去年の今頃、夏休み中のサピックス、本当に大変でした。
クラスも上がったり落ちたりを繰り返していました。
毎日毎日、いっときも気が抜けない、
気を抜いたらそこからゴロンゴロンと落ちていく、そんな気持ちで過ごしていました。
私は息子がサピックスに行っている間だけはちょっとホッとしていたな。下の娘とスタバでお茶するのが楽しかったな。
でもその間、息子はサピックスでしごかれ、帰ってきても親がテストの結果に一喜一憂し、頑張れ頑張れと言われて、あれはよく頑張った!としか言いようがありません。
本人も、俺もう受験やめる!と言うか言わないかの紙一重。
よく頑張りました!
あの時もよく、来年の今頃はどうなってるのか、と想像していました。楽しい未来?悲しい未来?タイムマシンが欲しい!お願いドラえも〜ん!と…
そして、楽しい未来のためには、今、私が、親が、頑張らせないと!と
本当にいっぱいいっぱいだった…
夏が終わり、9月から始まった日特もすごかったですね。今ほとんど記憶がないです。これから少しずつ思い出したら記録します。3年後は下の娘が受験するでしょうから…そのためにも記録しておきたい。あんなに頑張った息子の記憶もしっかり残したいと思いますし。
今は記憶はほとんどないけど、受験当日の記憶は強く残っています。きっとずっと忘れないと思います。息子の頑張りの集大成の日の送り出す瞬間や、終わって出てきた時の表情。
大きなプレッシャーを背負って、潰れるか潰れないかのギリギリの状態で、寒さか緊張か分からないけど震える手を抑えながら、一人で臨んだ大勝負。
たった12歳で立ち向かうには大きすぎる壁です。
その壁は、親、塾、優秀な生徒が欲しい学校が作っている。
その壁を乗り越えられたら夢に描いた毎日が始まるし、乗り越えられなかったら…ドン底に落ちる…と、誰もそんなふうに口には出さないけども、本人は、そういう雰囲気の中で立ち向かう壁です。
息子は、本当によく頑張りました。念願の学校に通っています!
その学校は、去年の夏には考えてもいなかった学校です。男子校しか行きたくない息子にとって、県内の私学は全く興味なし。一応受けるけど、2/1の本番のための練習、もし本番がだめなら、友達のいる地元の中学でいいや、なんて言う程でしたので、男子校に絞って探しました。
この底抜けに明るい、優しくて面白いおちゃらけ息子にぴったり合って、ぐんぐん可能性を伸ばしてくれる学校があるに違いない!と、引っ越しも視野に入れながら探しました。
引っ越しを視野に入れたら、あるわあるわ、魅力的な学校が!
ちょうどコロナ禍の働き方の変化もあり、息子に長時間電車で通わせることになるのであれば、家族で引っ越し!しても良いという状況にありました。もちろん下の娘は引っ越しok!と言ってくれたことが一番大きかったです。
今は部活も始まり、朝練だ午後練だと忙しく充実した毎日を送っています。本当にこの学校にして良かった、と幸せな気持ちでいっぱいです。
下の娘も、新しい学校にすぐに馴染みました。
受験をして良かったな、と思うことは、
息子は、やる時は一生懸命頑張れるし、大切なことは何かをちゃんと分かっている、と知ることができたことです。今、息子のことを心から信頼できています。それは、受験があったからです。
大切な息子のため、と思い、受験時は夫婦揃ってチカラ入ってしまいました…ダメダメな親と思いながらも、どうすることも出来なかったです。息子はよく耐えてくれました。
次は娘です。今3年生。二回目だから、少し余裕持って行けるんじゃないかなと思っています。
性格が全然違う、しっかりもので、真面目な子。二月の勝者で言えば、カレンちゃんタイプ。だから、また違う受験になるでしょう。
そろそろ塾の体験も視野に入れ始めないと。
勝ち気なので、サピックスのようにクラス替えや席替えが露骨だと、一番なら良いけどそうじゃないと耐えられないかもしれないなあ…と思っています。
サピックスじゃない方がよいのかもしれません。