犬を飼おうとする時、そのきっかけは人それぞれだと思います。僕にしても最初は犬種の事やしつけの事などほとんど考えずに飼い始めました。
その安易な考えで飼い始めた先代ドニーは僕の不甲斐なさの為、9歳前で亡くしてしまいました。
僕がドッグトレーナーになろうと思ったのは、この経験があったからです。
犬を飼うという事は、その犬に対して飼い主は全ての責任を負うという事です。飼い主の飼い方次第でその犬の将来は決まってしまうのです。
犬を飼い始めた時はその犬と幸せな生活を送りたいと全ての飼い主は思うはずです。
その為には飼おうとする犬種についてあらかじめ勉強しておく事はとても大切です。
そして飼い始めたら必ず、しつけ、トレーニングはしなければいけません。
特に賢いと言われる犬種のトレーニングは必須です。
賢い犬というのは何もしなくても賢いという事では決してありません。あくまでもその潜在能力があるという事で飼い主がその能力を引き出さなければならないのです。
警察犬や盲導犬になれるような犬種を飼うならその犬と向き合う十分な時間があって、尚且つしつけに関して十分な知識がなければ飼えません。
賢いがゆえに飼い主が頼りなければ主従関係が逆になり、飼い主の指示など聞かなくなり、最後は愛犬に噛みつかれるような事になるのです。
一度逆転した主従関係をまたひっくり返すのは容易ではありません。
その為にトレーニングは必須なのです。
これから犬を飼おうと思っている方は是非、その犬種について勉強して飼って、幸せな犬との生活をして欲しいと願います。
ちなみにドニーはミニチュアダックスフントです。 スタンダードダックスはアナグマ、ミニチュアはうさぎ狩りの手伝いをしていたといわれる犬種。 吠える事も仕事のひとつでその声も大きいのも特徴です。 飼う時はその事も承知の上で飼わなければいけません。
でも二代目ドニーはほとんど吠える事はありません。 トレーニングによってダックスでもそのように出来るのです。
長くなってしまいましたね。最後に動画をひとつ。犬のしつけで難しいんじゃないかと思いますがいかがでしょう。