ジェレスタ18「ア ー マ ー ド 覚 醒 ! 未 来 へ 繋 ぐ 家 族 の 絆」
あらすじ
・ワールドデュエルグランプリ2日目!2回戦の相手は極東チャンピオンのトーマスさん。お互いに全力で立ち向かっていくデュエル。だけど負けるわけにはいかねえ、やるしかねえんだ!
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《攻撃力:4000》
この攻撃を受けたら負ける・・・!
「コレで終わりだ!」
どうにか・・・なにか手は・・・!!・・・そうか!
「俺は墓地にいる《Ss-ワンダー・ガードナー》を特殊召喚!」
「墓地から!?」
「コイツは墓地にいて、直接攻撃を受けた時、特殊召喚されてバトルを終わらせる!」
《守備力:2000》
あぶねえ・・・さっきフレイム・フォースの効果で墓地に送ってなかったら、俺のライフが0になってたぜ。
とにかく気を抜くのはあぶねえってことはよくよく分かった、ここからは気を引き締めないと。
「俺はコレでターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!」
アイツの攻撃力は4000、なら!
「俺は《Ss-疾風のカーツ》を召喚!レベル4のワンダー・ガードナーとカーツをオーバーレイ!オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ《Ss-エア・ストリームソード》!」
《攻撃力:2100/ランク:4/ORU:2》
「これだけじゃねえ!エア・ストリームソードをエア・ストリームエクシーズチェンジ!現れろ、ジェレスタエクシーズ!希望の光、疾風迅雷の騎士《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:3》
これで一気に形勢を逆転できる!
「俺はホープ・オブ・ソードの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使う事で相手フィールドのモンスター1体を選択、そのモンスターの攻撃力1000ポイントにつき攻撃力を800ポイントアップさせる!俺はオーバーレイユニットを1つ使う。攻撃力4000だから3200ポイントアップ」
《攻撃力:5700/ORU:2》
「いっけえホープ・オブ・ソードで攻撃!シューティングスターブレード!!」
「ッうぁあああああああ!!」
《トーマスのライフ:2300》
よしっ!トーマスさんのライフを削ったぜ!コレは中々良い出だしじゃん!
「ヤッター!」
「へへっそれで終わりならこっちからいかせてもらうぞ!俺のターンドロー!」
《攻撃力:2500》
ええええええええええ!?勝手にターン進行されとるーーー!?
「俺は墓地のギミック・パペット2体を除外して《ギミック・パペット-ランブラル・クォート》を特殊召喚!」
《攻撃力:4500/レベル:10》
れ・・・レベル10のギミック・パペットとか!?しかも墓地2体除外だけでこの破壊力かよ・・・!
「コイツは特殊召喚に成功した時、相手フィールドに存在するすべてのモンスターエクシーズのオーバーレイユニットを墓地に送る」
「なにっ!?」
《ORU:0》
「更に魔法カード《エクシーズ・コピーバック》を発動!このカードは自分のフィールドにレベル7以上のモンスターがいるとき、レベル10のモンスターとなって特殊召喚される」
《攻撃力:0/レベル:10》
これでレベル10のモンスターが2体揃ったってことは・・・・まさか!!
「俺はレベル10のコピーバックとランブラル・クォートでオーバーレイ!2体の闇属性・機械族モンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ《ギミック・パペット-ダークネス・レオンプレッサー》!」
《攻撃力:5500/ランク:10/ORU:2》
闇属性・機械族のレベル10モンスターを素材にするって大幅にアド損な気がするんだけど・・・。
「ダークネス・レオンプレッサーの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使う事で相手フィールドに存在するカードをすべて破壊し、破壊した数×500ポイントのダメージを与える!」
《ORU:1》
「ということはホープ・オブ・ソードが破壊されて、500ポイントのダメージ、そしてダイレクトアタックで合計6000のダメージ!?」
《遊矢のライフ:3500》
このままじゃ負ける!5500をふせぐなんて・・・ふせぐ、そうか!!
「いけっ!ダークネス・レオンプレッサーでダイレクトアタック!」
「遊矢!」
「遊矢くん!」
「俺は手札の《Ss-ライフ・ヘンス》を除外!効果発動!このモンスターは俺がダイレクトアタックでダメージ3000以上を受ける時、墓地のモンスターエクシーズ1体を除外する事でダメージを攻撃力分半減する!俺はエア・ストリームソードを除外!」
《攻撃力:2100》
「つまりダメージは3400になる!っうわぁあああああああ!!」
《遊矢のライフ:100》
「かわされた!?」
ライフ・ヘンスの効果で俺はカードを1枚ドローできるけど次のターン、トーマスさんは確実に最後のオーバーレイユニットを使ってとどめを刺しに来るはず。そうすれば、俺のライフは0に・・・。
――そういえばあの人の力の源は・・・。
「家族・・・か」
そうだ。あの人の力には家族がいる。超えられるわけがない、最初ッからムリだったんだよ。
「遊矢?」
~~~
「父さんー!ねえ、やっぱりデュエルできないの?」
「すまないね、デュエル、一緒に出来なくて・・・」
「だけどゆっくりできる日が来たらみんなで一緒にやりましょう・・・ね?」
「母さん・・・・・」
~~~
2人とも、俺のこと嫌いなのかな。確かに小鳥姉さんの家にいるのは面白い事の連続だし、楽しい事もある。だけどやっぱり父さんや母さんと一緒に居るのが1番良いんだ。
「だからムリだったんだ!」
「「それは違う!遊矢!」」
!?今、声が聞こえたような・・・。
「と・・・父さん!?どうして会場に!」
「「お前が大会に出ていると、知り合いから聞いてな!遊矢、すまなかった、遊矢を1人にしてしまったこと。本当に後悔している・・・。だけど、これからは一緒にいよう!もう遊矢を1人にはしない!さぁ思いっきりその気持ちをぶつけてみるんだ!」」
「父さん!」
「遊矢の親父か・・・まるで一馬さんのようだな・・・」
父さんと母さんは嫌ってなんかなかったんだ。迷う必要なんて、なかったんだ!
なら、やるべきことは・・・1つだよな!
「行くぜ、アストラル・・・」
『いけっ!遊矢!』
「俺のターン、俺は!俺の魂をオーバークロス!!」
最後の切り札!心の結晶!それぞれの思いで描いた力で必ず!!
「雷光の空に輝く魂!ライトニングスカイ、アーマードッ!!」
「な・・・なにが起こっているんだ!?変身!?」
「行くぜ、ドロー!!・・・俺は魔法カード《エクシーズ・ナイトバック》を発動!自分の墓地にいる、戦士族のモンスターエクシーズをオーバーレイユニット1つで特殊召喚できる!現れろ、ホープ・オブ・ソード!」
「ホープ・オブ・ソードを復活させた!?」
俺がやろうとしてるのは、ホープ・オブ・ソードの力じゃない。みんなの、心の魂の力!新たなるホープ・オブ・ソードの姿、見せてやるぜ!
「俺はホープ・オブ・ソードを素材として、ライトニングスカイ・エクシーズチェンジ!遠き魂の結晶よ、奇跡を繋ぎ、更なる希望を今ココに示せ!現れろ!《迅雷光天聖騎士 エネアード・サンシャインブレード》!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:2》
ライトニングスカイ・エクシーズチェンジはランクを1つ上げ、ホープ・オブ・ソードを素材とすることでエネアード・サンシャインブレードを特殊召喚する新たな力!
「ば・・・バカな!?」
「エネアード・サンシャインブレードの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使うことで相手フィールドに存在するモンスター1体の攻撃力を0にし、その攻撃力分、攻撃力をアップする!俺はダークネス・レオンプレッサーを選択!」
《攻撃力:8000/ORU:1》《攻撃力:0》
「攻撃力が8000だと!?そんなバカな事が!!」
「いけっ!エネアード・サンシャインブレードでダークネス・レオンプレッサーを攻撃!ビックバン・ストームブレード!!」
「ぐっぐぉおおおおおおおお!」
《トーマスのライフ:0》
《WIN:風雅遊矢》
・・・・・・・・・・・・・・。
≪き、決まったーーー!!2回戦1戦目を勝ち抜いたのは風雅遊矢!!≫
「父さん!」
「遊矢!よくやった、よくやったぞ」
「おめでとう、遊矢。でもあの変身はなんなのかしら???」
「え・・・あまぁ・・・ちょっとさ、あはは・・・」
変身したなんていえるわけねえじゃん・・・(汗)
「トーマスさん、ありがとうございました!俺、コレで本当の家族を取り戻した気がします!」
「お前もやっぱり俺と同じだな、またデュエルしよう!その時は負けない!」
「はいっ!!」
~~~
「・・・・来たか・・・」
「?君は・・・・・・・・・・・・・・」
「よう、アンタ、遊矢の父親だろ?」
「あぁ・・・そうだが、確か君は・・・」
「覚えてなくて結構、いずれ思い出すことになるさ。アンタが捨てた子供の名前をな」
「捨てた子供・・・ちょっと、ちょっと待つんだ!君!いや・・・托都!」
19話へ続く
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【あとがき】
伏線めちゃくちゃ張りましたね~!さぁクライマックスwktk
最後ワンシーンで托都が現れるなんて誰が予想した物かwww里奈氏は人を嵌めるのが得意なようです←それってただの伏線回収じゃないかな?((なぜばらしたし
というわけで新たな力でエネアード・サンシャインブレードの登場、無駄に名前なげえwww迅雷光天聖騎士(じんらいこうてんせいきし)って読みにくっ!!かなり職人技が必要になるかと・・・。
次回からはまたもやカイト様キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!カイトVS托都ということでノリノリのカイト様が見られる・・・かも?
【予告】
ワールドデュエルグランプリ2回戦2試合目はカイトと托都のデュエル。カイトは経歴一切不明の托都の戦略を図るため、ロックバーンを仕掛けるが・・・。
次回!「未来への想い ギャラクシーアイズ咆哮」
【おまけ】
遊矢「やっぱりトーマスさんといえば個性的なモンスター!戦った人の感想が聞きたいぜ!」
凌牙「いや、かなり普通だが・・・」
遊矢「それは凌牙さんのスルースキルに問題があるのかと・・・」
凌牙「・・・え?」