ジェレスタ23「次 世 代 の 希 望 へ !」
あらすじ
・決勝戦、托都の過去、そしてこの世界と仲間をかけたデュエル、負けられない俺はとにかく遊馬さんたちから預かったカードで攻撃したけど、だけど托都の反撃でフィールドから落ちてしまった、このままじゃ・・・!
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「遊矢!!」
「ハートタワーの頂上から地上までは・・・何十mなんだよ!!」
「どちらにしても死なないわけないじゃんか!どうにかならないのかよ!」
「遊矢くん、死んじゃうの?!」
「大丈夫!大丈夫だから、遊矢くんは絶対に!」
「うっ・・・ってこの高さ・・・!?」
着地できると思ってたのに、なんだよこれ・・・!このまま死ぬなんて、そんなの・・・そんなの!!
~~~
「遊馬!」
「あぁ!こっちも大丈夫だけど・・・アストラル、再び俺に・・・俺に力を貸してくれ!!」
アストラル、そしてみんなの力で遊矢にもう1度戦う力を!アイツがこのまま死ぬ野なんて見ていられるわけがない・・・。アストラル・・・頼む!!
『なにをしているのだ、遊馬』
「・・・!アストラル!」
『遊矢のためなのだろう?力になるぞ』
「よっしゃあ!みんな!」
「「あぁ!」」
これが俺たちの力!遊矢に与えるべき、最後の力だ!!
「いっけえ!遊矢ーーー!!」
~~~
このまま・・・このままだけは嫌だ、アイツをなんとかしたい!世界を守りたい!だから!!
『遊矢~!』
『遊矢!』
『遊矢さん!』
『『遊矢くん!』』
『『遊矢!かっとビングだ!』』
「そうだ!俺は、俺は絶対に諦めねえ!!」
・・・?!翼!?これであのフィールドに戻れってことなんだな!分かったぜ、これも三勇士・・・遊馬さんたちの力、いや、仲間たちの願い!なら俺はその願いを持ってあのフィールドに戻る!!
「なにっ!?アイツ、どうしてここに・・・!」
「俺は戻ってきたぜ、お前を助ける為に!この世界を守るために!」
「く・・・!!だが、貴様のフィールドには攻撃力2000のホープ・オブ・ソード1体のみ!それでなにができる!」
「まだ終わってない!俺のライフがある限り、デュエルは終わったりしねえ!お前の本当の心、絶対に探し出してみせる!」
『遊矢、よく聞け・・・!彼の魂にはなにか異物がとり憑いている、それをエネアード・サンシャインブレードで叩き切れ!!』
アストラルの言葉、絶対に忘れない!アイツの魂を支配してるなにかを希望が、光が、奇跡が叩き潰す!
「俺のターン、ドロー!俺はホープ・オブ・ソードを素材として、ライトニングスカイ・エクシーズチェンジ!遠き魂の結晶よ、奇跡を繋ぎ、更なる希望を今ココに示せ!現れろ!《迅雷光天聖騎士 エネアード・サンシャインブレード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:1》
エネアード・サンシャインブレード、お前の力を貸してくれ・・・!
「俺はエネアード・サンシャインブレードの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使う事で相手フィールドのモンスターの攻撃力を0にして、このモンスターに加える!」
《攻撃力:8000/ORU:0》《攻撃力:0》
「攻撃力8000だと!?」
「いけっ!エネアード・サンシャインブレード!!托都の魂に宿る闇の力を叩き切れーーーーー!!ビックバン・ストームブレード!!」
「ぐっ・・・!うああああああああああ!!!」
《托都のライフ:0》
「さぁ出てこい!闇の力を俺が倒してみせる!」
<ば・・・バカな・・・まさか、こんなことでやられてしまうとは・・・あのモンスターは・・・いった・・・・・・・・・・・>
消えた・・・!?あれが闇の力の正体なのか・・・?
≪決まったーーーーー!!決勝戦を勝ち抜いたのは風雅遊矢だーーー!!≫
―――きゃああああああああ!!!
「遊矢!おめでとう!!」
「一時はどうなるかと思ったぜ・・・」
「遊矢さんならやり遂げると信じてましたよ!ありがとーー!!」
「托都!!大丈夫か、おい!」
「うっ・・・遊矢、すまないな。だが、俺はお前の元にいる資格はない、残念だが・・・「そんなことねえ!」・・・遊矢・・・」
「仲間、違う!托都!お前は俺の家族だ!血が繋がってなくてもいい!それでも!それでも!!だから、托都はずっと俺たちのところにいて良いんだ!」
家族だから、父さん達がなんていってもなんでもアイツは俺の家族だから、だから!
「だから、一緒にいてくれよ!またデュエルしようぜ!」
「遊矢・・・・・・・・しょうがない奴だ、兄がいなければなにもできないのか?!」
「なっ!そんなことねえよ!」
~~~
優勝して1週間、俺は優勝したなんていえない、まだあの大会だけじゃ遊馬さんには追いつけない!
「遊馬さん、これからはハートランドシティとあちこちを行ったりきたりなんですか?」
「まぁなっ!とりあえず、本拠地はここで、みんなとこれからは交流しながらかなぁ・・・なぁカイト!」
「何故俺に振った?そこは凌牙だろう!」
「逆に問う、なんで俺?」
この人たちもかなり仲良いよなぁ・・・。そういえば明日転校生が来るとか何とか・・・。
「あぁ、俺の弟だな。楽しみにしておけ」
「?」
カイトさんに弟なんていたんだ・・・。
「だぁ~!!今日も負けたぁ~!」
「そりゃあ、遊馬さん相手なら負けるのも当然よね~」
「なんだと!?」
「そういえば、托都はどうしたの?」
「托都?」
托都はあの後、ジェレスタエクシーズすべてを俺に渡した後に旅に出てしまっている。行方も分からないけどいつかは戻ってくるらしい、兄らしいというか・・・バカというか・・・。
父さんも今までのことを謝罪して、托都を俺の兄と認めてくれた、でも相変わらずで名乗ってるみたいだし、なんか親戚のお兄さんみたいだなぁ・・・親戚は小鳥姉さんなんだけど・・・。そして両親揃ってまた海外へ、今度戻ってくるのは1ヵ月後らしい。やっぱり子供放置しすぎだーーー!!
あ、そーいやぁ・・・忘れてた事あった気がする。
「ジェレスタエクシーズが揃ったのね?」
「あぁ!だけど、願い事まだ決めてないんだ。そうだなぁ・・・そうだ!」
良いこと思いついたぜ!これならもう絶対に悪い事は起きない!
「ジェレスタエクシーズに願うこと、それは!!」
「それは・・・?」
「このカードたちの特別な力を消す事!つまり普通のカードにしちゃうってことさ!」
「ええーーーー!!?」
そんなこと言ったら途端に光りだして、そのまま大きな光が上空に上っていったと思ったら消えてしまった。もう普通のカードたちと同じようになったのかな?
それで平和が戻るなら、俺はそれで構わない!
「あっ!ヒカルー!!」
「もう遊矢待ってよー!!もう、全くなんだから」
~~~
「ヒカル!」
「遊矢、どうして声を・・・」
「このカード!返そうと思ってさ!」
「ジェレスタエクシーズ!でもそれは・・・・・」
「もう良いんだ!このカードに特別な力はもうない!だからヒカルが持ってたのはヒカルに返すべきだろ?」
「遊矢・・・ま、まぁ・・・ありがたく受け取っておこう・・・」
「おうっ!またデュエルしような!」
ヒカルも、弟のヒカリくんの容態が良くなってきて、1週間後くらいには退院できるらしい。でもヒカルは両親がいないから色々と手間があるらしいけどね。
みんなそれぞれの生活に戻ってる、誰でも、そして俺も・・・!
このままの平和がずっと続けば良いんだよな!いいや、続けさせて見せる!それが俺の持ってる希望!遊馬さんから預かった次世代の希望なんだ!
~~~
『異世界の力を持つデュエリストか・・・』
『九十九遊馬たちは力をほとんど失っている、あいつらになにができるか・・・』
『いいや、探し出せば良い。ハートランドシティにいけば良いのよ』
『ソウダネー!きっとソウダヨー!アハハ~~!!』
『ランルー!その言葉遣いをやめろと言っているだろう!』
『そう怒るな、ベルフェン、物語は序章にすぎん。あの托都とかいう奴にとり憑いていた奴は死んだが、そんなこと私達の大いなる計画にとってはゴミクズ同然・・・さぁ、行きましょうか』
『ドリーミストの出番だな・・・』
『光の力を持つ者の記憶を抹消する』
『そして新たな世界を作り出す!』
~~~
「っっ!!・・・ゆ、夢か・・・」
―――ピルルピルル
連絡?こんな夜中に一体・・・・・!?
「ミナトさん・・・はい、分かりました。今から向かいます・・・」
まさか、このタイミングで奴らが・・・!
まだ遊矢じゃ役不足かもしれないのに・・・!そうなのに!
「っ・・・?」
幽霊?それとも精霊・・・?
『・・・いない・・・・』
「・・・いない?」
『・・・・・・この世界、救う、人、いない・・・・』
どうなってるんだ・・・。
このときは誰も知らない。
ワールドデュエルグランプリが、これから始まる世界の戦いの序章にしかすぎなかったことを。
24話へ続く
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【あとがき】
やったーーー!終わったぁぁぁ!!1期完!!
次回からは2期・未来オーバー編になります!アツいねえ!面白くなりますよ!未来オーバー編は極端に長いので面白くなる事を期待してください!
数々のデュエリスト、歴史に触れる遊矢たち、そして絆は更に深まっていく!仲間たちがテーマとなるアツい物語はまだ序章にすぎなかった!ということで次回からは物語の完全な本筋です!
今回はとりあえずイケメン補正でアニメなら作画監督・HARAAAAAAAAAHAGAAAAAAAA辺りがやってくれてたんじゃね?とか思いつつwww翼は4枚です、楽しいわwww
ランルーくんが特徴ありすぎて分かりやすい!!Ⅳさん以来となる基地外確定だよ!悪いか!!
遊戯王の2期目って確実に基地外がいる気がするwwwDMもGXもゴッズもZEXALもみんないたよねwwwファンサービスやら満足やらテラ子安とかヘタレとかwww今回は基地外ピエロという愛称がつきそうなランルーくんです、色んな意味でネタキャラ。
ちなみにサーカス団ネタにした理由は2013年にセーラームーンが放送する記念でもある。確か4作目がデッドムーンっていうサーカス団がテーマなんだよね、面白かったなぁ・・・ペガサス・・・。ちなみにセーラームーンで1番すきなのはまこちゃんです。
【予告】
ワールドデュエルグランプリが終わり、平和が戻ってきたハートランドシティに移動サーカス団「ドリーミスト」がやってくる!アミに無理やり連れてこられた遊矢だったがなにか異変に気づき、脱出する。
だが次の日、遊矢が学校に行くと、アミや慶太たちから遊矢のことが忘れ去られていた。同時に遊馬たちもその異変に気づき遊矢と合流する。そしてその異変を取り除くべく、遊矢は過去へ向かうのだった!
次回!「過去へ飛べ!」
【おまけ】
遊矢「雷光の空に輝く魂!キュアウィンド!」
アミ「なぁに言ってんのよ!このドアホ!!!!」
遊矢「冗談なのにぃ・・・・」
アミ「イラスト募集中よ!2期のキャラクターたちもぜひ描いてね!あっ、コメントも受け付けてます!」
遊矢「2期からもよろしくお願いしまーす!!」