上田紀行さんの『生きる覚悟』(角川新書/2011年)を読み終えました。
上田さんがダライ・ラマと対談して感銘を受けた、「私たちの社会の根底は、愛と思いやりによって支えられている。この事実を出発点としてすべてを考えていく・・」という主張は、最近自分も体感として理解出来るようになっています。
自分が考えるのは、「本当に大切なのは、社会的立場や体裁、身分ではなく、人としての思いやりのある環境で、そこから人間にとって本当に必要な知恵や力が生まれる・・」といったものですが、これは、限界を超えた苦しみ、絶望、楽しいこと等々、いろいろな体験を積んで見えてくるもの、といったニュアンスではないかと思います。
日々の生活は、そればかりですべてが解決できるような単純なつながりではけっしてなく、猥雑の連続ですが。。
田町からの仕事帰り、国会議事堂で(安保法制案のデモもあって)呼び止められ職務質問を受けたので、30分くらい、自分のことや考えを話してきました。