金縛りの体験は数え切れないほどある。
我輩の不思議体験は人とは比較にならない。
不思議体験は、もうオカルトの世界を飛び出して、異世界。どちらかと言うと、霊界だ。案外魔界かもしれない。
金縛りは幼い頃に部屋には誰もいないのに、目は瞑っているのに、ましてや寝ているのに、何故か目は開いていて、部屋のドアをばんと開けて入ってくる何者かを感じ、私の体の上に飛び乗り、首を絞める、と言う、まさに金縛りの典型的な例だ。
そして耳元で高速言語で話しかけ、私は息が詰まり、恐怖のどん底に落とす。
まさに悪魔。金縛りの悪魔。
私は宗教書や金縛りがどうして起こるのか?と言った科学雑誌を読み、知識をえた。
科学雑誌を読んだ結果、悪霊などではなく、睡眠時に無呼吸になり、悪夢を見る、と説明されていた。
が、だ。解決方法は載っていない。自然と金縛り状態から解けるみたいなことが書いてある。
宗教書にも解決法はなかった。
そこで私はとある宗教の祈りの文言を唱えようと、閃いた。金縛りになった時に、その祈りをこころの中で唱える。それなら、できると思った。
後日再び夜になった。夜遅くに寝ると、数分して金縛りにあった。
最初、祈りの言葉を唱えるまで、考えが至らず、ただ、首を絞められ、なすがままにされていた。
やがて、苦しみの中、そう言えばあの祈り言葉を唱えれば良い、とやっと思い出し、心の中で唱えると、金縛りの霊?の手が緩み、程なく息ができる様になった。
私はこれにより、翌日から金縛りにはこの宗教の祈りをすることにした。
翌々日、再び金縛りに遭うと私は余裕で唱え言をし、金縛りの霊?を撃退した。
んで、ここからは笑い話なんだけど、祈り事を唱えれば、平気と分かった私は調子に乗って、霊?に対し、
「ばーか、ばーか、かかってこい!」
と動く口でいったら
霊?は再び私の首をそれまでより強く絞めた。私はもう一度唱え言をし、
「ごめんなさい。もうしません」と言うと、それから20年くらい金縛りはなかった笑笑笑笑笑笑笑。
