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seek-01「 果 て な き 星 」


果てない空に、またとないほど輝く星を見た。

見た、という表現はふさわしくないだろう。
感じた、こう捉えるのが的確だ。

この夜を星の夜。星夜と言い、自由ながらその光を頼り、誰もが拠り所とする。

その名をーーーー。


~~~


ーーキーンコーンカーンコーン

「ふあぁ…ねっむ……」

「よお!星夜!」

「…?あ、あ~よう~」
「授業寝てたなぁ~?このぉ~!」
「うぉお!?くすぐったい!」
「今日ダンス部は?」
「女子が寄って集ってくるぜ?」
「あ~パス、妹と約束してるから」
「なにィ!?このシスコンめ!彼方ちゃんを嫁に!」
「やるかよばーか!」

俺の名前は星夜遊依、星のように自由で人に頼ってもらえるようにって意味で遊依って名前らしい。まぁ実のところ母さんの名前から取ったとかも母さんから聞いたけど。
普段はダンス部に仮所属してる、今日は妹の彼方と出掛けなきゃいけないから休みなんだけどな。

「んじゃあな!」

「おう!じゃあな~!」

奴らはクラスメートの勝吾と太一。
俺が通う清典高校で出会ったばかりの通称・2バカである。


命夜市。様々な技術が発展し、その中でも拡張現実(ソリッドビジョン)やデュエルシステムが画期的に進化した町。
こんな都会の町なのに、家から見える星はキレイだ。
星の夜は心を落ち着かせてくれる。俺の心の中に収まったまま、消えた星とは大違いで。


そう、消えた星からは眩しく、眩しく見えて。

ーーーきったねえぞ!!

ーーーこの卑怯者!

ーーー《審査委員会はシステムに不正介入があったことを認め、星夜遊依選手の失格を認めます!》


ーーーうっげえ…星夜の奴学校来てるぜ

ーーーやぁいやぁい!卑怯者ぉ!


ーーーなぁ?俺たちやり過ぎたんじゃね…?

ーーーヤバイよね…半年経たずで黒髪が白髪になるとか…

ーーーなんかかわいそー

ーーーデュエルもやらなくなったんでしょ?

勉強はできなかった。自分は昔からデュエルでしか見てもらえなかった。

いつから消えたんだろう。
そして、なんで今日になって思い出したんだろう。
あぁ~~~ダメだ、意識したらまた白くなる。またなくなる、気を付けよう。

「遊依にぃ!」
「うわぁ!?」
「もー!またボーッしてるよ?」
「わ、悪い悪い…」

彼方は明るくてかわいい俺の自慢の妹、正直に言う、彼方はかわいい。

「よし、じゃあ行くか!」
「うん!」

今日は命夜市でもデカイ方のショッピングモールに母さんの誕生日プレゼントを買いに来た。
母さんが前からほしいって言ってたエプロンな。
彼方はともかく、俺はちょっと拝金主義…というか…お金はあります、はい。

「へえ~、奥さん方ばっかりだな…」
「すごいね!」
「うん…って、なんか俺が入るのも何だし彼方行ってこいよ」
「…そうだね!遊依にぃ人混み苦手だもんね!分かったよ!」

彼方がたまにグサリと刺さることを言ってくる…痛い、主に兄としての心が。
まぁ彼方には後でアイスでも買ってやるか。

「…?」

今、アイツなにか落とした…?
……カードか?見覚えがない、けど…タロット?

「お~い、アンタ」

「…?」
「今落としたこれ、アンタのカードだろ?」
「……君、そのカードが読めるのか?」
「えっ?あぁ、シンクロモンスター…っぽいな」
「…それは君のカードだ」

は…?
だってデュエルとかしないし、持っていても…。

「星の力だ、君はいつしかその力を使う時が来る」

このカードを使う時が……?
って、いなくなってるし…なんだったんだ?意味わかんね。

「うーん…」

参ったなぁ…。
ま、彼方が来るまで隣の店にでもいるか。…ここもなんだか非常に胡散臭いけど…。

「蒼…か」

蒼とかってあんま着ない…似合わないって言われるから着ないだけだけど。
でも確かに赤髪には合わないよなぁ~。
純粋に白とか、彼方なら似合うんだろうけど……。
おっ、このヘッドフォンかっけえ、音悪くなってきたし新調しようかな?

「…ん?」

こいつ、あのマフラーじろじろ見てどうした?
観察力ありすぎるのも褒められたもんじゃねえな…怪しい奴見るとこうなるっていうか。

「…なにか?」
「あっ!いや、なんでも…」

女だったか…よく顔見えなかったし、中学生かな。
金髪白髪…、青が好きなのか…。

「………」
「………?」

なんで、だろう。俺は、こいつを知ってるような気がする……ずっと前に、会ったような。

「はぁい、そこの二人」

「…店員さんですか?」
「うん。ここ、仮店舗だし明日閉めるのよね」
「閉める、閉店するってことか」
「まぁ…ねえ、月と星の子達、貴方達はタロットカードを知ってる?」
「はい?」

タロットカードって、占いとかに使うあれだろ?当然知ってるけど…。

「月は正位置で使用者に不幸を与える、星は正位置で使用者に希望を与える。貴方達は、どうなるでしょうね?」
「…月と星……でも、なんのことをーーーー」
「その二つは貴方達にプレゼントするわ、どうせ売り物じゃないもの」

売り物じゃない……ってええ!?

「ちょっ!?良いのかよ!?」

「全然構わないわよー、セキュリティに言われたら「恋灯火さんがくれました」とでも言っときなさい」

恋灯火…さん、か…。

「…お前、星のタロットを持っているのか?」
「ん?なんのことだ?」

「いや、なんでも」

「なぁ!」

「?」

「また、会える気がする」

不思議な、不思議だけど、また近々会えるような気がするんだ。

「…そう、か……名を聞いておく」

「星夜、遊依だ」

「希城涙、よろしく」

白い月、そんな表現が正しく感じる奴。
振り向かないで会話してきたけど悪い奴じゃない。懐かしい香りがして、いつしか忘れた人を思い出させてくれそうだ。

「…!そうだ、彼方そろそろ終わってるんじゃ…」

彼方待たせると泣くからなぁ…人混みで泣かれるとうるさいおばさんとかに叱られるし、早く迎えに行ってやろ。

「って、いない?」
「はい、こちらの商品をお買い上げにはなりましたがその後は…」
「そうですか…」

店の前にいないとなるとどうしたか…連絡繋がらないし、一体どこに…。

「探すか…」

トイレ行って困らせるなんてよくあることだしな、探せばいるだろうし連絡繋ぎながらなら…。

「……いないなぁ……」

「ねえちょっと…」
「なにかしら…」

なんだ?人だかり…?

「うぁぁぁん!かえしてよぉ!」
「やぁなこった!」
「うっわ!おばさんくせえ!なんだこれ!」
「星夜遊依の妹ってこんな弱虫かよ!」
「うぇぇん!遊依にぃぃぃ!!」

「彼方か!?」

人ごみを掻き分けて開けた場所まで来た。
二人…俺と同い年かそれ以上…?そんな奴が寄って集って小学生に…!

「おいお前ら!」

「ん?おい、柚木!本命来たぜ!」
「お~よぉ星夜遊依クン?」

「彼方になにしてくれてんだ!つーか何の用だ!」

「わっかんないかなぁ?もうすぐユース選手権予選だろォ?出場権剥奪された無様な卑怯者とデュエルしにきたんだよ!」

俺と…デュエルしに……!?
だが、公式戦にはならないしそもそも出場権が俺にはない……。

「アレ?わかんない?いっくら卑怯者でも、価値を上げれば評価はされる!うまくいけば優勝候補間違いなしだ!」

「…そんなことのために、お前ら…!!」

「おおっと殴るのはよくねえなぁ?」

「っ…」

「デッキもデュエルディスクもあるんだろ?さぁ、さぁ!」

どうする…?デュエルをする…?
でも、また貶されたら……今度こそここにはいられなくなる……嫌だ、嫌だ嫌だ!!
……嫌、なだけでやめる…?それこそ許される…?

「……やらなきゃ…」

……自分の身勝手で彼方が泣くところなんて、見たくない!そんなことは兄として恥じるべき行為だ…!

「良いだろう、3年前のジュニアユース選手権"準優勝"の名に懸けて、お前を本気で倒す!行くぞ!!」

「ヘヘッ!失格者、落ちこぼれ、来やがれよ!」

《DUELmode fieldON》

あぁ、懐かしい雰囲気だ。このデュエルディスクやデッキたちと、また戦う日が来るなんて……!

「「デュエル!!」」

《hand:5》

「先攻は俺だ!俺は《星騎士(ステラパラディン) ベガ》を召喚!」
《ATK:1400/level:4》

「攻撃力たったの1400?うっは~よええ~!」

「遊依にぃは弱くないもん!」

「あぁん?」

「彼方ね、ずっと待ってたもん!遊依にぃのあんな楽しい顔!」

なんか…懐かしい……三年ぶりにこうやってデュエルをしてる、三年ぶりなのに感覚は全然衰えてない…!!楽しい…!

「ベガの効果発動!手札の【星騎士】を墓地に送り、デッキから魔法(マジック)・罠(トラップ)カードを一枚選択し、伏せる!」
《set magic or trap:1》

「ターンエンド!」
《hand:3》

俺がなにより一番好きなこの【星騎士】デッキ。
やっぱデュエルしてる間の心地もすごい良い!
今までなんでデュエルしなかったんだろう、業とかそんなもの必要なかった。
今、あの時の気持ちでいられるこの瞬間を大切にすればよかったんだ!

「感動の三年ぶりデュエルに浸るのは勝ってからにしろよ!」

「…!」

「いくぜ、俺のターン!ドロー!」

ベガを知らない奴…ということは三年間の間にデュエルを始めた奴か。

「俺は《吸血犬 ブラッドドッグ》を召喚!」
《ATK:1800/level:4》

「なるほど…攻撃力だけ、じゃなさそうだな」

「ブラッドドッグはな!相手にダメージを与えると俺はその分ライフを回復できるすげえ奴だ!行け!ベガに攻撃!」

……回復効果を持っているのに、もったいない使い方だな。

「罠発動!《七星の星雲》!相手モンスターの攻撃を無効にし、墓地の【星騎士】モンスターを特殊召喚できる!現れろ!チューナーモンスター《星騎士 カストル》!」
《ATK:1600/level:4》

「チッ!カードを一枚伏せて、ターンエンドだ!」
《set magic or trap:1/hand:3》

「俺のターン!!」

フィールドにはチューナーとチューナー以外のモンスターが二体、レベル合計は8!!

「レベル4のベガにレベル4のカストルをチューニング!冬の夜を制す天の強者よ、夜空に光を!シンクロ召喚!現れろ!《夜天の星騎士 アルファオリオン》!」
《ATK:2500/level:8》

「アルファオリオンだあ!」
「あれが……」

「アルファオリオンの効果発動!墓地の【星騎士】を二枚デッキに戻し、カードを二枚ドローして手札から一枚を墓地に送る」

「なんつーデッキ圧縮……」

「行けっ!アルファオリオンでブラッドドッグを攻撃!アルファオリオンが攻撃する際、相手は伏せカードを発動できない!」

「なにぃ!?」

「ナイトフォースブレイク!!」

「ぐあっ!」
《Yuzuki life:4000→3300》

「ターンエンド!」
《set magic or trap:0/hand:4》

アルファオリオンも久しぶり、なんかデュエルしない間にかっこよく見えるようになったな…まぁ、元からカッコいいけど。

「あの子、やっぱり強いわね!」

「星夜遊依だろ?やばいよな!」
「強すぎだぜ!」

……おだてられるのだけは、本当にダメだ。これは嫌いだ。

「ちょっとエース出したからって調子乗ってんじゃねえぞこの負け犬が!!」

「…弱い犬ほど……いや、言うまでもないか」

「てめえみたいな卑怯者には負けねえよ!何故なら俺は正々堂々戦い、勝つ!正義の味方だからな!」

……やっぱ、こういう相手も嫌い。

「俺のターン、ドロー!!俺は手札のモンスター三体を墓地に送り、現れろ!《吸血竜 マスカレードドラゴン》!」
《ATK:3000/level:7》

「マスカレードドラゴンきたぁ!」

「攻撃力…3000……」

「マスカレードドラゴンは、手札のモンスターを三体墓地に送るのみで召喚できる超強力モンスター!いけえ!アルファオリオンを粉砕しろ!ブラッドスクリュー!!」

「っ!」
《Yui life:4000→3500》

三体墓地に送るくらいだ、これだけで終わるわけがないんだけど……。

「マスカレードドラゴンの効果!相手モンスターを破壊した時、もう一度攻撃できる!」

「攻撃力3000の二回攻撃か!」

「さぁ食らえ!ブラッドスクリューセカンド!」

「っうぁっ!!」
《Yui life:3500→500》

「遊依にぃ!!」

まっず…地味にライフが500か。遊んでもいられねえや。

「さぁらに更に!魔法カード《充血爆弾》を発動!墓地のブラッドドッグをゲームから除外し、相手に攻撃力分のダメージを与える!」

「そんな!」

「1800のダメージか…!」

「食らええっ!!」

だが、そんなものを食らうほど、俺はお人好しじゃねえ!!

「墓地の《星騎士 ハダル》をゲームから除外し、効果ダメージを無効にする!」

「なっ…!?そうか…アルファオリオンの効果で!!」

「これで終わりか?」

「ッ…ターンエンドだ!だが、そう簡単にマスカレードドラゴンの攻撃力は越えられないだろ!」
《set magic or trap:0/hand:0》

確かに、表面上はかなりの強力モンスター。倒すのには骨が折れる、だが…あのカードなら……、勝てるかもしれない…!

このドローで、決める!

「俺のターン!!……来た!」

「な、なんだってんだ…」

試させてもらうぜ、お前の力ーーー!!

「俺は装備魔法《スターライトアクアリング》を発動!このカードは、墓地の【星騎士】を復活させ、そのモンスターに装備される!蘇れ!アルファオリオン!」
《ATK:2500/level:8》

「更に、チューナーモンスター《星騎士 シリウス》を通常召喚!」
《ATK:0/level:2》

「レベル2で攻撃力0ォ?クズカードも良いところだな!」

「黙れ!この世にクズカードなんて、存在しない!それを今見せてやる!レベル8のアルファオリオンにレベル2のシリウスをチューニング!」

「んな!?」
「二回目のシンクロ召喚?!」

あの訳のわからない奴が落とした、あのカードで切り抜ける!!

「女神に召されし半神の英雄よ、その剣で全てを天に還せ!シンクロ召喚、天臨せよ!タロットモンスター!《零力の星騎士 オメガペルセウス》!!」
《ATK:2500/level:10》

「オメガ、ペルセウス……!?」

「見たことないよ…?あのカード」

そりゃ、俺もさっき拾ったばっかりだし、ただあいつの予言通り、確かにオメガペルセウスは必要になった。
よし、どうせやるならやりきろう!

「オメガペルセウスは、手札と墓地の【星騎士】1体につき、攻撃力を400ポイントアップできる。手札と墓地の【星騎士】は4体、よって1200ポイント攻撃力アップ!」
《ATK:2500→3700》

「オメガペルセウスで、マスカレードドラゴンを攻撃!星羅のスターダストスラッシュ!!」

「うわっ!!」
《Yuzuki life:3300→2600》

「オメガペルセウスの効果、相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!ジャッジメントクラッシュ!!」

「うぉのぉぉ!??」
《Yuzuki life:2600→0》

「これでジ・エンドだ!」

《WIN:Yui Seiya》

「すごぉい!遊依にぃすごーい!」

「カッコよかったね!」
「オメガペルセウスって皇帝様のカードに似てカッコいい~!」

「アイツまた大会に出てくれないかな」

これが…手札と墓地の数だけパワーを増す、まさに星雲……。すごい…!

「くっそ……」
「おい柚木…!」

「アンタ達、」

「んあぁ?」

「あっ」

上から聞こえた声、さっきあったばかりのあの人だった。

「暴れるのはそこまでにしなさい、協会の人間が聞いたらただじゃ済まないわよ?」

「うっせー!!大体、お前はーーー」

「はいはい、私は恋灯火。世界デュエル協会の幹部よ」

「ええええっ!?」

世界デュエル協会の幹部!?
ジュニア選手権、ジュニアユース選手権、ユース選手権のみならず各大会の運営や裁定を行う超エリート軍団じゃ!?あんな若いのに!?

「なんなら名刺を差し上げるけど」

「ぇ……あぁ……くそ!ずらかるぞ!」
「おう!」
「覚えとけえええ!!!」

………なんか、嵐のような…。

「ふふっ、なんか面白いことになってたじゃない、星夜くん」

「なっ、なにしに来たんですか!?」

「ま、星夜くんのことは知っていたからちょっと遊びに。それじゃあね」

本当に嵐のようだった……あの人、そんなすごい人だったんだ…。

「遊依にぃ!」
「彼方!大丈夫か?」
「うん!でもね…エプロンぼろぼろになっちゃった」
「…よし、俺達で今から作るか!」
「えっ?」
「ちょっと時間はかかるけど、できないこともない!」
「……うん!」

今日から作ったら三日くらいでできるかな。母さんには待たせるけど、やっぱ手作りがいいよな!
彼方も無事だし、一件落着ってな!


「…………"力"のタロット…」






2話へ続く

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【あとがき】


今回の一言、「遊依のメンタルがトマト」。
今までデュエルしなかった理由はすぐわかると思うんで多分簡潔な話だけだと思う。

初っぱなからぶっ飛んでますがいつものことなので気にしないでください、むしろこれがスタイルイズベストです。
涙が完全に勘違いされてますが男です、イメージCV:内田真礼ですが男です。最後に出てきたのも涙です。
にしても灯火さん強すぎじゃありませんか…(動揺)マジパネエ。協会の人間が何故いるし。
三年デュエルしてなくても主人公は強かった、つか遊斗がチートスペックだから見落とされがちな方々いっぱいいるけど別にみんな強いです。ただ、噛ませ犬が多いだけであってry

次回!遊依のクラスに転入生!?しかも希城涙!?
オメガペルセウスを手にしてから少しずつデュエルに自信が沸いてきた遊依、そして遊依のクラスに謎過ぎる転入生の涙がやってきた。

【予告】
謎の男からオメガペルセウスをもらい、三年ぶりのデュエルに勝利した遊依は少しずつ自信を取り戻し、少しずつ周りとのデュエルを楽しみ始めた。
そんなある日、ショッピングモールで会った希城涙が遊依のクラスに転入してきた。
秘密を抱える彼は誰とも話そうとしない反面、遊依を屋上に呼び出してきて…。
次回!seek-02「雨の夜の出逢い 謎の転入生・希城涙」

【今回のカード】

今回のカードは《零力の星騎士 オメガペルセウス》!
攻撃力は2500、守備力は2000、レベル10のシンクロタロットモンスターだ。
手札と墓地の【星騎士】の数だけ強くなるまさに星雲のモンスター!
相手モンスターを破壊すると、その攻撃力分のダメージを相手に与える強力な効果を持っているぞ!