――――「たった一つの消去法」(LS.消滅前の遊馬の話)――――


全てが消えてなくなる頃に俺じゃない俺はなにをしているだろうか。

きっと世界を救うために奮闘している?いや違う。
きっとアイツは絶対に、平和にバカやって過ごしてるだろう。
後世に残す俺の心はきっと今もそこで笑ってる。
何故笑うかって?
そりゃ当然仲間と過ごしてるだろうって思う。あと小鳥がいて、憧れのチャンピオンがいて、画像がいるからじゃないかな?

俺――?
俺はこれから旅に出ようかな、一生かけても終わらないくらいの旅とかさ。
いっそ知らない異世界に行ってきたり、リンに頼んで聖霊世界の旅に出るのも悪くない。
多分体は死んでるだろう、消滅なんてできないならできることを暇つぶし程度にやるかな。
俺に託した消去法、さて俺に分かるかな。

アストラル、お前の元に今行くぜ。


―――どこかで命の芽生えた音が聞こえる。



一応完成。転生前遊馬みたいな。
そういえばループに新しい夢主入れます、なうにあるんで見てください。