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◇第一楽章「 女 神 の 歌 」◇




心臓の音はリズムとなって鼓動を打つ。

耳はリズムを聞いて音に変える。

声は音を体全体から引き出す響き。


私は歌が大好きで、どこにいても歌だけは聴いていたかった。
大切な「あの子」と歌を歌うのが楽しみだった。
他のものはなにも要らなくて、ただただ孤独を癒していた。

……これからの物語は、私が目を醒ました時、始まる。

~~~

「~~~♪」

お気に入りの赤いヘッドフォンを繋いだ赤いDパットをカバンにしまって家を出た。今日から新しい家と新しい町、初めての中学校。

デュエルランドシティ、元々はハートランドシティっていうらしいんだけど、以前他の町と合併したから名前が変わったとか。
前に私のいた場所は自然に囲まれた小さい町の……病院だった。三年近く病院に入院していたんだけど、退院して「学校に行ったり友達を作れ」って言われてデュエルランドシティに。

ただ、私は………。


「ねえねえ彼女~!」
「~~~……?」
「可愛いね!今から学校?連れていってあげ……あれ?」

「いなくなってない?」


人も大きい建物も、ましてや話しかけてくる人は苦手、大嫌い。

そもそも、私が人嫌いなのは十年以上前から。
目の色は左右で違うし、話すのは苦手だし、運動はできないし、ちびっちゃいし、親も親戚もいない。だからみんなの嫌われ者。
知ってるから人とは関わりたくない。
私には「あの子」がいる。耳を音で閉ざして一人でいれば良い、そうするだけで隣にいてくれる。

そんな私が選んだ学校…心音学園中等部。この学校では二年生以降になると音楽科があるって聞いてたから院長先生と相談したときから決めてた。
学校の前には生徒が溢れるくらいいた。トモダチといる人や恋人といる人、一人の人もいた。私だけ明らかに他と違う、目立ってる。
苦手な小走りで校門を駆け抜けて職員室まで走っていった。

~~~

痛い思い出が蘇ってきた。
十何年経っても僕を……俺を苦しめるのだろうか。

あの時から忘れない、俺は探し続けなければいけない。見つけ出し、思い出させなければいけない。

だから、ここにいる。

~~~

ーーーザワザワザワザワ

「………」
「はい、静かにー!」

帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい。とにかく早く帰りたい。
人は多いしうるさいしなんか嫌だ……悪口言われてないかな……いやきっと言われてるに違いない、私はそういう子だもん。

「それじゃあ自己紹介してみて?」
「は…はい!あ……えっと……」

そういえば自己紹介なんて考えてなかったし、名前だけ言えば良いのかな……。

「こ……こ、心結遊乃です…よろしくお願いします………」
「はい!心結さんは今まで入院していたから分からないことは教えてあげてくださいね。それじゃあ心結さん、一番左奥の席よ」
「はい……」

一番奥の席二つの左側、右側はDパットこそあるけど席には誰も座ってない。全体の席のバランスを見るに多分男の子だと思う……。でもいなくてよかった。

「じゃあ授業始めるわよ」

私が人嫌いな理由は、自分のせいでもあるけど、他にもある。三年前の入院は、私だけじゃない。他三人も入院してた。しかも私は精神病院、他三人は傷害で病院に。
いじめられていた私はある日、「あの子」に代わってもらった。そうしたらいじめっ子三人は大怪我していたってだけの話なんだよ。 
………あの時、私は「解離性人格障害」っていう障害だって院長先生が言っていた。私は悪くない、悪くないんだ…。

「ねえ心結さん!」
「は、はひぃ!?」
「心結さんのリボン可愛い~!」
「小学校どこだったの?」
「得意なこと何?」

や…やっぱり帰りたい……、喋るのは得意じゃないから、まず喋りたくないから…!!

「やっほ~遊乃ちゃん!」
「ひゃっ!?」
「初めましてだね!私は等絵アルっていうの!アルって呼んでね!よろしく!」
「よ…よろひくお願い……しましゅ……」

「アル、ダメだろビビらせたら」
「そうですよ、全く」

「あはは~!だって~」

アルさんが教えてくれた、男の子の方は風鈴雅さんで女の子の方は風鈴忍さんっていうらしい。双子で雅さんが兄で忍さんが妹らしい……確かに似てるかな……。
アルさんは……テンションが高すぎて正直苦手なタイプナンバーワン…。

「あ…あのアルさん…」
「さん付けなんてしなくて良いんだよ?で、なに?」
「えっと……その…隣の子って……どんな子なんですか…」
「あー、アイツはねえ…」

急に教室の自動ドアの開く音がした。…振り返ってみてみると3人の男の子………。

「今日も遅刻ですね、白城さん達」
「そうだな」
「……白城?」

多分だけど、真ん中の青い髪の男の子が白城さん…?

「明日氷、あれが例の転入生かぁ?」
「だろうな」
「へぇ~かわいこちゃんじゃん」

可愛くないですし例の転入生でもありませんから早く私から離れてください一分一秒でも早く~~!!

「よう、」
「な…なな、なんですか……?」
「隣の奴だから」
「そう…でしたか……」

じゃあ白城さんが隣の空席の人……。

「なぁかわいこちゃん!」
「名前教えてくれよ!」
「あの……その…」

「その子は心結遊乃ちゃんよ、全く…早く離れなさいよチンパンジー野郎ども!」

「うっせーな等絵!」
「テメーらの方がよっぽどうるせえっつの」
「わ、わりぃな明日氷」

ち…チンパンジーってお猿さん…?かわいいよね、お猿さん、私は小さい子好きだよ。にしても…アルさんのおかげで助かったかも……。
でもどうして白城さん達が入ってきたらみんな静かになっちゃったのかな?

「にっしてもさぁ、」
「あぅ!いぃたいよぉ…」
「あっはは~どーしたどーした!」
「変なアホ毛に変な目しやがって気持ちわる~い」
「!!」

……やっぱり、みんなそう思うよね。分かってるから気にしないよ。…でもグサッと来るんだよね。

『代わってよ、僕が相手するから』

お願いだから口喧嘩で済ませてね。

『分かってる』

……よれしくね、真実ちゃん

「ほれほれ~!」
「…?あれ、青い……リボンが変色した…?」
「どうした明日氷、ブツブツ言って…」
「……さっきっからゴチャゴチャ言ったり騒いだり…少なくとも12年は生きた人間と思えないね」

信じられないね、いや、結構本気でそう思ってる。

「な、なんだよ……」
「……人が変わったみたいだな…そんな変わり者だったのかよ」
「君が言う変わり者がどういう基準か知らないけど、アホ毛引っ張って楽しそうにしてる阿呆よりマシじゃないかな」
「なんだとチビッ子…!」

あらまあ煽り耐性のないこと、中学生ってこんなモンだったっけ?

「チビッ子って同学年だけど?…あぁ、身長のこと?成長期の女の子に…それだけでチビッ子って……ねえ」
「ふーん…面白い奴」
「君も周りよりは面白いよ」

白城明日氷だっけ?取り巻きのバカ面より良い顔してるし。

「心結遊乃、か……」
「生憎僕は遊乃じゃないし、遊乃には口喧嘩でやめろって言われてるんだよね。殴り合いじゃそもそも君勝てないし」
「意味は分からねえが、じゃあ決着はデュエルだな」
「デュエルで?」
「お前の腕は知らない、だから猶予をやるよ。二日後の日曜にウエストステーション近くの公園でデュエルだ」

うーん……遊乃、……でも、やらせなきゃならないね。

「構わない、良いよ、やろうじゃない」

「ますます面白い奴、まぁ俺に勝てたらデュエリストとしては一級品だな。行くぞ、隆司、雅人」
「お…おう!」
「覚えとけよガキンチョ!」

あらまあいつの間にか呼び名がかわいこちゃんからガキンチョになっちゃったねー。遊乃怒ったりしないかな……。

ま、変わろうか。キッカケ作りはできたし。

「………」

「リボンか…カチュームか、赤くなってない?」
「ゆ…遊乃ちゃ~ん?」

「…アルさんだけじゃなくて皆さんに聞いてほしいんですが……」

「なにがどうしたんですか?」

「………でゅえるって……なんですか…?」

「え、……ええええええ!?」

クラスみんなの驚いたような叫び声は教室中に響き渡った。

~~~

放課後、夕方の川はキレイ。
川沿いに歩いて20分くらいの場所にお家がある。アルさんもおんなじ道みたいで付いてこられた、ホントは一人で帰りたかったのになぁ。

「ねえ遊乃ちゃん、」
「な、なんですか!?」
「もーっ!敬語禁止っ!」
「ええっ!?」
「さん付けもダメ!」
「ムリですー!」

知らない人には敬語を使いなさいって看護師さんが言ってたもん!

「ダメですか…?」
「ダメ!」
「うぅ~…アルちゃん…とか…?」
「そうそう!!キャー!遊乃ちゃんがアルちゃんって~!!」

……やっぱりアルちゃんは苦手なタイプだよ…。

「それで、本題なんだけど…ホントにデュエル知らないの?」
「知らないよ…?」
「じゃあなんで受けたの!?」
「それは…」

言ったら引かれるよね、どうしよう……。

「引いたりしないよね…?」
「なんで?」
「その…、解離性人格障害っていう……病気というか…障害というか……とにかく、そういうものなの」
「えっと…貝に成人書くぞう貝?おいしいの?」
「ごめんね、私が分かりやすく言えばよかったね」

私の説明が悪かったみたい。だってアルちゃん…言ったら悪いかもしれないけど、授業中寝てるんだもん。
簡単な説明じゃないけど、多重人格って言ってみた、多分分かりやすいんじゃないかな…?

「ふむふむ…じゃあ遊乃ちゃんの中には、もう一人遊乃ちゃんがいるんだね、んで名前は真実ちゃん」
「うん、真実ちゃんはね…でゅえるっていうの知ってるみたいなんだけど…その場の意識とか記憶は共有できても、人格個々の記憶は別々になってるんだって」
「うーん…要するに真実ちゃんはデュエルする気がないんだね」
「そう言ってたよ…」

私知らないから白城さんに負けちゃうよぉ…真実ちゃんがすごい勢いで喧嘩売っちゃったから負けられないよぉ……。

「うん、よし分かった!遊乃ちゃん!」
「はいっ!?」
「遊乃ちゃん、付いてきて!」
「えっ?ええええ!?」

一体どうなっちゃうのー!?

~~~

「ま…待ってよアルちゃーん!」

「ここだよ!」

アルちゃんに付いて走ってやってきたのは一軒家。アルちゃんのお家らしい。

「大志兄ちゃん!いるかーい!」

「いるぞー!」

「よしっ、明後日までにデュエルをマスターするなら、うちの兄貴に聞くと良いから!さっ、入って!」
「おじゃまします…」

アルちゃんのお兄さん、大志さんっていうみたい。きっとでゅえる強いんだろうなぁ…。

「お、噂の転入生?」

「は、はい!」
「心結遊乃ちゃんだよ。可愛いよねー!」

「俺が可愛いっつったらロリコンになるだろーがよー」

ろ、ロリコンってなんですか!?なにかしたんですか!?それとも私が可愛く…ないですね。

「じゃ、自己紹介な。俺は等絵大志、プロになり損なったから今はデュエルシュミレーターの資格取りに勤しんでるって感じ」

「シュミレーター?」
「分かりやすく言ったら…えっと…不正確認とかしたり、優勝予想とかするんだっけかな」

「そ!優勝予想はあんましねーけど、シュミレーションして考えられない状態を発見次第審判に連絡、不正確認ってわけな」

とりあえずすごいお仕事なのかな…。
ってそうじゃないよ!!でゅえるを教えてもらいに来たんだよ!

「えっと…心結遊乃です!白城さんに勝ちたいので、でゅえるを教えてくだひゃい!…噛んじゃったよぉ…」

「あはは~もちろん構わないけど、アル、この子はそういう性格か?」

「ちょっと内気なだけだよ!」
「アルちゃんが強気すぎるだけだもん」

「わかったわかった!よし、じゃあ教えてやろう!大志先生と呼ぶがいい!」

「はい!大志せんせ」
「そこまでにしときなさいよバカ兄貴」

……大丈夫かなぁ…?

~~~

――ガチャッ

「ふう……」
『お疲れさま、遊乃』
「真実ちゃん…もー真実ちゃんのせいなんだからね!」
『なんで?』

真実ちゃんがデュエルできるとか言わなかったらまるーく収まってたかもしれないのにー…。

『そりゃ、暴力解決はよくないって遊乃が言ったから…』
「もっとタチ悪いよ!」

自分のデッキも持ってないのに私どうしよう…教えてはもらったけど……。

『…そういえば、引っ越しの箱の中に紙束あったような…』
「紙束……?」

もしかして―――!!

「あった!!」
『……デュエルモンスターズのデッキ…誰が入れて…』
「分からないけど、でもこれでデュエルできるよ!」
『そうだね、がんばろ、遊乃』
「うん!」

『………』

~~~

――――2日後、


「怖じ気付かずによく来たな」

「こ、怖くなんてないもん…!」

「…本当にアレと違うのか……」

「えっ?」
「うっさいよ!デュエルするなら始めちゃお!遊乃ちゃん!」
「う、うん…!」

真実ちゃんは朝から出てきてないし、大志さんも今日は来れないらしいけど、でも、頑張らなきゃ!

「冷やかしにくる二人はいないんだ」

「邪魔なだけだからな、後ろにいられるだけで迷惑だ」

「白城さん優しいんだ…」

「明日氷だ」

「…?」

「明日氷でいい、さぁ始めるぞ」

明日氷……くん……。

「わ、分かったよ…!Dシューター、展っ開!」

「デュエルディスク、セット!」

「Dゲイザーセット…!」

《ARヴィジョン、リンク完了》

「「デュエル!!」」

先攻は確かドローできないんだよね…!
よぉし、頑張っちゃうぞー!

「私のターン!私は《マシュマロベアー》を召喚!」
《ATK:0/level:2》

「攻撃力…0……」

「あ…あれ…?守備表示にするの間違えちゃった……」

《マシュマロベアー》の効果は守備表示じゃないと使えないんだよね…大事なときに間違えちゃった…。

『遊乃、』
「…!真実ちゃん?」
『そのカード伏せて』

このカードかな……?
罠カード《裏返しの声》、攻撃表示モンスターを守備表示に変更することで攻撃を一回無効にできる……。
多分これなら真実ちゃんの言う通り平気だよね。

「私はカードを一枚伏せて、ターンエンド!」
《hand:4》

ちょっとだけ間違えちゃったけど、きっとこれでだいじょーぶ!

「まさか、攻撃力0のモンスターを攻撃表示とはな」

「ち、違うもん!せ、せんりゃくだもん!」

「そうかよ。俺のターン、ドロー!!俺は《氷瑠璃器 カリス》を召喚!カリスの召喚に成功した時、手札からレベル4以下の【氷瑠璃】と名のつくモンスターを特殊召喚できる!現れろ《氷瑠璃器 ニードルスピア》!」
《ATK:1400/level:4》
《ATK:1600/level:4》

「い、いっぱい増えたよ…!」
『落ち着いて、あれが彼の戦術なんだよ』

「いくぞ!レベル4のカリスとニードルスピアでオーバーレイ!」

お、オーバーレイって……確か……エクシーズ召喚だっけ…?

「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!復活せよ《氷瑠璃弓皇 アイスラピス・アーチャー》!!」
《ATK:2400/rank:4/ORU:2》

「あれが……」

「エクシーズ召喚……!」

「アイスラピス・アーチャーは、召喚に成功したターンのエンドフェイズまで相手の魔法・罠の発動を無効にする」

『じゃあ伏せカードは使えない、か』
「か~じゃないよ真実ちゃん!」

どうしよー、手札にも防げそうなカードがないよぉ……。

「行け!アイスラピス・アーチャーで《マシュマロベアー》に攻撃!フリーズストリーム!!」

「きゃっ!」
《Yuno life:1600》

『大丈夫かい?』
「だいじょぶだもん、痛くないもん」
『半泣きしてるけど』

もー!我慢しようとしてたのに真実ちゃんひどいよぉ!

「カードを二枚伏せターンエンド。どうした、こんなんじゃ手加減した俺がバカみたいじゃねえか」
《hand:2》

「うぅ~!!私のターン、ドロー!」

来た…!!これなら、きっと!

「私は魔法カード《ディーヴァボイス》を発動!墓地の《マシュマロベアー》をデッキに戻して、デッキからレベル4以下の光属性モンスターを特殊召喚できる!出てきて!《天界の歌姫 アリア》!」
《ATK:1000/level:4》

「そして《天界の歌姫 カプリシオ》を通常召喚!」
《ATK:1200/level:4》

やったぁ!これで二体揃ったよ!

『今だ遊乃!あのモンスターを召喚するんだ!』
「うん!私は二人の歌姫をリリースして特殊召喚!」

「レベル4二体を揃えてエクシーズじゃないだと…!」

「今その歌声を響かせよ!《芸術の九大女神 ミューズ》!」
《ATK:2500/level:7》

やったぁ!エースモンスター出せたぁ!

「これが遊乃ちゃんのエースモンスター…」

『よし、効果発動!』
「うん!ミューズのモンスター効果、発動!ミューズは1ターンに1度、相手のフィールドに特殊召喚で呼び出されたモンスターがいる時、そのモンスターを手札に戻して、攻撃力を500ポイントアップできる!エコー・ハリケーン!」
《ATK:3000》

「くっ…アイスラピス・アーチャーを…」

『やったね!じゃあ攻撃だよ!』
「うん!」

この攻撃が当たったら3000ポイントもダメージが与えられるんだ!よぉし!

「ミューズで、明日氷くんにダイレクトアタック!ハーツ・オブ・クライシス!」

「…罠発動《氷上の盾》!ダイレクトアタック時に発動し、ダメージを半分にする!っ…!」
《Asuhi life:2500》

「やっぱアイツ…強い…あの攻撃をしっかり耐えてみせるなんて…」

「私はターンエンドだよ!」
《hand:3》

デュエルって、すっごく楽しい…!!こんな気持ちになれるなんてすごいよ…!

「中々やるな、前言撤回だ」

「明日氷くん……」

「だが、それがわかったからには次のターンから本気でやらせてもらう!」

「……頑張って勝ってみせるよ…!」

誰かとこんな暖かい気持ちを共有できる……私も、明日氷くんの気持ちにしっかり答えなきゃ…!!

『油断はしないでね、遊乃』
「うん!」

頑張るよ、真実ちゃん!



2話に続く

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【あとがき】

今回の一言「行き当たりばったり」。
やっと完成しました、所謂「 お 待 た せ 」って感じですね。

一話を一纏めにしたので前半の展開は全く変わってません。中盤からはBパートを予定していた展開です。いや、前の携帯がAパート書いただけで重くてやってらんなかったんで分けたんですけど、今の携帯なら余裕なんで合わせちゃいました。サーセンw
明日氷は良いヤツだけど悪いヤツって感じ、だから初期は問題児扱いされてるけど後々どんどん好青年的扱いを受けていく物語で成長するライバルキャラの典型、
遊乃と真実ちゃんの存在感のなさ、この二人本当に主人公なのか。まぁアイチきゅんみたいなヒロイン主人公なのだけど。あれアイチきゅん男……。
まだまだ出番のないキャラの方が多いMuseですが、LSの続編と言うこともありますから本気で書かせてもらいますからよろしくお願いします!

次回!!ミューズの力は無限大!放てミューズイリス!!
明日氷との激闘デュエル続く中、明日氷のエースモンスターである「氷の剣」が登場!
そして、大ピンチの遊乃が手にしたミューズの力とは……?


【予告】
ひょんなことから始まった遊乃と明日氷のデュエルは互いに引けを取らない大激戦に…!!
しかし、明日氷のエースモンスターである「氷の剣」と呼ばれるモンスターエクシーズによって遊乃は大ピンチに!
落ち込む遊乃に対してアルの言葉が飛び、一転して士気を取り戻す遊乃が手にするミューズの隠された力とは……?
次回!第2話「二つはひとつ!!ミューズソング発動!」


【今回のエンドカード】



illust:聖桜

【お知らせ】
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