Das Beste oder nichts

メルセデス創業者のダイムラーさんの言葉。

「最善か、無か」

歳とってきて、それなりに清濁あわせ飲むことができるようになった反面、いまでもとても好きな言葉のひとつです。

かのメルセデスは昔はパワーウインドウの開閉ボタンギア横のセンターに配置されていた。いまは当たり前に窓下に付いてますが、何故センターに配置されていたのか。

それは事故なとで転倒したり、どのような事態でも自力で窓を開けて脱出できる可能性が高いから。

つまりドライバーやパッセンジャーの安全のためにそこにある、と。

過去のメルセデスはそう言い切ってそこに配置した。
もちろん製造コストや合理性の観点からは窓下が良いのだろう。でも長いことメルセデスはそうしてきた。
C.E.S.SLしか無かった時代。まぁバブル期くらいまでなのかな。
いまでこそたくさんのメーカーが「事故で死なないクルマ」を目標に作ってます。自動運転だってある意味そう。

そんな哲学からメルセデスというブランドを作ったし、1000万以上するクルマをホイホイと売ってたブランドなのでしょう。

「最善か、無か」

極端に思えるかもしれない考えだけど非常に大事だと思うんです。

コロナ禍の日本。