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これは制作中のオリキュアオールスターズのお試し版です。序盤のショータイム組とスカイパージ組合流までお見せします。

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【全員集合!虹色の夢国を守れ!】


[chapter:1-レインボーランドの招待状]


ーーーここは未来ノ原市。人々が仲良く豊かに暮らす平和な市だ。

ーーーその平和の裏には、平和を守る少女たちがいる。

ーーーこの物語はそんな少女たちの物語である。

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「あーぁ、勉強なんて疲れたぁ!」
「また赤点取っちゃうよ?今度赤点取ったら補習じゃない」
「そうだけどぉ…」
「テストで良い点取れたら幸せになれるよっ!ほら!後1ページやったらケーキ食べようよ!」
「ケーキ!?よしっ!やるっしゅ!」

赤い短髪をサイドテールにしている少女・如月まほ。長い茶髪を一纏めし眼鏡をかけた少女・茉莉乃えがお。
二人は未来ノ原市に住む中学二年生の女の子だ。今は明日のテストに向けて勉強中。
えがおは乗り気じゃないらしく完全にやる気が失せている、最早手もつけられない。まほがえがおの大好きな甘いもので釣ったにも関わらず数分でギブアップしていた。

「そーいえばワクワクどこ行ったのー?」
「確かに、朝から見かけてないような…ん?」
「なにこれ」
「手紙かなぁ」

教科書の間から出てきたファンシーなデザインの便箋。「ショータイムプリキュア☆様へ」と書かれているが誰が差出人か書かれていない。

「これって……」
「ワクワクの仕業だよねえ?」
『ワタシがなにしたキュ?』
「「うわぁぁっ!」」

えがおの後ろから急に妖精・ワクワクが現れてさすがに二人はビックリ。
そう、もう分かっているだろうが二人は伝説の戦士・プリキュアの二人なのだ。つまりショータイムプリキュア☆とは彼女たち。………なのだが、

『プリキュアを知ってるのはワタシたちニコニコサーカスだけのはず…』
「きっと知ってる子がいるんだよ!」
「相変わらずまほはスゴーイポジティブシンキングだねー」

明るく前向きなまほはいつも物事をプラスに見ている、だから成績も良くてみんなの人気者だ。えがおもそれが大好きでいつも一緒にいる。

「それじゃあ開けるよー!」
『わわわわぁぁぁ待ってぇぇぇ!!』
「ストップぅぅぅぅ!!」
「開封ぅー!」

指を器用に挟んで封を開けるとまほの部屋は光に包まれる。二人と一匹はその光に飲み込まれどこか不思議な世界へ落ちていった。

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「う…うぅ…」
「ここどこぉ…?」

まほとえがおが目を覚ますとまほの部屋は姿を全く変えていた。

異世界、虹が空に広がった輝かしい世界。そんな森の中に二人は座っている。
まほの隣ではまだワクワクが気絶している、どうやら二人とも眠っていたらしい。

「………えっと…」
「なんっじゃこりゃぁぁああ!!」
「え…えがお…ちょっと声大きいよ?…あれっ、手紙…」
『どれどれ?』
「いつの間に起きたのさ…」

ワクワクが手紙を読み上げる。
【ショータイムプリキュア☆様へ  レインボーランドへようこそ!楽しくて幸せな一時を皆さんに! マリアンより】
手紙はそこで終わっていた。差出人はどうやらマリアンというらしい。

「ん~…!ホントだ!向こうに遊園地みたいなの見えるよ!」
「遊んで良いよってことなのかな?」
「ねえねえ行こうよまほ~」
「ダメだよ!テスト勉強は~」
「ちょっと休憩っ!ねっ?」
「…しょーがないなぁ」

えがおの泣きながらの頼み込みに折れたまほはえがおに連れられて森を駆け抜けていく……その時。

ーードゴォオオン!!

「なにっ!?」
「木が…!」

『がおー!!』
『ぎゃーっ!!』

木が薙ぎ倒され、土煙が晴れた先には巨大な熊や鳥の人形を模した生き物が目の前に二匹もいた。

『あれはなにキューーーっ!?』
「なんなのよー!」
「逃げなきゃ!」

二人は走って森を抜けていく、それを当然のように人形は追いかけてきた。
森を抜ける寸前、また目の前の木が薙ぎ倒され、今度は巨大なライオンの人形が現れた。

「囲まれた!?」
『こうなったら二人ともやるしかないキュ!』
「そうだね!」
「変身だよ!!」

二人がキュアプリベルンを構える。

「「プリキュア!ステージオン!」」

二人を淡く輝く虹色の光が包み込む。
赤からピンクに、黄色から七色に二人は変わって光から現れる。

「笑顔が溢れる、みんなのスター!キュアトップスター!」

「クルクル輝く、未来のスター!キュアピエロ!」

「「世界へ届け、スマイルステージ!ショータイムプリキュア☆」」

プリキュアとしての二人。如月まほは光を司るキュアトップスター、茉莉乃えがおは炎を操るキュアピエロ。二人が揃ってショータイムプリキュア☆は完成だ。

「いっくよー!」
「うん!」

「「でぇぇやぁああ!!」」
『がおー!!』
「はぁっ!」

『ぎゃーっ!!』ブゥン
「たぁっ!」バシィッ

トップスターは熊に、ピエロは鳥に向かっていく。空中戦が得意なピエロにとってはかなり有利だし、トップスターは能力が高い。
しかし……、

『ぐぉーっ!!』ドォォン

「!!きゃああっ!」

「トップスター!」
『ぎゃーっ!』

「うわぁっ!!」

ライオン人形が後ろからトップスターをはたき落とす、それを見たピエロも鳥人形に突き飛ばされる。

地面に叩きつけられた二人の周りには三体の人形。

「や…やばくない…?」
「ちょっとピンチかも……」

『『『ぐぎゃー!』』』

『トップスター!ピエロー!』

「「きゃぁーーっ!!!」」

ーードスーン!!


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[chapter:2-新たなプリキュアとの出逢い]


一方、ここは未来の世界。様々な技術が発展した都市だ。

そんな世界で……。

「な…なんっだこれ……」
「うわー、胡散臭いなぁ…」

青い柄のファンシーな手紙を持つ少年二人。青いメッシュの入った髪とアホ毛を持つ少年・遊矢と紫のポニーテールをした少年・ヒカル。
あからさまに疑いながら手紙とにらめっこしていた。

『怪しいクリュ…』
「あぁ、怪しいな……」
「しかも開かないからな………」

スカイパージプリキュア!様へと書かれた便箋の封は何故か二人に開けることはできなかった。他でもないスカイパージプリキュア!は彼ら……彼女らなのに。

『…!そうクリュ!』
「なにか思い付いたのか?」
『ガールズシェーカーを使うクリュ!』
「そっか!」

二人はピンクのハートがついたロッドのようなものを取り出す。

「「ガールズシェイク!」」

掛け声と共に二人は光に包まれ、出てきた時には姿が変わっていた。
ガールズ…つまり女の子。スカイパージプリキュア!は彼らであって彼らではない。

『ガールズシェイクで女の子になる!プリキュアに変身するには女の子じゃなきゃダメクリュ!』
「これで封を開けられるね!」

ガールズシェイクすると口調も変わる。容姿は髪が伸びたり服が変化したり慎重がそれなりになったり、口調は女の子らしくなったりだ。

「…じゃあ、開けるよ…」
「うん…」
「とりゃっ!?ってええええっ!?」
「なにこれまぶしっ…!」

手紙の光に包まれて、スカイパージプリキュア!もまた、レインボーランドにやってきた……のだけど。

「うわぁぁぁ!!落ちるぅぅ!」
「空からなんてリンさんじゃあるまいし!」
『風船のカードを使うクリュー!』
「「分かった!」」

キラキラ☆スカイミラーを取り出して風船のプリキラカードをスキャンすると大きな風船が二人の落下速度を弱めて無事着地した。

「死ぬかと思ったぁ…」
「手紙…レインボーランドっていうのね、ここ」

森と崖が近くにある野原に降り立った二人は書いてある遊園地を目指していた。
その時、森の方から女の子の叫び声とライオンの姿が見えた。

「今のは…!」
「もしかしたら私たち以外の人が襲われてるかも…!」
『崖があるクリュ!変身クリュ!』

「「うん!」」

キラキラ☆スカイミラーを手に持ちクロスさせ、変身のプリキラカードをスキャンする。

「「プリキュア!スカイチャージ!」」

「天空を飛翔する、輝く希望!キュアスパイラル!」

「銀河を駆ける、煌めく勇者!キュアギャラクシオン」

「「全ての世界を守る、二つの勇気!スカイパージプリキュア!」」

~~~

一方ーーー。

「「きゃぁーーっ!!」」

『『『ぐぎゃー!!』』』

トップスターとピエロに迫り来る人形ーーその時、

ーードスーン!!

土煙が辺りを包む、トップスターとピエロには傷一つついていない。
トップスターが目を開くと熊人形は後ろに倒れていた。そして、

「なにあれ!?」「プリキュアなの!?」

青と紫の白いプリキュア、腰の辺りから見える翼を羽ばたかせ空から熊人形を睨み付けていた。
その二人は気づいて地上に降り立った。

「大丈夫っ?」
「な、なんとか…」
「助けてくれてありがとう!貴方たちは?」
「質問は後!一気に片付けるよ、スパイラル!」
「OK!ギャラクシオン!」

二人ーーキュアスパイラルとキュアギャラクシオンは再び翼を広げ、両者反対に向かっていく。スパイラルはライオン人形、ギャラクシオンは鳥人形だ。

『ぎゃーっ!!ぎゃー!』
「ギャラクシーブレード!はぁぁっ!」ガキィィン
『ぎぃー!!』グワァッ
「たぁっ!」グサッ

『ぎゃあああ!!!』

銀河のような輝かしい剣を鳥人形の羽に突き刺すとバランスを崩した鳥人形はまっ逆さまに落ちていく。それを追うようにギャラクシオンも急降下する。

「ギャラクシー…バレットーッ!!」ドドドドドドドドド

『ぎぎぎぎゃああああ!!』ドドドドドドド

星の弾丸が落ちていく鳥人形に直撃し、速度を上げて鳥人形は地上に落下した。

「ふんっ!!おりゃりゃりゃりゃー!!」
『ぐるぁううう!!!』ブゥンン

「おわぁっ!スパイラルーッスパーク!!」バチィィィッッ

『ぐぁあうぅぅ!!』
「スパイラル!!チェーーンッ!!」バシィィン

『ぐぁぁぁぁぁ!!』ブォンブォン

「うりゃあああ!!!」

殴り蹴りを入れたところで爪が降り下ろされるのをかわし、痺れさせたところを風の鎖で捕らえ、そのまま森の奥へ投げ飛ばした。

「ふぅ…」
「じゃあ最後にあの熊!」
「了解!」
「ギャラクシー!!」「スパイラルー!!」ダンッ
「「ダブルストーーム!!」」ビュウウゥゥゥ

『がぅ…?がぁぁぁぁ!!?』ズガガガガァァァ

二人の連携技によって目を覚ました熊人形は鳥人形と共にライオン人形の飛んでいった方へ吹き飛ばされていった。

「つ……強い…」
「あれが…プリキュアの力…」

歩いて戻ってきた二人はどこか満足そうな表情をしていた、不気味なような心強いような、そんな笑顔だ。

「で、質問の返事ね。私はキュアギャラクシオン」
「私はキュアスパイラル!よろしくね!」
「わ、私はキュアトップスターです!」
「キュアピエロです…!」

プリキュアとしての挨拶は済んだがその後が進まない……。

「と、とりあえず遊園地の方行こうか…」
「急ごう!」
「「は、はい!」」


【続きはお楽しみに!】


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一応全員喋らせたい、約60人。
洗練された無駄のない無駄な動きのキュアスパイラルと無駄なくオーバーキルするキュアギャラクシオン。最早先輩プリキュアが一番怖い。

サンプルも書き直しがあるかもなので、本当に続きは待っててくださいね~!