昼間にもかかわらず人の声がしない。

とても静かに風が木々を揺らしている。

日の光は、雲に包まれ柔らかく俺のまわりを照らした。

ただただ静かな日だった。

数年前は日曜日となれば、夕方サチと待ち合わせをして、サチの運転する車でホテルに行き、セックスしてから居酒屋に行き、ビールをたらふく飲み、焼き鳥を食べ、好きなこと喋ってサチの運転する車で家に送り届けてもらっていた。

あの頃が一番幸せだったようなそんな気がする。

あの歌は的を得ていたと年に2回は思った。

 

何でもないような事が幸せだったと思う....

 

 

傷だらけの俺

ホテルへ向かう

車走らせ

つづきのホテルへ

 

氷室京介のラブアンドゲームが聴こえる。

WOWOW で特集してる。

昔はよく聴いたっけ...

なんか30年前の車の中の匂い思い出す。

安物の香水とラークの匂いがする....