30代半ばを超えてからというもの、年々太りやすくなっています。以前は（と言っても、はるか昔ですが）、ちょっと太りすぎたかなと思ったら、一食控えめにすれば体重が元に戻ったのに、今では1食ぐらい食べなくても変化しません。そんな話を40代も終ろうとしている女性に話したところ、「甘い！もう少ししたら、何にも食べなくても太るようになるわよ。」と言われ、目の前が真っ暗になったのでした。
体型の崩れはなかなか治らない……
私の場合、体重もさることながら、深刻なのは体型の崩れ。まあ、もともと自慢するようなスタイルをしていたわけもないのですが、出産後の崩れときたらもはや想像を超えていました。なんせ、体重2,800g近くある男児を2人同時に産んだのですから（双子なのです）、お腹の皮のたるみも2倍。「まあ、そのうちに元に戻るだろう。」とタカをくくっていたのがまずかった。
ある日、電車で会社に向かう私に向かって「どうぞ。」と席を譲る女性がいました。「….なぜ？」と不思議に思ったものの、「疲れて見えたのかしら。」と自分を無理矢理納得させ、ありがたく席に座らせていただくことに。しかし、その後も2回ほど同じような経験をしたうえ、極めつけは、偶然久しぶりに街でばったり会った独身の友人に「また妊娠？いいなあ～。」とうらやましがられてしまう始末。その場はお互いに笑いあって終わりにしたものの、内心は複雑……。現実から目をそらし続けていた私も、「私だってまだまだ30代。自分のお腹で笑いを取っている場合じゃないよね….。」と、改めてことの重大さに向き合うことになったのです。
話題の加圧トレーニングにトライ！
その翌月から、近所のスポーツジムに入会。しばらくは会員のおばさま方に「妊娠している人はジムでの運動は禁止されているはずなのに、あの人はなぜ？」と噂されながらも（？！）、週に3、4回ほどジム通いする日が続きました。しかし、腹筋を含む筋肉トレーニングや有酸素運動を真面目にこなしたものの、半年ぐらいしてもお腹がひっこむ気配はなし。「もう、いっそのこと脂肪吸引か…。」と思い詰める私の目に、ある情報が飛び込んできました。その情報とは……日本発世界初のトレーニングメソッド、株式会社ゼノア（ゼット株式会社の子会社）の「加圧トレーニング」です。
加圧トレーニングとは、腕と太ももの付け根を適切な圧力で締めて血流を適度に制限しながら運動をすることで、筋肉が激しくハードトレーニングをしたような状態になり、成長ホルモンの分泌が促進。軽い負荷の運動でも、効率よく体脂肪を分解するだけでなく、筋肉もつくってくれるというもの。当時、杉本彩などが加圧トレーニングをしていると公言しており、あのメリハリある体型を見てすっかりその気になった私は、翌日には加圧トレーニング用のウエアを購入しに走ったのでした。
加圧専用のスポーツウエアは指定の専門店で、KSアドバイザーという正規アドバイザーの測定やアドバイスをしてもらいながら購入をする必要があります。ところが、ベルトの圧は思いのほか強い。最初は歩くことも、腕を上げることも苦痛で、圧の測定が間違っているのではないかと思ったのほどでした。しかし、次第にそれも慣れ、ジムでの筋肉トレーニング時はもちろん、子どもと散歩をしたり、掃除をしたりする時も加圧トレーニングのウエアを着用するようになりました。
同時に、運動そのものがとても楽しくなり、合間を見つけては、ヨガやエアロビクス、ダンスなどに精を出したため、一体どこまでが加圧トレーニングの効果なのかはわかりませんが、もちろん電車で席を譲られることはなくなりましたし、ジムのおばさま方に広まっていた「妊娠疑惑」も今や笑い話。運動量全体が大きく増えたとはいえ、加圧トレーニングをしてからの体型の変化が早かったのは事実。加圧トレーニングの効果は、世の中の評判を考慮しても信頼がおけるのではないでしょうか。
加圧トレーニングのキーワードは「成長ホルモン」
ところで、加圧トレーニングのキーワードは「成長ホルモン」でした。この成長ホルモンは、アンチエイジング、美肌、育毛、老化防止、肥満改善などに効果が期待できると言われているホルモンで、美容外科の分野でも注目されています。年齢とともに減少するのを防ぐために、このホルモンの分泌を促す成長ホルモン注射や成長ホルモン点滴、あるいは薬による補充が静かに流行しているようなのです。金額は10万円前後とかなりの高額！もちろん、きちんとした医師の元で行う必要がありますが、定期的に補充するだけで若返るとしたら、まるで不老長寿の薬のようです。さあ、我こそはという方はお試しあれ。
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今回は、これで終わりです。
ありがとうございました。
育毛の最終兵器