
先週末の権現岳では一眼レフのレンズを新調して望みました。しかし、帰って来て見て見ると不自然に暗かったり、酷いものではピンぼけしているのもあったりでガッカリでした。

4月中頃過ぎに予定している山行の前に、なんとか試写してみたいと思っていたとこに晴れの休日です。
丸山辺りで色々と試して見ようと、久しぶりの新穂高に向かうことに致しました。

今回は実に4ヶ月ぶりとなりました。
今年の冬は雪が多いと聞いていたので早く行きたかったのですが、ロープウェイがまさかの平日運休となってしまっておりました。

ようやく3月半ばに平日運行が再開され、久しぶりにこの登山道を歩きましたが、やはり樹林帯の雪の量は過去最大クラスかと思います。雪の回廊(一番最初の写真)も久しぶりに背丈を越えるぐらいになりました。

いつも通り山荘まではアップダウンはあるものの、かなりショートカットして山荘の方がルートを作ってくれているのか、かなり楽に歩くことが出来ました。

山荘にて水分と栄養補給致しましたが、トイレまでの階段も完全に埋まっておりました。

山荘からは大きな岩の斜面を登って行きますが、久しぶりに完全に雪に覆われておりました。

西穂の稜線が見えて参りました。

先週末に降雨があった為か、岩が出てきておりました。

丸山に到着です。これより標高差200mほどの登りです。

この先でストックをピッケルに持ちかえ、ヘルメットをかぶります。

12峰を慎重にトラバースすると、独標の直下へ到着致します。

独標の登りです。

先週末の降雨とこのところの暖かさで雪が大分溶けております。

このルートの核心部、独標のピークの直下です。ここの下りはいつも緊張致します。

西穂独標に到着です。

振り返るといつもの焼岳と乗鞍岳の景色です。

前穂、奥穂と吊り尾根です。

西穂の稜線です。
積雪期にここに来るのは4回目でしょうか、時間的にはまだ先に行けそうですが、ソロなので自重致します。

今回は急遽訪れた西穂独標ですが、先週の権現岳が体力的にハードだった事もあり、かなり余裕を持って登ることが出来、新しいレンズも色々と試す事が出来ました。
恐らく、前回の権現岳よりは良く撮れているのではないかと思います。
たまに雪山初級者向けと案内されることのある積雪期の西穂独標ですが、初級者などとはとんでもなく、今年訪れた7回の山行のなかでは技術的難易度は一番だと思います。