ジェレスタ22「1 3 年 前 の 過 去 蘇 れ 魂 の デ ュ エ ル !」


あらすじ

・ワールドデュエルグランプリ決勝戦、托都とのデュエルが遂に始まった。ギャラクシーアイズも簡単に破壊する、アイツのプレイングはやっぱり凄い。だけど負けられねえ・・・!やるしかないんだ!


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シャークドレイク!俺に力を貸してくれ!


「シャークドレイクか・・・だが攻撃力はこちらには程遠いな!」

「それはどうかな!俺は手札の《Ss-スワロー・ウィンド》の効果を発動!コイツを手札から墓地に送る事で、自分フィールドのモンスターエクシーズの攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントアップする!」

《攻撃力:3800》


「いっけえ!シャークドレイク!デプスバイト!」

「ぐっ!!」

《托都のライフ:3700》


「更にシャークドレイクの効果を発動!相手モンスターを破壊した時、オーバーレイユニットを1つ使う事でそのモンスターの攻撃力を1000ポイント下げて再び相手のフィールドに特殊召喚してもう1度バトルする!」




「やったわ!これで2回目の攻撃に成功すれば、托都のライフを更に1300削る事が出来る!」

「いけっ!遊矢ー!!」




《攻撃力:2500》

「いっけえ!シャークドレイクで再びスフィアディオスを攻撃!デプスバイト!」

「今度は破壊させん!罠カード《エクシーズカムバック》!このカードは墓地から召喚されたモンスターエクシーズの破壊を無効にする!」

「だけど戦闘ダメージはあるぜ!」

「ぐっ!!」

《托都のライフ:2400》


よっしゃあ!托都のライフを2400まで削ったぜ!この調子でやるしかないけど・・・アイツのフィールドにはまだスフィアディオスがいる、まだまだ油断はできねえ・・・。


「俺はこれでターンエンドだ!」

《攻撃力:2800》


「俺のターン、ドロー!俺は魔法カード《闇の支配令》を発動!このカードは墓地に闇属性モンスターが2体以上存在する時、自分フィールドの闇属性モンスターの攻撃力を2000ポイントアップする!」

《攻撃力:4500》


攻撃力上昇!?これじゃあシャークドレイクが!!


「やれっ!スフィアディオスでシャークドレイクを攻撃!ジャッジメントゲート!!」

「ぐぁああ!!」

《遊矢のライフ:1800》


「更に罠カード《スフィア・クラッシュ》!このカードは自分のフィールドのモンスターエクシーズが相手のモンスターエクシーズを破壊した時、相手に1000ポイントのダメージを与える!」

「なにっ!?」

「更なるダメージを喰らえ!!」


「うわぁああああ!!」

《遊矢のライフ:800》


1ターンの間に2700もライフを失うなんて・・・。だけどまだ、倒れるわけにはいかねえんだ、まだだ!まだ負けられない!


「ぐッ・・・!」

「まだ立ち上がれるほどの体力を・・・チッ・・・カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」

《攻撃力:2500》


「このエンドフェイズに罠カード《スターライトバック》を発動!このカードは自分のモンスターエクシーズが破壊されたターンのエンドフェイズ、そのモンスターエクシーズが持っていた素材の分だけレベル4以下のモンスターを墓地から特殊召喚する!現れろ!ワンダー・ガール、ワンダー・ナイト!」


これでレベル4が2体揃った!こっからが本当の勝負の始まりだ!


「俺のターンドロー!レベル4のワンダー・ガールとワンダー・ナイトをオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ《No.39 希望皇ホープ》!」

《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:2》


「ほ・・・ホープだと!?」




「よっしゃあ!遊矢!いけえーー!!」





ホープの進化は終わらない、遊馬さん!力を貸してください!


「コレが俺のカオス・エクシーズチェンジだ!!カオス・エクシーズチェンジ!」

「なんだと!?ホープを・・・まさか!!」

「今こそ現れろ!《CNo.39》!希望の力、混沌を光に変える使者!《希望皇ホープレイ》!」

《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:3》


遊馬さんから預かった希望の光!三勇士の結束、アストラルとの絆、全ての希望をあわせた最強のカード!!


「ホープレイの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使うごとに、攻撃力を500ポイントアップする!俺は3つすべてのオーバーレイユニットを使う!オーバーレイチャージ!」

《攻撃力:4000/ORU:0》


「更に、1つ使うごとに相手フィールドのモンスターの攻撃力も1000ずつ下げる!」

《攻撃力:0》


「まさかワンショットキル狙いだと!?」


「いっけえ!ホープレイ!スフィアディオスを攻撃!ホープ剣・カオススラッシュ!!」

「うわぁあああああああ!!」


よっしゃあ!これで俺の勝ちだ!!やったぜ!・・・・違う!?


「俺は罠カード《ミラーシェード》を発動していた!このカードは自分のライフを半分払う事でダメージを0にする!」

《托都のライフ:1200》


托都が《ミラーシェード》を・・・まさかまさかだな、でもこうでなくちゃ面白くねえ!


「まだだ!まだやってやるぜ!」

「風雅遊矢・・・なるほど、そういう奴なのか」

「はぁ・・・?何言ってんだよ」


「そろそろ、貴様にも教えてやろうと思ったが・・・俺よりもあの野郎の方が分かりやすく教えるだろうな・・・」

「何の事だよ・・・さっぱりわかんねえよ」

「・・・だったらコイツに全部聞いてみるんだな!」


画面に出てきた・・・・父さん!?


「父さん!?どういうことだよ!」

『遊矢・・・』


「そいつから13年前のこと、全部聞けば良い。俺も少しは話してやろう」

「13年前の・・・話・・・」


13年前、俺が生まれたときの話ってことなのか・・・?!


『正確に遡れば15年前だ・・・遊矢には教えてなかったが、托都はね。息子なんだよ』

「は・・・はぁぁぁぁ!??」


托都が息子って俺の兄ちゃん!?いやいやねえだろ!大体そんなこと聞いたこともなんも・・・。


「15年前、不妊症だったお前の母親が俺の引き取ったのさ。その頃は2歳、本当の息子だと思ってたのかは知らないが、どうやらそのつもりだったらしい」

『そして13年前に遊矢が産まれた・・・その時のことは悔やんでも悔やみきれない・・・』

「ッ・・・惚けるつもりか!貴様がやったこと、コイツのことは断じて許さん!」


ど・・・どういうことなんだ!?悔やんでも悔やみきれないって俺が生まれたことがダメだったのか、それともその時になにかが・・・。


『そしてその2年後、我々はやってはいけないことをしてしまった』

「やっちゃいけないこと・・・?」


2歳の時の記憶なんてないけど・・・でも父さん達はその頃からかなり忙しくて、小鳥姉さんたちにお世話してもらってたんだっけ・・・。


「どうやらお前が産まれた事で俺が用済みだったらしくてな、捨てられたんだよ、分かるか」

「なっ!?」


捨てられたって、托都を・・・父さん達が・・・!?嘘だ、俺はなんにもそんな事知らない。アイツがいたことなんて、そんなことって!


『あの頃にしてしまったことは本当に申し訳ないと思っている・・・托都、だから――』

「フザけるのも大概にしておけ、見てるだけの奴が口出しは無用!お前に復讐する!だがその前に、居場所を奪ったコイツに復讐する!」

『待て!遊矢は関係ない!関係ないんだ!』

「関係ない?笑わせるな、アンタに復讐するためにはコイツをぶっ潰す!それが先決だ!」


「な・・・なんなんだよ、このやり取り・・・」


本当に復讐なんて・・・。そんなこと・・・そんなことは・・・!!だけどそれを反対できる身じゃない、だって・・・でもなんで父さんがそんなこと、これ以上アイツの居場所を奪うわけにはいかない。その想いも俺の心にはある。だから・・・。


「フザけんなっつーのはこっちのセリフだ!托都ーーー!!」

「!?なんだと」

「お前が父さんを許せないのは分かる、俺だって今のことを許すつもりはない。だけど!復讐なんてくだらない事しても、お前の居場所ができるわけじゃねえだろうが!」


『遊矢・・・』


「だったら俺がお前の仲間になる!お前の居場所は俺たちのところにある!だからもう復讐なんてやめて、もっと楽しいデュエルをしようぜ!」


楽しいデュエル!俺たちがしたいのはそういうデュエルなんだ!


「もうお前には仲間がいる!だからお前の思いも俺が受け止める!」

「遊矢・・・・」


遊馬さん、世界を救うのも良い。だけどアイツを助けるのも1つの手段だろ?


「俺は俺の魂をオーバークロス!!」


「なにっ!?」


「雷光の空に輝く魂!ライトニングスカイ、アーマードッ!!」



俺の力、世界を、仲間をみんなを救う希望の光!!それがライトニングスカイアーマード!!



「遊矢が・・・変身した・・・!?違う、エア・ストリームソードの力を受けたという事か・・・だが!それで何の意味がある!」

「意味ならあるさ!俺は速攻魔法《エクシーズオーバーフローズ》を発動!自分フィールドのバトルを終えたモンスターエクシーズをエクストラデッキに戻し、素材数が同じモンスターエクシーズをオーバーレイユニット1つの状態で特殊召喚する!現れろ《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!」

《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:1》


これで準備は整った!さぁ行くっきゃないぜ!


「いけっ!ホープ・オブ・ソードで托都にダイレクトアタック!シューティングスターブレード!!」


この一撃で托都の目を!!


「俺は、エクストラデッキの《ネクロスフィア・アルマージ》を墓地に送って効果を発動!」

「エクストラデッキから効果発動!?そんなことって!!」

「このモンスターはエスクトラデッキから墓地に送る事で、相手のダイレクトアタックを無効にする」


ホープ・オブ・ソードの追撃を完全に読まれていたってことかよ・・・アイツ、やっぱりすげえけど・・・なんでだろう、前にデュエルした時よりも様子が違うような・・・。


「俺はカードを1枚伏せてターンエンド!」


「この程度で倒したかと思うなよ、俺のデッキにはまだもう1枚のエースが残っている!俺のターン、ドロー!俺は墓地のスフィアディオスを除外する事で《ネクロスフィア・モルフェン》を特殊召喚!更にモンスターの特殊召喚に成功した事により《ネクロスフィア・モルフィーネ》を特殊召喚!」


レベル8のモンスターが3体分・・・まさか!!


「俺はレベル8のモルフェン2体分とモルフィーネでオーバーレイ!3体のモンスターデオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ《機械堕天使 ロイヤル・クロイツエンド》!そしてエンドエクシーズチェンジ!現れろ、ジェレスタエクシーズ!《機械堕天使 エンド・ネクログラビティ》!!」

《攻撃力:5500/ランク:8/ORU:3》


「このタイミングで攻撃力5500のモンスターなんて!?しかもエンド・ネクロの効果は・・・!!」


「そうだ、コイツは召喚に成功した時、相手モンスターエクシーズのオーバーレイユニットを全て墓地に送り、送った数×500ポイントの攻撃力を下げる!」

《攻撃力:2000/ORU:0》


攻撃力が2000、つまり差が3500!!俺のライフは800、この攻撃を喰らったら!!


「これでとどめだ!エンド・ネクログラビティでホープ・オブ・ソードを攻撃!」





「遊矢ーーー!!」

「まずいぞ!」

「遊矢さんのライフは800、この攻撃が通れば・・・!!」





「罠発動!《ハーフ・アン・ブレイク》!このカードはモンスターの破壊を無効にして、バトルダメージを半分にする!更に《ミラーシェード》発動!これでライフを半分にする事でこのターン受けるダメージは0になる!!うわぁああああああ!!」

《遊矢のライフ:400》


―――ヒィュン


ちょ・・・今、嫌な予感がするんだけど・・・。




「遊矢!!」

「ヤバい!遊矢が・・・!」

「フィールドから落ちるなんて、これはまずいぞ・・・!」



23話へ続く


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【あとがき】


次回でラスト&クライマックスォォオオ!!マグマックソォオオオ!!を思い出したwwwというわけで色々いざこざあるけど2期からは単なるデュエルが強いだけのブラコン要するにカイトと化すのであるwwwだって1期だけのライバルだし、真のライバル枠はヒカルだし・・・。


つーわけで次回で1期終了!!2期は明日更新しますぜ!!いやあ・・・長かったような早かったような気分。まぁちょうど半年ちょっと前くらいか。

フィールドから落ちるってZ-ONE戦でDホイールから落ちた遊星を思い出した、黄金の父親を見て復活する・・・そうじゃねえよwwwあるあr・・・ねーよですよwwwそんなこんなで次回は色々と超展開、そして2期に繋がる人物もいるよ!((いなかったらやべえよ!!


結構ここの親子関係には問題がありそう、最終的にまたみんな離れ離れだし、遊矢は相変わらず小鳥の家に居候だしw最早気にしてませんwww


【予告】

遊矢VS托都に決着!そしてワールドデュエルグランプリ終結!

天空のフィールドから落ちた遊矢、走馬灯駆け巡る中、三勇士たちは力をあわせて遊矢に新たな力を預ける。

再びフィールドに戻った遊矢はホープ・オブ・ソードの新しい力、絆、希望の全てを托都にぶつける!!

次回!「次世代の希望へ!」


【おまけ】


遊矢「ボイスドラマ化で、友達が協力してくれるらしいんだけどCVも集まってきてて結構面白そうだぜ!」

アミ「でもヒロインたる私のCVがまだじゃない?遊矢ばっかりずるいわよ!」

遊矢「だって主役だし~!」

アミ「調子に乗るな~~~!!」