ほぼ菜食日記 -2ページ目

「ハレルヤ ハレルヤ」


穏やかな声が世界にとどろいていた。


こんな世界があったのだろうか、ふわふわと雲のような、かすみのような地面の上を、

白い衣をまとった人々がある光を目指して進んでいく。


 ああ 私はなぜここにいるのだろうか・・・何もわからない。けれどもすべての幸いはこの先にあるのじゃないだ       

 ろうか。


「ハレルヤ ハレルヤ」


光の先に何があるのだろう・・・晴子は目覚めた。



車の男

「街をでるんだ! 街を出るんだ!

呪われているぞ、この街は呪われている!

俺は気づいた、早く出るんだ!」


白い車が田んぼの間の、頼りない細道を右往左往しながら、走っている。

タイヤの音がきしんでいる。後部座席の窓はひびが入っている。

闇が広がる一帯に、車のライトだけが目玉のように光っている。

そして、この静かな地帯に、錯乱した男の声が響く。


あたりに家はなく、声を聞く者はいない。


「街を出るんだ、街を出るんだ!

この街は呪われているぞ!」






少女がたたずんでいる・・・

少女がたたずんでいる・・・


少女がたたずんでいる・・・


少女がたたずんでいる・・・


足元にはいくつもの死体が転がっている


赤い血が飛び散っている



やけに細い通路だ


壁はどす黒く、汚れている


茶色い錆びのようにもみえる


豆電球がまばらに天井についている


チカチカと光ったり消えたりしている



少女がたたずんでいる・・・


顔は・・・薄暗くて見えない


しかも両手で顔を覆っている


泣いているのか


笑っているのか・・・肩を小刻みにゆらしている








物語は佳境へ

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