佐藤優さん。この人、初めて写真で見たときに

「わーーー、こわそーーーおーっ!

とか、思ったんですよね。

外務省にいたエリートカナヘイきらきらだし、視線も、なんとなくトラ

現在は個人的に学生を支援されているとのことです。

文筆業の他にも、自分の思いを伝える活動もされているようです。

 

この人のお書きになったコラムは新聞上で拝見していて、

その切れ味のよさと物の見方にカッコよさを感じていたので、

この本も楽しく読み進めることができた。

 

 

 

読んでいて度肝を抜かれたところは何か所もあるけど、

一番びっくりしたのが、

「親がきちんと準備してたら、

子どもは行きたいところに行くだけの力をつけることができる。

ただし、東大理Ⅲと、京大医学部と慶大医学部はちょっと、無理」

と書いてあるとこ。

・・・・(°д°;)

無理、って、フツーに無理じゃん!

とか思ってしまうのですよ・・・。

ビックリしたまま、ママ友に言ったら

「・・・むりだよねえ・・・( ゚∀゚; )タラー  」

と返ってきたので

安心すると同時に 頭の格差を感じてしまったのだけど。

ていうか、そういうところに入っちゃうヒトって、

頭の中、どうなってんだろ??

(しかも人によっては、理Ⅲじゃないんだけど、

東大に塾無しで合格しちゃうヒトもいるんだよね。これもまた不思議)

まあ、そんな感じで読み進めていった。

 

 

最初っから、頭にバイアスがかかっている状態だからか、

なんとなく、

できる人、エリートのための育て方、

という感じがします。

確かに、感受性が豊かで

目から鼻へ抜けるタイプの子は

これでいいんだと思う。確かに、こんな子もいるし。

 


これを読んだ時にも思ったんだけど、

(久しぶりにノンストップで読んだ本。夜中に読んだのですが、

次の日は大変じゃなかった。大変だったのは翌々日左矢印ああ、年齢が)

ほんとに、

一を聞いて十を知る、って子はいるんだよね。

すべての感性の感度がよくて、何でも吸収してしまう子。

そんな子がまっすぐ育つには佐藤優さんの育て方もいいと思う。

自分にはできないので、僻みじゃん、といわれても反論できないけれど。

 

 

 

「子どもの教養の育て方」に戻る。

 

この中にも書いてあって、そうだよな、と思ったのは、

「テレビの制限」について。

テレビの制限、と一口に言うけれど、

親がよほどしっかりとした信念を持ってないと

テレビの制限をかけることは難しい。

しかも、格安スマホ  子どもスマホがフツーの出回っているので

「テレビくらいいいんじゃない?」

なんて思う人がいるのは普通。

 

(この本が上梓されたのは2012年だが、

そこからわずかな間にスマホ文化はどんどん変わってしまった。

この対談の時代では、小学生の子どもがスマホを持つ、ということは

今よりは少なかったと思う。

それもあって、テレビの制限についてしか述べていらっしゃらないと思うのですが、

今だったらどうだろう)

 

ちなみに佐藤氏、

★ゲームは制限をかけるべき

★電子書籍は与えてもいいが、電子辞書は中学までは与えないほうがイイ

と述べておられるので、スマホについてもまた

ご意見を伺いたいと思います。ほんとはね、直接お会いしてみて、

あの、鋭い、何でも見透かしてしまいそうな瞳を拝見してみたいと思います。

ちょっと無理だけど~びっくり

 

 

 

ここでは佐藤氏の述べているテレビ、ゲームについての意見についてまとめておく。

 

★将来のため、学校以外で3時間(これは中学受験の予定がある場合。普通の公立中学に進学するときは、こんなに時間はいらないと思います)机にむかう習慣をつけておく

そのためにまず、テレビを見ない習慣を早めにつけるべき。

ただし、この「机に向かう時間」は勉強でなくてもいい。

本を読んでも、宿題をしても、塾へ行っても、OK。知的な作業、絵を描くなどのことをするのもいい。

 

★ゲームは依存症の入り口になりかねない。テレビやネットも同じ。

パチンコとも親和性がある。

 

★極力テレビは見せない。その習慣を早めにつける。

「テレビとゲームは敵」くらいに思ったほうがイイ。

 

 

…これ、乳児健診とかで親に啓蒙できないのかな。

そうするとべビちゃんがスマホいじりをする、なんてことも、少しは減ると思うんだけど。

 

 

 

長くなりましたので、以下は記事を改めます。