Knockin' on heaven's theater !

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評価★★★
監督: 黒坂圭太
 * * *
$Knockin' on heaven's theater !-緑子

【解説】公式サイトhttp://www.midori-ko.com/story より転記
再開発が進む商店街の廃墟(実は秘密研究所)で、来るべき食料危機に備え、野菜と肉を兼ねた“夢の食物”の開発にとりくむ5人の科学者たち。しかし研究は行き詰まっていた。

そんなある晩、夜明け前の研究所に一筋の光が差し込んだ。1万年に一度だけ地上を照らす「マンテーニャの星」だ。その大いなる力によって誕生した夢の食物「MIDORI-KO」。歓喜する科学者たち。ところが、喰われる事を拒否したMIDORI-KOは研究所を脱走、どこかへ飛び去ってしまった。  血まなこになって捜しまわる科学者たち。そして同じ町内で同種の研究に励む××大学農学部研究生のミドリという女性がMIDORI-KOを飼育していることを突き止める。密かに奪いかえそうとする科学者たち。しかしミドリのガードは堅く、容易に近付けない。そればかりか食欲旺盛なアパートの住人たちも隙あらばMIDORI-KOを喰おうと狙っている。

MIDORI-KOをめぐって科学者たちとミドリ、アパートの住人たちによる食欲むき出しの争奪戦が始まった。


【感想】
映画途中から、胸が締め付けられるようなせつなさを感じた。
緑子は、監督黒坂さんの「作品」および
「作品によせる熱い思い」そのものだった。
この作品は、グロテスクかつデカダンスでありながら
無垢なアートする少年の自叙伝なのだと思う。
今後も「悪夢」を量産して欲しいと思う。

いくつか陳腐な描写と不釣合いな声優の声で、
少々落胆することはあったが、
ただただ膨大な仕事量に圧倒された。
それは賞賛に値する。

しかし、この作品がカルト化されるか?といえば疑問だ。
もう一度観たいとは思わないし、
見終わった後、胸の中に何も残っていないからだ。



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2011-10-12(watched)