日本損害保険協会沖縄支部は22日、5月末の台風2号による県内の保険金支払見込額が、17日現在で20億3207万円(5833件)に上ると発表した。
台風による支払見込額では過去4番目の大きさ。那覇市で最大瞬間風速55・3メートルを観測するなど強風による住宅、店舗の損壊が多数発生し、支払額が増えた。
保険金支払見込額の内訳は、住宅や店舗の損壊などを対象した「火災保険」の支払額が17億770万円(3275件)。
車の損壊によって支払いが生じた「自動車保険」が、2億6966万円(1902台)、動産を対象とした「新種保険」が、5471万円(206件)だった。
支払いの地域は9割以上が本島で中南部に集中した。強風による住宅や事業施設の窓ガラスや屋根の損壊が多く、数千万円の被害が出た所もあった。
保険金支払見込額の最高額は、2003年9月に宮古地方を襲った台風14号の35億7870万円。次いで02年9月の台風16号の31億158万円、1999年9月の台風18号の23億4198万円だった。
同支部の上間優委員長(大同火災常務)は「(台風接近が)短かった割には被害が大きかった。県内では火災保険に入っていない所も多いことを考えると、実際の被害はもっとあったのではないか」と話した。