昨日、老父と別れる時、
手をにぎって、「じゃあね。これから帰るわね。」と。
いつもなら、「気いつけてな。」って感じなのですが。

老父の顔が崩れそうになった・・・。
バイバイって手を振っても、握りたそうにするし、
何回もじゃあね・・を繰り返し、
表情がしっかりしてきたと思ったんだけど、
そうじゃなくて、感情が揺れているのかもなぁ。
弱気になってきたのかなぁ。

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妹と一緒だったんだけど、
わたしゃ、老父のその顔を見ると、泣きそうになるので、
妹の後ろに控えていたんだけど、
ひょっと顔を出すと、老父の眼が私を探しているようにみえた。
泣くやーーーん。
ぐっとこらえてお先に部屋から出た。

はあ・・・、この感じ、前にもあったな・・と。
結婚で初めて京都を離れ、親と離れ、
実家へ帰って新居にもどるたびに高速道路の助手席で、
泣けて泣けて・・・。
なんで親と離れて遠い所で暮らさなあかんにゃろ・・と。
何年かは納得できなかったんだよねえ。

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やがて、子どもができてわけわからんままに、
必死の子育て。
親戚も知人も友達も、だーーれもいない中、
ミルクってどれだけあげればいいの?と、
ミルク缶の容量説明?を見て、へえ・・そうなんだぁと作ってた。

毎日親に電話するも、その頃は遠距離電話が高くて、
親からは「ほな高いから切るよ。」と言われ、
新幹線で帰ること思えば安いもんやん、
と思ってたけど、悲しかったなぁ。

あれから35年(綾小路きみまろ風)。
今度は実家に帰って、年老いた親と別れるのに、泣きそうに。
またしても、なんで遠くにもどらなあかんにゃろ・・感。

もういろんなお役目も完了したのになあ・・。
親の近くにいたらだめなんかなぁ。

♪こーれが女の生きる~~道(なんかこんな演歌なかったっけ)。

ようし、今日は夜中にサッカーも見なあかんし、
がんばるよーーー。