昨日は、サーキットでイベントがありました。
朝、空は晴れていて、とても気持ちのいいスタート。
でも途中で、急に雨が降り出しました。
高速道路は渋滞していて、そのとき私は前の車に追突してしまいました。
しばらく車を運転していなかったので、ブレーキの感覚に慣れておらず、
つい遅れてしまったのです。
幸いにも保険に入っていたので、路肩に停めて保険会社を待ちました。
相手の男性に正直に謝ると、
私の保険が相手方の補償も含まれていると知って、
少し落ち着いた様子でした。
雨の中、自分の車を見つめるその姿が、なんだか印象的でした。
彼は「これからパーティーに行くところだったんです。子どもも乗っていて…」と。
でも、幸いにも誰も怪我はありませんでした。
保険を待っている間、彼はまた雨の中を歩いてきて、
「もう大丈夫です。これくらいなら気にしないでください。パーティーにはもう間に合わないし」と。
連絡先を交換して、身分証や免許証の写真を撮り、
お互いに安心してその場を離れました。
サーキットに着いたころには、もう夜でした。
すでにイベントは終わり、帰る車の列だけが見えました。
私はひとりで歩きました。
誰にも会えず、友人にも会えず、ただ静かに。
でも、不思議と落ち着いていました。
ベンチに座り、しばらく動きたくなくて。
やがて、スタンドの照明が一つずつ消えていきました。
閉じ込められたらどうしようと思いながら、ゆっくりと出口へ向かいました。
人に会いに、インスピレーションを探しに来たはずなのに、
結局、出会ったのは「自分自身」でした。
それもまた、悪くない時間だったと思います。
