDX)/日本橋 ヨヲコ
¥620
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↓特装版表紙はこちら



特装

アニメ化もされた体操漫画「ガンバ!Fly High」の菊田氏による

愛犬しつけ漫画です。


営利主義のペットしつけ教室に反発して飛び出した

A級トレーナーである主人公、

泉名結子が家族経営のしつけ教室にて住み込みで働く事になり、

しつけを依頼された愛犬と悩みを抱える飼い主を相手に、

持ち前の明るさや前向きさ、おせっかいさで

問題を解決していくという話です。


天真爛漫な結子は元より、

犬達も特徴が上手くとらえられていて非常に可愛いです。

ストーリーは季刊のビッグコミックオリジナル別冊が連載誌なので

基本的に単発なのですけど、

結子の実家の話やしつけ教室の守田家のエピソードが端々で盛り込まれ、

話に厚みを与えています。

もちろん犬のしつけに関する情報もためになりますよ。


たまにオリジナル本誌にも載るので

飛び飛びには読んでいたのですが、

単行本発売でようやく通しで読むことが出来ました。

今後も楽しみです。しっぽフリフリ

プラスわんっ! 1 (1) (ビッグコミックス)/菊田 洋之
¥540
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現在、80~90年代にヒットしたマンガの続編及びスピンオフ作品が氾濫しています。

きっかけはコミックバンチだと思うのですが、

その二作はともかくとして、

ほとんどの場合、元のパワーは感じられず、

元作品のファンだからこそ思い入れがあって楽しめる、

そうでない場合は水準以下の、

例えるならテレビゲームにおけるキャラゲーのような存在だと言えます。

個人的には一種の年金かな等と思っていたのですけれど、

一味違う作品が登場しました。

リバイバルブームのもう一方の火付け役「キン肉マン二世」掲載誌、

週刊プレイボーイにて連載されている本作です。

正直なところ、無理に延長していた感のあるドバイワールドカップ編より数倍面白いです。


さて、本作のポイントとしては、

元作品から年月が経っており(実際の連載時の年月差位)、

主人公文太(ヒノデマキバオー)はマキバオーの妹マキバコの産駒で、

前作の登場キャラは中央のスター騎手になった山本管助以外

ほとんど出てこない事(数コマとかはあり)が挙げられます。

これは新規の読者も普通に入っていける為の配慮なのかも知れません。

それでもサトミアマゾンそっくりの息子などが出てくるとワクワクしてしまうのは、

前作との時間差をうまく使った演出と思われます。


内容も新ヒーロー(フィールオーライ・モデルはディープインパクトかサイレンススズカ)に沸く場内で

マキバオー世代を懐古してうざったがられるオッサン(しまじま)や、

文太の本拠地・経営難の高知競馬場の客寄せに苦心する有様など、

よくある競馬マンガとは何味も違う切り口が飽きさせません。


なお、序盤に出てくるミーハーな子や一コマ限りの高坂騎手など、

氏の描く女の子がちょっと可愛くなっているのも嬉しいところです。


今後の展開が非常に楽しみな作品です。馬

たいようのマキバオー 3 (3) (プレイボーイコミックス)/つの丸
¥530
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「ビッグウイング」のヒットで知られる、

ひきの真二氏の作品です。

原作が良いと力を発揮するタイプの漫画家で、

「やぶ医者のつぶやき」あたりも面白かったのですが、

本作は残念ながら、それらの域には達していません。


地方から横浜中華街に修行に来た女の子を描いた作品で、

主人公の華は、

ひきの氏の作品らしく、

前向きで穏やかな良い子なのですが・・・。


何故かと考えるに、

バイプレイヤー、特に悪役の人物が薄っぺらいため、

物語に厚みが無く、

話も軽い人情話っぽくなりがちだからだという結論に至りました。


次号から本誌に移るようですが、

短命に終わらないことを祈ります。ラーメン


(追記3/4)

本誌に移って不満点は随分改善されました。

先輩の三人組は相変わらずアホですが・・・


華中華 1 (1) (ビッグコミックス)/西 ゆうじ
¥530
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氏の青年漫画進出初期の作品で、
最近になってアニメ化もされました。


少年の頃、009が好きだった自分は、
古書店で見つけた本作を、
(ビニールがかかっていて確認できず)
009の続編と思って買った苦い思い出があります(汗)


よくよくタイトルを見ていただければ分かると思いますが、
00くのいち(正式名称はゼロゼロナインワン)なんです。
なので、
近未来のサイボーグ化された女スパイの話だったりします。
009の大人向け版という位置づけもされているとか。
ちなみに、ほんのチョイ役で
00ナンバーサイボーグも出ています(1ページほど)。


非常に性描写が多く、
ちゃんとアニメ化されるのか疑わしいのですが、
今になって考えると、
性交渉の敷居の下がり具合とか、
時代を先取りしている部分も多かったです。

ドキドキ

009-1 ゼロゼロナインワン vol.1
¥4,980
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ナムコのゲームキャラの中でも根強い人気を誇るワルキューレ。


その漫画化なのですが、

外伝とある通り、
主人公は普通の女子中学生で
ある日異世界に召還されてワルキューレと間違われ、
戦う羽目になる・・・というストーリーでした。
もちろん本家ワルキューレも出てきますよ。


なお今ではポケモンで知られる杉森氏が描いていますが、
まだポケモン的絵柄ではありません。
メガドライブとかのソフトで描いてた頃の絵に近いかも?


ちなみに、表紙はゲーム版の冨士氏なので、
ご注意下さい。

虹


val

ビッグコミックオリジナルで不定期連載されていた作品で、

主人公の原(脱サラしたおじさん)が探偵業を営み、

依頼者の過去の秘密に迫るという1話完結式のストーリーです。

タイトルからSFかと思いそうですけれど、推理ものに近いです。


探偵としての営業はサッパリながらも、

鋭敏な推理力や洞察力で依頼人の過去に近づいていくという話は面白く、

しっかりものの娘をはじめ、

全体に漂う暖かさも好きだったのですが、

数年前に連載がストップしてしまいました。



「Dr.コトー」が大ヒットした現在では

続編も期待薄ですが、

増刊などに戻ってくることを期待しております。

手紙

徳間書店はファミマガの出版社ということもあってか、
わんぱっくコミックスというブランド名で

ゲームを原作とした漫画を出していました。

その内の一作が本作でして、
ゲームでもキャラクターデザインを手がけた、

もりけん氏が描かれています。


ただ、

子供向けブランドだからか、
ゲームの頭身ではなく

かなりデフォルメされたチビキャラになっており、
それだけで少しがっかりした記憶があります。


なお

「マドゥーラの翼」も同時収録されており、
こちらの方が気に入ったような・・・。
パソコン



cal