ブログにお立ち寄りいただき
ありがとうございます。

 

先日、「不死身の特攻兵」の記事を

アップしましたが、

戦争ものの読み聞かせ記録を

記事にしたくて

書くことにしました。

 

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昔、まだ娘たち二人ともが

幼稚園ぐらいのときから

年に一回 夏休みに

戦争ものの絵本を読んでいたのだけど

 

 

娘達への読み聞かせで

一番下手だったのは

多分この本。

 

 

 

この本のほかにも

いろいろ読んではみたんだけど

(年1回なので

それぞれ読んだ年は違います)

 

今まで読んだのはこんな本下矢印

 

 

 

 

 

 

 

このなかのどれもより難しかった

「ちいちゃんのかげおくり」

 

なかなか思い出深いものがありました。

 

 

「ちいちゃん」の、かわいらしさは

この本の命です。

そのいとおしさを

上野紀子さんの筆は

余すところなく伝えてくださいます。

 

あまんきみこさんの文は

ことばは、とても落ち着いています。

そのまま、淡々と読むのが

相応しい本なのだと思うのですが

 

それがとても難しい。

 

言葉に重さを乗せすぎず

ちいちゃんの身に起こったことを

それとなく悟らせることができる、

そんな読みをするには

 

私には練習も経験も

感情整理も足りません。

 

わが子が少し大きくなって

「ちいちゃん」に自分の子どもを

重ねなくてもよくなって

多少

読めるようになったかな、と

思いますが。

 

この「ちいちゃんのかげおくり」ですが

昭和61年ごろから

光村図書の国語の教科書に

載っているようです。

3年生の教材のようです。

 

娘達の学校は

別の教科書会社を

使っているので

学校では習いませんでした。

 

が、

 

 

これを小学校3年で学習するのは

ちょいとばかり、しんどいなあ

と思うのです。

 

戦争の悲惨さを

子どもに学んでもらうには

こちらもいいかと思います。

 

 

向田邦子さんのエッセイが原作ですが

門田光代さんが文を書いておられるようです。

絵は西加奈子さん。

 

これもかなり、しんどい絵本なので

これは

絵本そのものより

絵は挿絵程度にとどめたほうが

いいかもしれません。

 

ちゃんと目的をもって

絵を描いておられるのですが

 

気持ちが伝わりすぎて、

妹ちゃんの心を考えると

切なくて、哀しくて、わーってなります。

 

お父様の心も、よくわかります。

昭和の父ってこうだったよなあ、なんて

思ったりします。

 

 

オッドアイ猫「長女イモコです。

これ、

まえ よんでもらったことある・・・」

 

キョロキョロ「そうだっけ?」

 

オッドアイ猫「うん…。

きいてるの、つらかったから…

とちゅうで よんでもらうの、やめた…」

 

ショボーン「そうかもね…」

 

うさぎ「(次女、イモミ)

かあちゃん…。

わたし,ばくだんのかみしばい

いやだった…」

 

 

えー「あら、そう?」

 

うさぎ「私、まだ、幼稚園くらいだったと

思うんだけど

 

よんでもらったとき、

すっごく、すっごく、こわかった!」

 

 

ショボーン「リアルな爆弾だからねえ。

普段から、そういうのを

見慣れてないから

余計に怖く感じるかもしれないね」

 

オッドアイ猫「うちにはゲーム、ないからね」

 

チーン「ゲームなくても

メディア中毒になってるから

一緒でしょうよ…あせる

 

 

 

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中学生の長女、

小学生高学年の次女。

 

言ってはいませんが、

大人になるまでに

読んでおいてほしい

児童作品があります。

 

一つは

 

 

 

 

一つは

 

 

 

最後は

 

 

どれも、日常の生活が

丁寧に描かれています。

そして、たった一つの爆弾が

それを壊していきました。

その姿も誇張することなく

描かれています。

 

 

今はこのような戦い方に

なるかどうかわかりません。

一つの国が一気に混乱した状況になって

そのまま、

違う体制下に置かれるかもしれない。

 

気が付いたら

今までと違った状態になっていて

日常が破壊されているかもしれない、

そういう日が来るかもしれない。

 

 

 

どんな状況でも

最後までこころの底に

残るのは


やはり

家族や

心を通わせ合った人たちとの

心の交流、ではないでしょうか。

 

今の時代、

あらためて考えたい事、

ですね。

 

本日の記事はここまでです。

長い記事にお付き合いくださり

ありがとうございました。