国分寺に行ってきました。

国分寺は奈良時代に聖武天皇が全国に国分寺建立の詔を発したことから建立されたものです。

現在の武蔵国分寺は小さなお寺ですが、当時は日本最大級のとんでもない大伽藍であったそうです。

東京では市の名前にまでなっています。


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現在の国分寺


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楼門


武蔵国分寺跡は現在国分寺市で調査が進められており、当時の縄張りの広大な敷地が手付かずのまま残されております。

国分寺市の中心から外れているので保存できたのでしょうね。


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講堂跡

階段跡が当時の遺構を偲ばせてくれます。


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金堂跡

在りし日に夕日に照らされる金堂は荘厳な輝きだったのでしょうね。

現在国分寺市で調査中です。

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七重塔跡
塔は五重塔ではなく七重塔であったようです。

しかも最近の調査で2塔あったことが分かり本当に驚きです。


武蔵国分寺は鎌倉時代末期、新田義貞軍と鎌倉軍との分倍河原の戦いで消失してしまいました。

現在残る薬師堂は鎌倉幕府滅亡後、新田義貞の寄進によって建てられたものを江戸時代に再建したものだそうです。


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仁王門


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薬師堂


いにしえの大伽藍跡は順次整備計画がなされていく予定です。

出来れば七重塔も再現してほしいものですね。

市役所には七重塔のミニチュアもあるくらいですから、これは是非国分寺市の顔として建立してもらいたいものです!



国分寺の辺り一帯は江戸時代、尾張藩の鷹場であったことから、川沿いの細い道は『御鷹の道』と呼ばれています。
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御鷹の道

道の隣を流れる川は非常に綺麗で夏には蛍が行き交うそうです。

美しい遊歩道で、普段都心で競争社会の中にいる自分にとっては本当に心が洗われます。


5分くらい歩くと真姿の池にたどり着きます

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真姿の池と真姿弁財天


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真姿の池湧水群(名水百選ですo(^-^)o)

みんなペットボトルで水を汲んでいました。

どこか懐かしい田舎の風景です。

このような場所には良き水が湧くんですね!

この美しい光景は末永く残して頂きたいものです。



近くには国分尼寺がありますが、また次の機会に。。。