中には軽い気持ちでご神事を捉えている方もおられるかと思いますが、
少なくとも僕の経験上、そういった方々はことごとく憑依・豹変されておられます。
一番わかりやすいのが"物欲"に走る行為。
これは魑魅魍魎が一番仕掛けてくる手段ですから。
急にお金使いが荒くなったり、必要以上の料金を搾取して何かを始めたり・・・
そうなると要注意(あなたの周りにいませんか?)。
これは、自分の本来持っている闇と見えない世界の闇の住人とが共振・共鳴することで起こります。
そういう人をこれまで嫌というほど見てきました。
忠告しても聞き入れてはもらえませんでした。
他にも、
「自分には凄い能力があるんだ!」と思わせる魑魅魍魎の巧妙な罠。
これは、人を天狗にさせ、エゴまみれにさせ、果てはまるで教祖のようになって信者もどきを従えていきます。
いわゆる"主従関係"を構築するわけです。
いずれにせよ、憑依・豹変は本人には全くといって気づかないことが多いです。
たがらこそ、ご神事には審神者(サニワ)が必要なのですが、そこを飛ばしてしまうとこの罠にハマってしまいます。
かくいう僕もそういう意味では非常に危険な領域にいつも身を置いておりました。
「ご神事でちゃんとお金を頂きなさい」とか、
「もっとご神事の内容や場所を詳しく紹介してください」などの具体的な誘いも何度か人を介して受けましたし・・・。
ただ、僕はそういうことに対して一切ブレることがありませんから、魑魅魍魎は結局僕のエゴを餌にすることは出来ませんでした。
今回、そういう諸々の危険も十分察知し、わかった上での引退宣言だったわけなんです。
これ以上、今まで通りにご神事づくしを続けていると、
"ミイラ取りがミイラになる"のごとく、
僕自身も憑依・豹変の仲間入りをしてしまう危険性が無きにしもあらずですから・・・
だから引き際、潮時との感知なんです。
さにて