五月蠅い女
腹は減ったが、今から作るのは面倒だ。てな訳で、旦那と二人、今日は軽く済まそうと近所の日高屋へ。スッピン、スエット、スリッポンのスリーSで行ける気軽さ万歳だ。テーブル席を陣取り、メニューを見ながらあれやこれや。お隣のテーブル席には男性が一人。我々の注文したものは続々と運ばれて来るが、お隣さんのテーブルはお水のみ。なんでかな~とか思いつつ、その男性が入口に視線をやったので、その視線を追うと、小綺麗な恰好をした女性が入って来た。あぁ、待ち合わせだったのだな、と。その女性はヒールをカツカツいわせ、その男性の前に。そして、持っていたバッグを、乱暴に椅子にドサッと置いたかと思うと、開口一番、「どーいうつもりっ?!私をこんな店に呼び出してっ!」おうおう、すいませんねぇ、こんな店のあなたの隣の席で、夫婦で美味しく喰うてますがな・・・。この女、まだまだ止まらないぞ。椅子に腰掛けてからも、その男性と店を罵る罵る。もう頼むから、その男性と俺たちの日高屋を許してやってつかーさい、お姫様よぅ。旦那もさすがに悲痛な顔をしている。女は店員さんにも文句をつけだした。「ちょっと!こんな油まみれの店でバッグが汚れるから椅子を拭いてっ!高かったのよっ!」どんだけ汚い言葉が止まらないのだ・・・。男性は、周囲にも申し訳なさそうに俯き、だんまりを決め込んでいる。もう殴ってもいい気がするぞ。さぁこの後どうするのかと固唾をのんで横目で見守っていたら、ひと通り暴言の限りを尽くした女が、店員さんを呼んだ。なんと、メニューも見ずに、流暢に期間限定メニューと、定番メニュー何品か注文しやがった。そして、日高屋モリモリサービス券のクーポンまで手渡し、「味付玉子を」と追加している・・・。お、お前・・・常連じゃないかっ!!もう、呑んでたビール二人で噴き出したよね。久々にイカレポンチに遭遇したよ。