海外から輸入された様々な外来種が、古来より生息する日本在来種の生息地を奪い、駆逐していった・・、というような話はよく聞くのだけど、最近の病的に神経質な日本を見ていると、日本人だってそのうち、諸外国の人達に生活圏を奪われてしまうんじゃないか、なんて本当に思えてくる。
何か事が起こればその人の人格や生存権を否定するところまで非難したり、○○産といった特定の物品に非常な価値を置いたりetc,,、そういった度を越した行き過ぎは、ゆくゆくは己の身に跳ね返って、生活力、生存競争力を弱くしていくだけだと自分は思うのだけど、最近はどんどんそういった風潮が加速しているように感じられる。
「民主主義」というのは、様々な考えや個性を認め、受け入れて、法の遵守の中では誰もが生活出来る権利を与える、といったものであるはずで、その中から様々な活力を生み出し、諸外国(外来種)に駆逐されないような知恵をつけていくのが、今後の日本のとるべき道だと自分は思う。
こういった視点から、日本という国の個性を非常に分りやすく説明した『言葉の社会学』(鈴木孝夫著)という本があって、これから追々、そこに書かれている内容を、引用という形で、紹介していければと思っています。