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ジェレスタ143「 そ れ ぞ れ の 未 来 !
      遊 矢 V S ヒ カ ル  旅 立 ち の ラ ス ト デ ュ エ ル 」




あれから、10ヶ月くらい。3月になった。

全世界各地で起きたあの事件は、5年前と同じく謎の暴動か、もしくは薬物散布によるもの…みたいな内容で片付けられて、セキュリティもそれ以上の捜査は打ち切った。

そんな事件があっという間に忘れ去られるように、ハートランドシティは復旧して、私たちの生活は戻ってきた。

修学旅行、夏休み、体育祭、文化祭、ハロウィンパーティー、クリスマス、お正月、バレンタイン……色々なイベントで私たちがもしかしたらいつの間に失っていた楽しむ心を取り戻し始めていたのかもしれない。

そして明日、私たちの大切な先輩は…卒業します。
無愛想で不器用だけどみんなの憧れだった、なにより隣で寝てる幼馴染みの親友だった先輩。
最近は忙しいらしくて、全然会えずじまいだけど……。

そんな人が、どんな進路を辿るのか、私は楽しみです。

私は明日、卒業式で在校生代表を勤めるのが決まっている。
そこで、私の夢を話そうと思うの。

私の夢は、私の幼馴染みのことをテーマにした小説を書く小説家になること。
事実を知らないみんなが、創作の話なんじゃないかって思っても良いから幼馴染みの戦った事実を知ってほしい。

そんな、夢。

「あっ…!やだ、こんな時間…!じゃあね、遊矢」

孤鈴アミ、14歳――夢を叶えるために一歩ずつ踏み出します。

遊矢も、きっと―――――。


~~~


―――キーンコーンカーンコーン…

―――下校時間です、在校している生徒は速やかに下校しましょう。

―――繰り返します、下校時間です―――


「――……」

寝てた…?ずっと?
…時間はもうすぐ5時半くらい、そろそろ日が落ちていた。

そっか、なんかアミに付き合わされて…なんだよアミのやつ、起こしてくれればよかったのに。

「…帰るかぁ!」

卒業式前でまとめるほどの荷物はないし、さっさと帰らねえとまたドロワ先生に大目玉食らうし…。

「……?」

廊下の窓から見えた…校門の前に……今のって……。


「………」

「ヒカル!」

「…!……遊矢…」

ヒカル、どうしてこんな時間に……しかも、なんか変なの。

「久々じゃん?文化祭以来?」
「そうだな…元気そうでよかった」
「双子二人元気か?また会いてえなぁ」
「いつでも来ればよかっただろ」

……ヒカルが基本的に家にいないからだろ…。
まぁでもたまには双子…イブキとアリスにも、会いに行きたいかな。

そだ!聞かなきゃいけないの忘れてた!!

「ヒカル、高校決まったんだっけ?」
「えっ?あ、あはは……」

ヒカルのことだから、きっとすげえ進学校なんだろうなぁ!俺もしっかり勉強しねえと!

「で!どんな学校?」
「あぁ…一応、ハートランドじゃないところだ。クヴェルヴォント…だっけか…真政学園……だったはず」
「クヴェルヴォント…あ!修学旅行で行った!」

海と森が綺麗だったなぁあそこ!あんなとこで勉強するのかぁ!

「でも―――やめたんだ」
「………へ?」
「実はな、受かったんだけどやめた」
「な、なんでだよ!ヒカルなら絶対にやってけるのに!」
「違う…カイトからプロリーグの推薦を受けた」
「…カイトさんから?」

プロリーグって、カイトさんとかゴーシュさんとかがいるプロデュエリストの、だよな?

「カイトには好きにしろって言われたんだけどな、前からゴーシュやらトーマスさんやらに薦められてて、な」
「じゃあヒカル、プロデュエリストになるのか!?」
「ううん、すぐにはならない」

じゃ、じゃあ高校出てからでもよかったんじゃ……。

「鏡とのデュエルから、ずっと考えてたんだ。この世界には、どれだけ苦しんでる人がいて、助けを求めてるのかって」
「……」
「だから1年から2年旅をして、世界を回ってからプロになろうと思う!」
「…そっか!」

旅に出て、鏡が変えようとしていた世界の現状を……か。なんかヒカルらしいような、らしくないような。
やっぱヒカルも一年くらいで変わったんだな。

「でもさぁー?俺もヒカルとおんなじ学校行きたかったなぁ」
「お前バカだし無理だろ」
「あー聞こえない聞こえなーい!!」
「…まぁでもとにかく、真面目に授業受ける柄じゃないし、良いんじゃねえか別にさ」
「そうだけどなぁ……」

……でもちょっと待って、よくよく考えよう、旅に出るってことはつまり…。……えっ?

「もうヒカルと会えないのか!?」
「…突然だな……ま、しばらくはそうなるか」

そんな…ヒカルに会えないなんて……。
頑張って勉強して学校行けば会えるとかそういうのじゃないじゃん…。

「…そっか」
「………遊矢、」
「!わっ、なにこれ!」

「明日の2時、その場所で待ってる。俺とデュエルだ」

「ヒカル……ってえ!明日卒業式!その時間卒業式!!」

「知るかよ。じゃあな、また明日」

「ヒカル…さん…?」

アイツ…なーに考えてんだろ……。
卒業式真っ最中にデュエルだなんて……。とにかく場所は…。

「…!ここって!!」


~~~


「良いのか、ヒカル」

「…なんか文句あるのかよ」

「今聞いた話だとお前がまるで悪役だぞ…遊矢を突っぱねる意味はあったのか?」

「………」

……確かに、ちょっとは俺が悪いのかも…。
い、いや…でも俺だって………。

「とにかくそういうことだ!明日、用意しとけよ」

「…構わん、勝手にしろ」

「……さんきゅー、カイト」

これで遊矢と、思う存分デュエルできる…!


~~~


「遊矢ー!ご飯だから、早く降りてきなさい!」

「もーちょいしたら行くからー!」

「全く…明日卒業式でしょー!なぁに引きこもってるのよー!」

…小鳥姉さんがごもっともすぎる…でも、ヒカルに勝つには俺が持てる全力の力でないと…。
俺が進化する度にヒカルも進化する。まともなデュエルで勝ったのは1回だけ……。

「ゼアルソニッカー…」

皇の鍵がないのにまだスカイソニッカーに戻らない…いや、もう戻らないのか…。
なら尚更、ゼアルソニッカーでヒカルとデュエルしたことないし、ヒカルもゼアルソニッカーをほとんど知らない。
だからこそ、本気でデュエルしなきゃ負ける。

「……卒業式の時間か…」

…!まさかヒカル、この時間にデュエルを選んだのって…みんなを遠ざけるため…?

一対一の真剣勝負をするために…?


「……雪那、この後ちょっとだけ、時間あるか?」

―――――――、

「遊矢くんが私一人だけ誘うなんて、珍しいね」
「あー、うん。とりあえずどっか」
「そうね、まだ肌寒いし…」

雪那と二人きりでこうしてるのいつ以来だろ、下手したら転校する前だよな……。

「でも突然どうしたの?呼び出すなんて…ヒカル先輩にプレゼント?」
「いやっ!そんなんじゃなくて…相談なんだけど…」
「相談?」
「あのさ、明日――――、」


~~~


―――キーンコーンカーンコーン……

―――お知らせします、卒業式が始まります。在校生は速やかに着席をお願いします。

「全くー!!遊矢まだ来てないの?」
「アイツ卒業式に遅刻決め込むつもりかよ」
「さすがと言えばさすがだな…」
「そろそろ始まっちゃうわよ…」
「…………」

遊矢…アンタ、どこに行ってるのよ……。


~~~


「…………」

…どうしよう、入りづらい。

「どうした、ボーッと立ってるだけではなにも始まらないぞ遊矢」

「…!カイトさん!あ…でももうカイト…でいいのかな…」

「好きにしろ、お前が遊馬だろうがアストラルだろうが遊矢だからな」

……確かにそうか、俺は俺らしく、ね。

「…この先に進めば後戻りはできない。ヒカルがきっと待っている―――行くか?」

これがもし、別れのデュエルなら…行きたくない。
でもそれでヒカルと会えなくなるくらいなら―――!!

「行きます!!」

「よし、なら進め!自分の未来に!」

「…はい!」

俺は一歩でも、前へ出る――!


「……来たな、遊矢」

「…あぁ」

「………ずっと待っていた、この時を。誰にも邪魔されずお前とデュエルするこの時をな」

「俺もさ、ヒカルとの真剣勝負、ずっと楽しみにしてた!」

このスタジアムは、大会でヒカルとデュエルしたあの場所……あの時は俺が勝ったけど…。

…その前に、一つ聞かないと…。

「本当に、旅に出るんだな…」

「…あぁ、それは変わらない」

「そっか」

ヒカルの決意が変わらないなら、きっとこれが最後のデュエルになる。きっともう、ヒカルとはデュエルできない。
俺の夢が、変わらない限りは……。

「行くぜヒカル!」

「あぁ!お前の全力を俺にぶつけてみろ!」

「もちろんだ!Dシューター、展開!」

「デュエルディスクセット!」

「Dゲイザー、セット!!」

《ARヴィジョン、リンク完了》

「「デュエル!!」」

これが正真正銘のラストデュエル…ヒカルの強さは十分わかってる、だからこそ必ず…必ず勝ってみせる!


~~~


「えー本日は、卒業生の新たな旅立ちのため、お集まりいただいた皆様、在校生諸君、誠にありがとうございます。去年は暴動事件などのトラブルもありましたが、卒業生は将来のため、成長してくれたことを私はとても嬉しく思っております。また――――」


「遊矢まだ来てないの…?」
「うん、しかも、ヒカル先輩もいないって」
「うそっ?!」
「あの二人どこに…」
「…………」
「雪那ちゃん?」
「!な、なんでもないよ?」

遊矢くん…、本当に、いいんだよね。


~~~


「先攻はもらうぜ!俺のターン、ドロー!俺は《Zs-ライトニングマジシャン》を召喚!」
《攻撃力:1000/レベル:4》

「やはりゼアルソニッカーのままか」

「ライトニングマジシャンの効果発動!自分フィールドにこのモンスター以外の光属性モンスターが存在しない時、手札から光属性モンスター1体を特殊召喚できる!現れろ!チューナーモンスター《Zs-シンクロアンカー》!」
《攻撃力:1100/レベル:4》

これでモンスター二体!しかも一体はチューナーモンスター!一気に行くぜ!!

「俺はレベル4のライトニングマジシャンにレベル4のシンクロアンカーをチューニング!星よ、今天より降り注ぎ、その煌めきを集約せよ!シンクロ召喚!《銀河眼の星屑竜(ギャラクシーアイズスターダストドラゴン)》!」
《攻撃力:4000/レベル:8》

「ギャラクシーアイズの、スターダスト…」

「俺はこれでターンエンド!」
《手札:4》

…あれ?ヒカル、スターダスト見たことあるよな?今さら驚くことなんにもないと思うんだけど。

「…俺のターン!俺は魔法カード《運命の落とし穴》を発動!このカードは相手フィールドのモンスター一体に対して発動し、そのモンスターを破壊する!」

「いきなりかよ…でも!星屑竜は1ターンに1度、破壊するカードの効果を無効にして破壊できる!さぁどうする?」

「そうくると思ったぜ」

「なっ!」

まさか、あのカードの発動じゃなくて破壊が目的!?

「手札から速攻魔法《マジカルリターン》を発動!魔法カードが破壊された時、デッキから魔法カードを1枚手札に加える」

「っそ~!うまくかわしやがってー!」

あのタイミングだったら絶対破壊されると思ったのにー!!


「これで星屑竜の破壊耐性も無効化される…そこまで見据えてあのカードを…」
「あぁ…そして、手札に加えたカードは……」

一体どんなカードを手札に…!!

「………」


―――――――、

―――――、


「おにーちゃん!」

「…ヒカリ……?」

「デッキ組んでるとこ、邪魔じゃない?」
「大丈夫、粗方終わったから」
「そっか!ねえお兄ちゃん!」
「ん?…これ……《マジカルリターン》か…」
「このカード使えないかな!」
「うーん…やってみないと分からないし……でも、ありがたくデッキに入れさせてもらうからなヒカリ」
「ありがとー!頑張ってね!」


―――――、

―――――――、


「(まさかホントに使うコトになるとは…)」

さぁ来いヒカル!!なにが来たって弾き返してやるぜ!

「俺は魔法カード《融合》を発動!」

「ゆ、融合!?」


「ヒカルが融合だと!?」
「…………」

「俺は手札の《カオス・パージ アビスナイト》と《カオス・パージ ドラコプス》を融合!」

まさかヒカルが《融合》を使ってくるなんて……これは面白くなってきやがった!!

「深淵の騎士よ、混沌の竜と交わり未来を作り出せ!融合召喚!光来せよ《カオス・パージ シャイニングドラゴン》!!」
《攻撃力:2500/レベル:7》

「融合か…!」

「お前がシンクロを使うなら、俺は融合でお前のそれを倒す!!」


「まさか融合とはな…使ってるのを見たことは?」
「……一度だけな…」

融合対シンクロなんてハートランドじゃ絶対に見られない組み合わせだぜ!!ヒカルの奴、だから星屑竜を見てたのか!

「俺はシャイニングドラゴンの効果を発動!手札のモンスターを墓地に送ることで相手の魔法・罠の発動と効果をエンドフェイズまで無効にする!」

「手札からのカード発動を無効にするってか…!」

「いけ!シャイニングドラゴンで星屑竜に攻撃!」

「ええっ!?」

シャイニングドラゴンの攻撃力は2500、こっちは4000で届かない!!

「さっき墓地に送った《カオス・パージ ダークリベンジャー》の効果、このモンスターをデッキに戻すことでバトルするモンスターの攻撃力を二倍にする!」
《攻撃力:5000》

「なにっ!?」

「攻撃力5000か…!」
「相手の魔法・罠を封じた上で更に攻撃力を上げるとは…」

「バトルだ!シャイニングドラゴンで攻撃!シャイニースパイラル!」

「うわっ!」
《遊矢のライフ:3000》

効果破壊すら手段にしてダメージを与えてくる……あいつ、めちゃくちゃ強い…!!

「カードを一枚伏せて、ターンエンド」
《手札:1》
《攻撃力:2500》

「ヘヘッ…すげーや」

「まだまだ始まったばかりだ、そんなことじゃ俺の圧勝だな」

「なーに言ってんだよ!俺もそろそろ、本調子で行くからな!俺のターン!」

あの融合モンスター、攻撃力はそれなりだけど勝てない相手じゃない…なら!

「俺は墓地のシンクロアンカーの効果発動!墓地にシンクロモンスターがいるなら、墓地からこのモンスターを特殊召喚できる!更に《Zs-スピンアタッカー》を通常召喚!」
《攻撃力:1100》
《攻撃力:1400/レベル:4》

「レベル4が二体…来るか…!」

「俺はレベル4のシンクロアンカーとスピンアタッカーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ《Ss-エア・ストリームソード》!!」
《攻撃力:2100/ランク:4/ORU:2》

……あれ?エア・ストリームソードは…ゼアルソニッカーになってたような…ま、そんなん気にする暇はないけど!!

「俺は魔法カード《ダブルハンドソニック》を発動!このカードは、ターン中に二回以上召喚を行ったターンに発動でき、モンスターすべての攻撃力を2000にする!」
《攻撃力:2000》
《攻撃力:2000》

「攻撃力を2000にあわせて…まさか!」

「そーいうこと!俺はエア・ストリームソードの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使うことで、エンドフェイズまでバトルでは破壊されずダメージも半分になる!」
《ORU:1》

攻撃力が足りないなら、全部同じにしてしまえばいい大作戦!!エア・ストリームソードの元の使い方はこうなんだから、わざわざホープ・オブ・ソードを召喚しなくてもイケる!

「いけっ!エア・ストリームソードでシャイニングドラゴンに攻撃!」

「っ!罠発動《レボリューションチャージ》!相手のバトルでモンスターが破壊された時、その相手モンスターを破壊し、カードを二枚ドローする!」

「エア・ストリームソード!!」

手札補充に破壊まで…すげえ、どこまで考え抜いたら思い付くんだよ…ここまで。

「破壊された時の対策に、融合で失った手札の補充まで…」
「ヒカル、どこまでやるつもりだ」


「ちっくしょー!さすが、ヒカルは強いよな」

「飽きるほど聞いたな、それ」

ま、そんなもんか。でも、そう感じまくるんだよな、それ以外の感想を抱かないくらい。

「…お前も強いよ」

「へ?」

「お前が成長すればするほどに強くなるのは、誰が見たって明白だもんな、羨ましいぜ」

「……その強くなる目標にいたのは誰だよ!」

「えっ」

遊馬やカイトさん、凌牙さん、リンさん、托都とか狩也とか……なにより、

「ヒカルかな」

「…………」

「ジェレスタエクシーズを持つデュエリスト同士で、ヒカルとのデュエルが初めてだったけどさ、あのデュエルでビビッと来たんだよ俺!!」

「……そうか、俺もお前との初めてのデュエルが忘れられない…あの時の負けた悔しさはずっと!!」

そうさ、互いに俺たちは競いあってきた。
それは今日も変わらない。全力で、楽しく、二人だけのデュエルを……熱く、もっと熱く…!!


~~~


「在校生の言葉―――在校生代表・孤鈴アミさん、よろしくお願いします」

「はい!」

「頑張れアミちゃん…!」
「がんばれよー」

そりゃもちろん、頑張らなきゃ……。

「―――本日は、卒業生皆様、ご卒業おめでとうございます。突然ではありますが、私の夢の話に、お付き合いください」


~~~


「熱いデュエルか、お前らしくなってきたな遊矢!」

「あぁ!胸に秘めた熱いデュエリスト魂がまだまだデュエルしたりないって言ってんだ!!」

「…俺もだ、この胸の高鳴り…初めてだ!」

そうだ、俺たちのデュエルはこういうものがなかった。
緊張感でいっつも溢れかえってて、楽しんでても興奮するようなデュエルじゃなかった。

でも今日こうして夢みたいな光景が広がってる、俺のデュエルとヒカルのデュエル……どっちもすげーんだ。だからこそ、

「俺が!」

「必ず!」

「「勝つ!!―――!」」


「あの力は!」
「…アーマード……」

やっぱ互いに思いは一つ、やることも一つってことか。

「なにしようとしてるか、分かるよな」

「もちろん、さぁ!やってやろうぜ!」

「あぁ!行くぞ遊矢!」

「「俺は、希望の光でオーバークロス!!」」

二つの光がぶつかり奇跡のデュエル巡る時、その奇跡は再び舞い上がる!!

「月の希望纏う運命の光―――フェイトシャイニングアーマード!」

「重なりあう希望の波動!ロイヤルゼアルアーマード!!」


「さぁ遊矢、デュエルはここからが本番だ!」

「あぁ!ぜってーに負けない!やってやるさ!やるしかないじゃん!俺たち!!」









144話へ続く

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【あとがき】

今回の一言、「俺達の戦いはこれからだ!」
完全に打ち切りエンドです本当にry
打ち切りではないのです、続編に続くだけなのです、間違ってはいないのですだから弄らないですいませんでした。

前半のヒカルのツンツンを書いてる時に一年目のヒカルのツンデレを思い出して若干感傷に浸ってました、まだ泣かない、泣いたら許せ。でも今じゃデレデレなんで以外と久々にやると楽しいです、ツンドラは一人でいい。
シレッとヒカルが言ってて「はぁ!?」な人、正解です。クヴェルヴォントです。真政学園です。まひろです。アミちゃんはここに行きます。あとは察しようか(ニッコリ)
カイトとシャークさんが地味にデュエル見てますが本人らデュエルに夢中で恐らく気づいてません、つかそんなもんでしょ。雪那ちゃんに関してはまだ待ってね。
アミちゃんの夢に関しては意外だなって感じた人となるほどって人いると思います。最初から遊矢の戦いを最後まで見ていたアミちゃんは世に創作話と思われても良いから遊矢の話を展開したかったんですね、恋は報われないのに健気すぎるぞこのストロング系ヒロイン…(驚愕)
何!?普通の人間に戻ったのならアーマードにはなれないのではないのか!?……はい、デュエリストは人類をも超越するのです。……え?普通でしょ?なにを今更言ってry
オル救でスカイソニッカーなのは理由あるんです、あれ、突然変わるんです、遊矢の意思で。遊馬モードが入ってないとスカイソニッカーだったりする。それの制御ができるのがこのデュエル後です。

次回!!究極のアーマードが激突!!激しいデュエルはまだ終わらない!
遊矢とヒカルのラストデュエル。希望のアーマードと運命のアーマード輝くデュエルは一体どんな終わりに導かれるのか…!
完結まであと二話!


【予告】
遊矢とヒカルのラストデュエルは、失ったはずのアーマードが復活したことによってすさまじいデュエルを展開していた。
周りを、時間を忘れたかのような二人のデュエルは今までになかった楽しさや高揚を高め、次第にヒカルは今までデュエルには感じなかった特別な思いを抱き始める。
一方、卒業式を終えたアミたちは、雪那の教えたスタジアムに向かい始めていた。
次回!第144話「混沌銀河の決闘者!最強の相棒(ライバル)・ヒカル」



【予告】


今回の主役は才色兼備の完璧生徒会長・冬咲遊季、14歳!!

ある日、氷の塊となった不思議なカードが遊季の元へと降ってきた。
「フォースカード」と呼ばれるその不思議な力に導かれるように、現在最強と言われるアリーナチーム「フォース」に入隊することに。
クールな秋使い・秋暮エレン、明るい夏使い・夏野アカネ、優しい春使い・春澤カエラ、そして冬使いの遊季――バラバラな四人のフォースカード使いによる新たなデュエル伝説が幕を開ける―――!!

遊☆戯☆王EXTRA STAGE!!


今春連載開始予定!!