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<野平ゆきさん> 今でも週刊誌のグラビアにしばしば取り上げられる、にっかつロマンポルノを彩った女優の面々。彼女たちの媚態(びたい)、肢体はオトコたちの股間とハートを直撃した。9月16日登場の野平ゆきさんはスレンダーバディーながら、「修道女」シリーズで人気者になった名花。その後はテレビ時代劇にしばしば出演していたが、最近は見ない。
今どうしているのか。
「テレビの仕事はだいぶ少なくなりましたね。そう、ここ数年で印象に残ってるドラマといえば、2年前の8月に放映されたNHKの『陽炎の辻3〜居眠り磐音江戸双紙〜』の最終回でしょうか。大分県杵築市でロケをしたんですが、磐音役の山本耕史さん、夫婦約束した中越典子さん、それに磐音の幼なじみの母親役のワタシの3人だけが現地入りしましてね。
すごくいい役をいただいたのに、ワタシったら山本さんがあんまりいい男なのでボ〜ッとしちゃって、セリフを忘れる始末。相変わらずトロいですねえ、ハハハ」 新宿駅に近いホテルの喫茶室で会った野平さん、こう言って笑った。シンプルな真っ白いシャツがまぶしい。
「でも、実際の話、コンスタントに女優として活動してるわけじゃありませんから、仕事がないときは上野広小路にある老舗、岡埜栄泉でお店を手伝ってます。母も以前働いてて、名物の豆大福や和菓子を売ってるんです。銀座や上野の松坂屋の岡埜栄泉コーナーで売り子の経験もあって、10年以上お世話になってます。今も週に4、5日。看板娘ならぬ看板オバサンですね、ハハハ。それにしても、東日本大震災直後は客足がパッタリ止まって大変でした。おかげさまで、どうにか旧に復しましたが」 88歳になる母親は現在闘病中だという。 「3年前に胆のうがんの手術を受けました。自宅にいてトイレはひとりで行けるけど、高齢ですから目が離せない。必然的に仕事がないときは家にいることが多く、介護に追われてます」 当然、ストレスがたまる。
「水晶、ラピスラズリ、メノウなどのパワーストーンを使ったブレスレット作り。これがストレス解消になってます。30年ほど続けてて、健康にいいとか、魔よけになるとかで、お友達に差し上げると評判いいんですよ」
さて、野平さんは76年、東映「暴走の季節」で女優デビュー。その後はにっかつに移り、「肉体の悪魔」でヒロインを演じ、「修道女」シリーズの「修道女ルシア辱(けが)す」「修道女・濡れ縄ざんげ」などに主演。スレンダーな肢体と可憐さで人気を集めた。 <「東日本大震災後は客足がパッタリ止まって大変でした。おかげさまで、どうにか旧に復しましたが」> 「ロマンポルノは5本くらい出たのかしら。
やっぱりハダカは恥ずかしくて、抵抗ありましたよ。ただ、スタッフの方たちもそれがわかっていて、ワタシたちにものすごく気を使ってくれた。そんな家庭的な雰囲気もあって、肩の力を抜いて仕事ができたんだと思います」 故三ツ矢歌子の長男と結婚するも、39歳のときに離婚。都内に母親と2人暮らしだ。
「母親の介護もあって、再婚は考えてません。そもそも50代のオバサンと結婚しようなんて男性がいるかどうか……。今は韓流ドラマを見て、お友達と大好きなイ・ビョンホンやチャン・グンソクの話題でキャーキャーしゃべくってるのが一番楽しいです、ハハハ」 (日刊ゲンダイ2011年9月16日掲載)
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