3連休初日の土曜日は久しぶりに舞台を観に行ってきました。

萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」二○一四年 新春本公演「火消哀歌~冬空の木遣り唄~」
http://alii-inc.co.jp/2014yorokinbig/

なぜこの舞台を観に行ったかというと・・・

この舞台に出演する沢辺りおんて子と
橋本さんが友達でして、もしかしたら橋本さんも
観に来るかなーというヨコシマな考えでした。笑

なので開演時間ぎりぎりまで外で張ってて
結局橋本さん来なかったんだけど
なんとなく入ってみようかなーと思って
当日券の列にならんで
受付のスタッフさんにどの辺の席があるか聞いたら
上手端の最前か後ろの前通路があるみたいだったので
ついついうっかり後ろの前通路のチケを購入。
中入ったらめっちゃ観やすい席でした♪

# ちなみにチケ買う時に応援してる演者は?って聞かれたので
# 沢辺さんて答えておきました♪

で、お芝居の方ですが、もう千秋楽終わったからネタバレすると

家の事情で吉原の遊郭へ遊女として奉公に出されたおそめと
その奉公が明ける10年を健気に待つ助六との恋の物語。

そんな中、沢辺りおんちゃんが演じるのは
助六の幼馴染のお文という少し口の悪い元気な江戸っ子娘。
政五郎という火消しの男性とはいっつも口喧嘩が耐えず
台詞の無いところでもずっと言い争っておりました。

舞台はそんな江戸の町火消し達の生活を面白おかしく
切れのあるテンポで進んで行くわけですが、
終盤、江戸中を焼き尽くすような火事が起こって
一気にシリアスな雰囲気に急変。

大切な人を守る。

というたった一つの言葉を胸に
大切な人の居る場所へ駆け付ける男達。
お文の幼馴染の政五郎も密かに思いを寄せる
しのの元へ向かおうとするが
全身全霊で泣きすがって止めようとするお文。

この時にりおんちゃんが迫真の演技で
今までずっと喧嘩してたのに
必死で行かないでって止める姿に俺号泣。
ゃ、まじで久しぶりにダバダバ涙出てきた。

で、ここから先はもう怒涛の展開。
焼き崩れる江戸の町と
大事な人を助けられずに
絶望する男達の哀歌。

結局助かったおそめも
お腹に別の男の子供を身篭っていて
助六とは別の道を歩く決心をして
ハッピーエンドとは行かなかったけど

どうしたら大切な人を守れるか。

という大きなテーマを題材にした
楽しく、そして哀しい物語でした。

観る前は「また例のアリス系の学芸会的なヤツなんでしょ」
とタカをくくってたんですが、
もうそんな失礼な事を思った自分が恥ずかしいくらい
ビシっとしまった良いお芝居でした。

帰りに貰ったチラシを読んだら
同じ日、同じ時間に隣りの劇場2つで行われていた
お芝居も僕が見た「火消哀歌」と話がリンクしていて
登場人物も一部被っていて
実際に3劇場を掛け持ちで出演している演者さんもいるようで
それを知ってたら他の舞台も見たかったかな。

あ、そう言えばもう一人橋本さんの友達の
軽辺るかちゃんが隣りの劇場の「振袖大火」に出ていたみたいです。
もし再演があるようならそっちも見てみたいな。