私の親は転勤族だった。
私はいつも一人
学校でもうちでも
小学校の時からそうだった。
私には心を開ける人はいなかった。
小学校でも中学でも私に声をかける人もいなければ私からも声をかけることはしなかった。
親に初めてわがままを言った。
一人暮らしをしたいと。
高校に入って一人暮らしを始めた。
初めてわがままを言った私に親は初めこそ渋っていたものの一つだけ条件を私に出して許可をくれた。
私は親の条件である東京の女子高を選びなさいといういいつけをまもり音ノ木坂学院に無事に合格した。
勉強は好きだった。
友達のいない私には本を読むか勉強をするしかなかったから。
高校に入ってからも私には友達はできなかった。
部活動に入る気にもなれず初めの一週間がすぎた。
一週間が過ぎた私の前に世界を変える二人が現れた。
一人は役員に立候補し学校を変えようとしている金髪の女の子。
もう一人は部活で活気付けようとする姿。
そんな二人に私は救われた。
それはどんな形であれ救われた。
だから今度は私の番。
二人はみとめてくれないだろうけど助けたい。
だから私は彼女たちに力を貸すことにした。
どんな光でもいい
差し込んでいるなら雲をかき分けて見せる。
絶対に曇らせてたまるもんか。
私は彼女たちが活動できるように名前を考えた。
本をいっぱい読んできた。
芸術の女神ムーサイ
これでは可愛くないかな?
ミューズにしよう。
カタカナでは可愛くないかな?
ギリシャ文字でミューの発音があった!
複数形にすればμ'sになる!
これでいいはず!
急いで投稿してこよう。
みんなに見られない朝早くに投稿しよう。
あとはあの子達にメンバーを集めてもらおう。
私を含めて9人!
集まるかな?
あの子達は3人
下級生に声かけてるみたいだし集まるかな?
私は二人を説得しないと。
説得といっても私には彼女たちにアドバイスしかできない。
直接力は貸せないけどうまくいくように助言はできる。
あとは頑固なあの子をあの中に入れるために私はあの子を炊きつけないと。
順調に進んでいる。
メンバーは7人集まった。
あとは頑固なあの子を
違う方法で頑張るあの子を
私は順調に進んでいる中
神社で練習をしているあの子達のメニューを
入った時に迷惑をかけないようにこっそり練習をしている。
あの子達が帰ったあと神社のお手伝いのあと同じように階段を登りダンス練習をして、帰ったあとも筋トレとストレッチを欠かさないように。
とうとう全員揃った。
9人揃った。
頑固だったあの子もみんなの歩み寄りで心を開いた。
もともと優しい子なのだ。
私が思い描いた芸術の女神ムーサイのようにみんなが女神の役割を担っていると思う。
私はこれでたとえラブライブで優勝できなくてもいい。
二人がまた笑えるようになってくれた。
それだけで私は満足できる・・・
できるはずだった。
あの子が倒れた。
風邪をひいていたのに無茶をしたみたいだった。
ラブライブは辞退することになった。
同時に学校は廃校にはならなかったが
あの子たちにはまだ問題があったみたい。
海外留学の話があったようだ。
前からあった話だったみたいだけど
中のいいあの子達にも言ってなかった
別れをいう辛さは私にはわかる。
小学校、中学校と友達がいなかった私にも最初は友達がいた。
転校を繰り返していくうちに別れをいうのが嫌になった。
だから私は一人を選んだ。
いつか別れをいうなら一人でいい。
私はそう思ってきた。
別れの寂しさはわかっているつもりだ。
それが幼馴染というならなおさらだと思う。
あの子がとんでもないことを言い放った。
せっかくみんなが笑える真剣になれる場所ができたのに。
みんなは諦めなかった。
私と勝負しなさいとあの子はいった。
真剣だった
あの子もまた一度一人になったことがあると私は知っている。
あの子が動いた
あの子もまた引き止めて欲しかった。
親友だから・・・
私にはいるのかな?
なんて言ったらあの子に怒られちゃうかな?
またみんな揃った。
あの時やったライブは初めてあの子達が叶わなかった夢をみんなで叶えることができた。