ベン・ホロウィッツの『HARD THINGS』を読み進めています。
ITベンチャー企業のCEOとして、起業から高品質の製品を開発し、生産性を高める、売上を上げる、組織を大きくする、失敗を乗り越える、良い人材を確保する、社員の士気を高める、外部環境と有利に交渉すること等々が、実体験から得た知恵をもとにいろいろ書かれていて、大変興味深いです。
ドラッカーの『イノベーターの条件』を再々読しています。
人類史の集約とも言える近現代の資本主義、全体主義、共産主義盛衰への洞察は、非常に概念的、抽象的で難解ですが、自身のユダヤ人としてのホロコースト(第二次世界大戦におけるユダヤ人大虐殺、殺戮)体験から生まれたと思われる、極限的に深い視点がドラッカーの根底に血肉としてあって、そこから様々な事象に光を当て、文献、取材をもとに解析し未来を見据える、その論点から生まれるであろうエネルギーの大きさ(宇宙的な力)を感じます。
こうした良書から知識を得、止むことなく前進していくことは、何かことを成そうとする者にとっては絶対に必要であり、ポスト資本主義社会はそういう方向性で明確な意志を持つ、いわば「個人事業主的な集まり」が様々にチームを組んで、これら先人偉人の残した知恵を共通言語とし、新しい社会を形作っていくのだろうと自分には思われます。