朝倉恭介のブログ
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なぜマイクロソフトの新CEOはまだ決まらないのか


 一番良く知っているのは自分だと思っている創業者。戦略を迅速に変更するよう迫られて退任を決断した最高経営責任者(CEO)。間もなく取締役会に加わる物言う投資家は大幅な戦略の変更を要求している——。マイクロソフトが新CEOの人選に苦労している理由を理解するには、取締役会内のこうしたやっかいな人間関係を考えなければならない。 スティーブ・バルマーCEOが退任を表明してから4カ月以上が経過した。マイクロソフトは2014年夏までに後継者を選ぶと発表しているが、事情に詳しい関係者によると、取締役会のメンバーは昨年11月から12年までに人選を終えたいと考えていたという。 CEO選考委員会のトップを務める取締役のジョン・トンプソン氏は取締役会が複雑な役割にふさわしい人物を選ぼうとしていると話している。しかし、CEOの職に関連してマイクロソフトから接触があった企業の取締役や経営コンサルタント、一部の経営幹部によると、取締役会内部に対立の可能性があり、候補者のやる気を削いでいるのではないかという。 役員報酬の調査会社エクイラーによると、S&P 500種指数を構成する企業のうち、2人のCEO経験者が取締役会に残っている企業は8社のみ。ビル・ゲイツ会長とバルマー氏が取締役会に残れば、マイクロソフトはこうした少数派に仲間入りすることになる。 アップルの元幹部で複数の株式公開企業の取締役を務めたことがあるジャン=ルイ・ガセー氏は「この役職にふさわしい人間で、取締役会で前任者にとやかく指図されたいと思う人はいない」と話した。 マイクソフトはバルマー氏とゲイツ氏の2人が取締役会に残るかどうかを明らかにしていない。昨年11月の株主総会では、2人とも取締役に再任(任期1年)されたが、任期満了を待たずに辞任することも可能だ。 事情に詳しい関係者によると、CEOの人選についてマイクロソフトの取締役と議論した外部の企業幹部からは、バルマー氏とゲイツ氏が取締役会に残れば身動きが取れなくなる恐れがあると指摘する声も聞かれた。 ある関係者によると、外部の候補者はバルマー氏とゲイツ氏が「どの程度、経営に関与するかも含めて交渉することになることを承知している」という。 マイクロソフトの例から分かるのは、創業者や元CEOに役割を与えることの難しさだ。創業者らを社内に残して争いが起きたり、クーデターが起きたりしないかぎり、相談相手や「長老政治家」になってもらえば役に立つかもしれない。 ファイザーでCEOを務めたヘンリー・マッキネル氏は5年以上、前任者と共に取締役を務めた。2006年、取締役はマッキネル氏の退任を画策。任期満了までまだ1年半あった。 マッキネル氏は10月末のインタビューで、CEOだった人間が取締役会にとどまるのは「やっかいな話だ」と述べた。「自分に勝ち目はないのだから」 マイクロソフトのCEOとして検討されているフォード・モーターのアラン・ムラーリーCEOは同じように、長期にわたって前任者と権力を分け合った。ビル・フォード・ジュニア氏はフォードの会長であり、前CEOであり、主要株主であり、創業者一族の一員だ。 関係者によると、CEOの候補者の一部はバルマー氏について特に心配しているようだ。バルマー氏の最近の決定が戦略に変更をもたらし、幹部や投資家の間で議論を呼んだからだ。 バルマー氏は退任表明の10日後、ノキアの携帯電話事業を74億ドルで買収することで合意した。マイクロソフトは新しい分野に乗り出すことになり、従業員数は3万2000人増加する。昨年夏に大幅な組織再編を実施した際には社内外から賛否の声が上がった。 バルマー氏を知る人々は新CEOが前任者の路線からの脱却を望んだ場合、バルマー氏は黙っていられるか疑わしいとみている。新CEOがバルマー氏の決定の一部を取り消したいと考えたときに、バルマー氏の政策を支持した取締役会がどう反応するかも分からない。 関係者によると、マイクロソフトの取締役はCEOの候補者選定プロセスでバルマー氏が果たす役割を慎重に管理してきた。バルマー氏とゲイツ氏は合計で8.3%のマイクロソフト株を保有しているが、次期CEO選びについて「拒否権」は与えられていないという。 バルマー氏自身、2000年にゲイツ氏からCEOの座を引き継いだときには同様の問題に直面した。初めの数年間は2人の権力争いから経営判断が遅れたこともある。取締役のデービッド・マークォート氏らが介入し、1970年代半ばにバーハード大学の学生寮で同じ部屋に住んでいたころからの付き合いのあるバルマー氏とゲイツ氏の間の緊張をほぐそうとした。 ゲイツ氏もお飾りの取締役ではない。ゲイツ氏と仕事をしたことがある人々によると、ゲイツ氏は会長として、また、尊敬される技術者として、取締役会の議論を仕切ることができるという。 フィナンシャルタイムズが11月に掲載したゲイツ氏のインタビュー記事によると、ゲイツ氏は次期CEOとの連携に多くの時間をかけるつもりと述べた。 ヘッジファンドのバリューアクト・キャピタル・マネジメントも取締役会に参加する。同社は昨年、20億ドル以上のマイクロソフト株を購入、取締役会の1席を手に入れた。G・メーソン・モーフィット社長は今年初めにマイクロソフトの取締役に就任する可能性が高い。マイクロソフトの38年の歴史の中で、取締役会によって選任されない初の取締役が誕生する。 いわゆる「物言う」投資家がこれまで批判していた企業の取締役に就任すれば、関係がぎくしゃくする可能性はある。JCペニーの取締役だったウィリアム・アックマン氏は経営や戦略をめぐって他の取締役と対立し、昨年8月に辞任した。その一方で、オフィス・デポは物言う投資家の代理人が取締役会に加わったおかげで昨年、オフィスマックスとの合併を円滑に進めることができた。


この記事の著作権は、下記の引用元に帰属します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140106-00000969-wsj-bus_all


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