たまたま18時からの安倍首相の自民党総裁再選記者会見(NHK)を見ました。
自分は自民党がキライなわけでも、日本が正式に国防軍を持つことを否定する者でもありませんが、しっかりと様々な角度から深く検証して、それを国民に伝えて結論を得る・・、という道筋を通さないならば、結局は後々様々な禍根を次世代に残すことになる、国益も損ね、国が弱くなっていくだろう、という考えに立つ者です。
安倍総理の言質から伝わってくるものは、2000年から回天特攻隊のHPを立ち上げて感じていた、また自分もそういう考えに染まって発信していたものと、どこか非常に良く似ています。
今は自分も考えが完全に変わって(いろいろな事実がわかってきたので)、これからどう伝えていくべきか、日々思案しているところですが、自分が経験したところから言えるであろうことは、「良いことばかりしか言わないところには、何か別の思惑が必ずある」、というようなことです。
日本のため、というよりも安倍総理自身がいだく理想(思い込み)のため。それは「個人のエゴ」に他ならないと思うのですが、そういう考え方(「エゴ」)が巡りめぐって、やがては安倍家のため、また岸信介から連なる血筋の名誉のため、しいては自分の仲間や家族の出世のため。
知らず知らずのうちに国民が置き忘れられ、そういう保身や地位名誉にあやかろうとする人達が寄せ付けられる集団と化していっているんじゃないかと思います。
9月21日に行われた日露外相会談。
北方領土問題について話し合うはずの外相会談であったにもかかわらず、会談直後の共同記者会見でラブロフ外相は北方領土問題について一言も話をしなかったと公言。
ロシア国防省は23日、北方領土に最新型の短距離地対空ミサイルを実戦配備したことを明らかにした。
(『日露外相会談の直後に北方領土にミサイルを配備したロシア』 天木直人さんのメルマガより。)
これ以上の外交失態はないでしょうが、そして、これに限ったことではないのですが、そういった日本の失態を伝えない、国民に考えさせない大手マスコミ。
結局、背に腹は変えられぬ、わが身、組織を守るためには・・ということ(悪循環)になっていくのです。
まあ、今はそれがインターネットの力によって、自ら滑稽劇を演じて墓穴を掘っていく・・、ということにもなっているのですが。
新しい流れ、力が、もっと形になって現れてこないかと願う、今日この頃です。