ランニングマシーンで走っていると横に知らないおじさんが来る

女の人だとまだいいけどおじさんはタチが悪い

まず…臭い…

汗臭いのは仕方ないが

加齢臭、そして口臭、タバコ臭

全員ではないけど4割方臭い

運動しに来ているのにタバコは1番許せない匂いなのだ


そんなおじさんだが中でも印象深いおじさんがいる

俺は『妖怪寂しがり』と呼ぶことにしている


自分が通っているジムではランニングマシーンを使うときは大体の終わりの時間をホワイトボードに記入するシステムになっている

妖怪寂しがりはこの時間を無視する

まだ使っているのに早く終わらそうとする
ホワイトボードにの時間を改ざんして来るのだ


そして時間を守れと絡んで来る

それは何故か


仲のいいオッサンと隣になりたいからなのだ

これまた、改ざんを指摘すると
タチが悪く自分の考えが通らないと舌打ちをして来てあからさまに態度が悪くなるのだ


そして、妖怪寂しがりは臭い

彼以上の加齢臭、タバコ臭、口臭をこのジムで嗅いだ事がない


妖怪寂しがりは自覚がなく仲のいいオッサンに匂いを指摘されても冗談だと思っている

仲のいいと思っているオッサンもこれにはゴリゴリしているようで裏では妖怪寂しがりをボロカスにディスっている事は妖怪寂しがりは知らないだろう


悲しい出来事だ


今日も妖怪寂しがりは走る


とんでもない匂いをふりまきながら


自分は爽やかな中年でモテていると思いながら


ランニング中の給水で8割方むせながら


今日も走る