博多平織りの献上柄の八寸帯は 横に細かいうねがあり、しっかり目の詰まった地風が特徴です。

そして親子縞・孝行縞・華皿と独鈷と呼ばれる柄を組み合わせた献上柄は古くから博多織の定番として季節を問わずに使われてきました。

柄の表情と織りの技術にわくわくしながらポーチに変身させて頂きました。

伝統の技術と表情を、日常でも使える物に・・・と言うのが私のテーマです。
 

洗い張りをして・・当て布を当てた上からアイロンをかけて・・さて作業開始!

と進めたいところですが、織りの帯は型紙に合わせて切って行くと そこから横糸が次々に解けてくるので、慎重に裁断して ほつれないように先ずは型紙通りの大きさに裁断した物に縁かがりの作業から・・

何を作るのもそうなんでしょうが 下準備が一番手間がかかって 縫うまでなかなかたどり着かないのです。

でもでも 先に見えている形に向かって・・・

 

そして 出来上がり!!!!!!

今回 赤・黒・ベージュ(というか薄いピンク)の3種類をつくりました。

実は このベージュ(というか薄いピンク)の表側は 元帯の裏側なんです。

古い帯で表と裏を見比べたときに 糸がこの裏側に方がきれいに整っていたので😔

これもリメイクのデザインと言うことで・・・・😜

 

博多織の献上柄は裏表が素人目にはわかり辛いのですが、上記に書いたように親子縞・孝行縞・華皿と独鈷と呼ばれる柄を組み合わせにはちゃんと意味があるようです。日本の伝統文化の奥は深い!!私も、もっともっと着物について、帯についての知識を勉強しないと って思ってます。