P食品に勤めて4年目の12月に、バトル、再燃!

おせち用惣菜の製造が、本格的になったころ。
またまた、生の原料入荷に関しての、対工場長戦。
kgあたり10円安い原料が入ることになったんですね。
どらが、原料の受け入れ検査したんですよ。そしたら、
サイズの規格外が70%以上、外観も非常に悪い、というオマケ付。
で、こんなの選別作業するとなると、
入荷量の60%近くは廃棄になるし、選別工程要員も増える。
となると、人件費込み工場原価は、試算すると
通常のものより、kgあたり20円以上高くなっちゃったんですよ。
で、工場長に検査結果(不適格)を報告したら…。

「人の仕事に口出すな!俺の仕事は、安い原料を仕入れることだ!
 俺の責任で、入荷するんだから、だまってろ!」って。
そう言って、工場長が
その原料を仕入れることを決定しちゃったんです。

で、引き下がりましたね、とりあえず。
決定権は、あちらにあるんですから…。

で、実際にその原料で製造したところ、
試算どおりのことが起こったんですわ。
原料の60%以上、廃棄することになり、
作れば作るほど、儲けが減ることに…。
そしたら、工場長の怒ることといったら…!

「お前が、受け入れ検査を合格させるから
 こういう事態を引き起こすんだ!責任取れ!」だそうな。

どらは、受け入れ検査合格にはしてないぞ。
「俺の責任で入荷する」って言ったの、誰だ?!

それに、どらはヒラだから!
責任取れるほどの給料、貰ってないから!