ー前回のあらすじー
とある夏の夜、終電~徒歩で実家に向かう道中。
家まであと一キロ程の竹藪の手前に差し掛かったその時・・・・・・信じられない出来事が!!!
続き
******************
山側の竹藪から突然ガサガサという音が聞こえた。
この山際の道は昼でも薄暗く、首無地蔵(!)や鬱蒼とした竹藪が気味の悪い雰囲気を醸し出している一角があるのだが、まさにその付近での出来事だった。
突然の物音にドキリ、立ち止まる。
『何だ!!?』
直後、逆側の小川の横の畑から ブヒヒヒ~という獣の荒い鼻息が耳に響いた。
私は瞬時に状況を理解した、
『イノシシだ!』
両側に、二匹いる!!!!!
身の危険を感じ僅かに後ずさる。
以前TVから流れていた[猪に襲われて命を落とす]というビニュースを思い出し、冷たい汗が背中を伝った。。
奴らが道に出て来たら、間違いなくこちらに突進してくるだろう。
身構えてはみるが、こちらは丸腰だ。
周りを見渡すが武器になりそうなモノは無い。
『くそ!何てことだ』
迂闊にも、私は忘れていたのだ。この辺りは夜中にイノシシが出没する危険地域だということを。
とある夏の夜、終電~徒歩で実家に向かう道中。
家まであと一キロ程の竹藪の手前に差し掛かったその時・・・・・・信じられない出来事が!!!
続き
******************
山側の竹藪から突然ガサガサという音が聞こえた。
この山際の道は昼でも薄暗く、首無地蔵(!)や鬱蒼とした竹藪が気味の悪い雰囲気を醸し出している一角があるのだが、まさにその付近での出来事だった。
突然の物音にドキリ、立ち止まる。
『何だ!!?』
直後、逆側の小川の横の畑から ブヒヒヒ~という獣の荒い鼻息が耳に響いた。
私は瞬時に状況を理解した、
『イノシシだ!』
両側に、二匹いる!!!!!
身の危険を感じ僅かに後ずさる。
以前TVから流れていた[猪に襲われて命を落とす]というビニュースを思い出し、冷たい汗が背中を伝った。。
奴らが道に出て来たら、間違いなくこちらに突進してくるだろう。
身構えてはみるが、こちらは丸腰だ。
周りを見渡すが武器になりそうなモノは無い。
『くそ!何てことだ』
迂闊にも、私は忘れていたのだ。この辺りは夜中にイノシシが出没する危険地域だということを。
