当時、私はとある宗教に入っていた。
クリスチャンになる前で、変わっていたと言えば変わっていた。
そこでは体操のような事をさせられて、呼吸とあわせた動きをしていた。
それを印と言っていた。
そして、数々の不思議なことが起こる。私は当時「悪鬼」であり、決して人たり得なかった。
ある時、そこの教祖が、私の近くを歩いた。
「ここに随分汚れた人いる」
げらり、と、笑いが起きた。即座に私の事と気がついた。
するとそこの教祖が、私から何メートルが離れた人に近づき「貴方の事ではないわよ」と言った。
私は訳がわかる分だけ、その人が気の毒になった。明らかに私の視界に入っていた人に申し訳ない、と思った。
この教祖はどうも特殊な能力があるみたいだ。
この教祖の先代は、不思議な事ができる人で、未来が見えた人だった。
その教祖がこんな面白いことを書いていた。
「神がいない、となると、おかしな話になる。神は沈黙しない。今いる状況は当面苦しいものかもしれない、しかし、それは消えていってしまうもの。やがてよくなる、と言う想いで、日々暮らし、どんな困難な中にあっても、自分を赦し、人を赦し、自分を愛し、人を愛す、愛と真と赦しの言行をし、神に感謝の想いをし、日々世界人類の平和をいのり続けてゆけば、個人も人類も真の救いを得られる」
と言うものだ。
神がいない、と言う人は多い。しかし、神がいなければおかしい事だらけだし、この世しかない、あの世はない、と考えていくと、行き先真っ暗になる。
私はかつて、とある人に、天国を見せて欲しいと言った。見せられたものはピンクと白の、まるで夕焼けかのような景色だった。
代わりに地獄は真っ暗だった。
魑魅魍魎など居なくとも大変怖かった。