eコマースの損益計算を考える | edyのブログ

edyのブログ

たのしくもドラマティックな毎日をつづります。

米国の弊社の決算が済みました。
意外とラフな計算をしている方が多いので、
ここで
eコマースの損益計算を考えてみたいと思います。

総収益-返品=純売上高
純売上高-売上原価=製品マージン
製品マージン-配送費=売上総利益
売上総利益-顧客サービス費-商品手数料-写真撮影費用-フルフィルメントセンターにおける配送費以外の費用=貢献利益
貢献利益-マーケティング、プロモーション費用

粗利益は本当の意味で貢献利益ではありません。eコマースには様々なタイプの販売管理費が必要です。写真撮影費用、商品手数料、顧客サービス費(最近のeコマースにおいて重要度が高まっている)、自社、委託を問わずフルフィルメントセンターにおける配送費以外の費用と様々です。本当の貢献利益を知るにはマーケティングに要した費用も差し引く必要があります。

Amazon.comで販売する場合、マーケティング、プロモーション費用がAmazon.comのシステム上のfeeに当たります。ですから弊社ではAmazonのfeeを個別に計算しながら価格設定をしています。ココで重要なのは最後のマーケティング、プロモーション費用が多くなり赤字になった場合、商品を排除するのではなく販売チャンネルを変更することが大切だからです。
具体的にいえば、この部分の比率が少ない
eBayに転換する。

eコマースを経理の観点から分析すれば、まだまだ結構面白いです。