かつて日本にカンフーブームというものがあった。
おそらく70年代後半から80年代にかけて。
こんにちはオカペダです。
ブルースリーからジャッキーチェンそしてサモハン・・リーリンチェイ(現ジェットリー)などたくさんの
海外カンフースターが生まれたんだな。
でも日本には千葉真一を筆頭にGメンでおなじみの倉田保昭など数えるほどしかいなかった。
空手王国なのになぜだ。そんな日本人のモヤモヤを吹き飛ばしたのが我らが武田鉄矢である。
そうあのカンフー刑事(蟷螂拳)が主人公の「刑事物語」シリーズである。
あの第一作目が最近やっとDVD化されたのだ。
いろいろ版権の問題とかあってなかなかDVD化できなかったらしいが。
オカペダは全シリーズ観ているのだがさすがに詳細はもう覚えてないので改めて第一作目を観てみた。
ストーリーと映像表現はかなり80年代でベタであるがそれが今観ると悪くない。
そして何より武田鉄矢演じる片山刑事がいいねえ。
かっこ悪いんだけどかっこいいというお手本みたいなキャラ。
普段は冴えなく不器用なんだけど正義感あふれて人情にあつく戦えば強く時々やりすぎてしまう。
憎めねえ!!!
それでラストはやはりベタながらも涙がチョチョギレル。
泥臭いくて人間くさいというのが現代では欠けてるからなあ尚更感動する。
で、やはりカンフーですよ。当時鍛えまくり松田隆智先生から直々に蟷螂拳をマスターしたという技が
冴えまくってます。
またいうまでもなくハンガーヌンチャク!!!
いまや伝説ですよ。
これを観ないと死ねないね。
DVDのパッケージにも「伝説のハンガーヌンチャクはここから始まった!
あのハンガーヌンチャクの片山刑事が帰ってきた!!
シリーズ第1作、HDリマスターで復活!!」と紹介されてる。
刑事物語=ハンガーヌンチャクといってもいいくらい印象にある。
そして忘れちゃいけないのがエンディング曲。
吉田拓郎が広島弁で唄う「唇をかみしめて」。超名曲。
ビデオレンタル屋に行って観るものなければ借りて観てみてください。
しかし驚くべきは「刑事物語」が売り切れ続出しているらしいという噂。
ほんとうなら鉄矢ブームは来てるのかもしれない。
※オカペダは2作目「りんごの詩」が特に好き。