パノラマコースへ行こうとした時、
ツアー団体さんが出てきて、後ろに添乗員ガイドさんがついていた。
私、最後まで心配でそのガイドさんに、
「こっちのコースはどんなんですかぁ?」と声をかけた。
「上級コースですよぉ。」と返してくれた。
「はーい。」と言いつつ、じょ・・・上級って・・・・。
だれが上級者なの?私達何級者??
 
時間は十分にある。下りさえすれば、そこでお泊りなんだから。
自分に言い聞かせ、迷いを捨てる。
 
その下りのはずなのに、なぜかさらに登っている気がする・・。
どうやら、隣の山?峰?をまわって下りるみたい。
振り返ると涸沢の建物が見える。
 
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いやあ、きれいやん。パノラマやなあ。
あっさり、不安が消える。
人もいないし、ほんとに景色がよく、槍ヶ岳も見えるらしい。(私達には見えなかったけど)
気分よしっ右上矢印右上矢印もみじもみじ
 
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横尾へもどる往復だと、結構混雑してると思われる。
こちらはほんとに人もいなくて、マイペースで歩けるからよかった。
 
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景色、パノラマだし。最高や。
↓ 涸沢とは反対側?の景色。下に見える川まで下りるんやなぁ。
はるかに遠い気がするんですけど・・・。
 
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まだまだみたいです。
この辺までは結構、ロープかかえて降りる所があったり、
タレントのイモトさんがマッターホルン登頂した時に見た岩壁登りのような、
そんな気分?の所もあったのですが、
でもちょっとやん・・。何時間もそんな感じってわけじゃないし。
 
私には、そういう所のほうがおもしろかったよ。
ちょっとだけ、スリル感もあって。
そんなことをしているうちはまだよかったのです。
 
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問題はここからだったのです。
木も覆いかぶさるようになって、大分下りたなあ・・・・って思ってからが長かった。
しかも雨雲が時折り通って、サアーっと雨が降り。
ガレ場?っていうの?、岩がごろごろの道が長くて・・・。
その岩ごろごろが、雨で濡れて、すべるったらありゃしない。
 
岩は一定じゃないし、私の短い足では届かなくて、
お尻を落としてやっと次の岩に足が届く・・というような。
しかもペッタンコになった岩じゃなくて、
トンガリ岩だったり、ガタガタ浮いている岩があったりするわけで。
足の下ろし場を、一足一足確認、探しながら下りなくちゃで、ひざは疲れるし、
集中力はきれてくるわで・・・。
 
それでも時折り、登ってくる人に出合ったり、
私達は遅いから、上から追い越して行ったりする人もいて、
まったく誰も通らないってことでは、ありませんでした。
ただ、遅い私達でも、気を使わなくゆっくりと下りられたくらい、
スキスキでよかったですが・・。
 
それでもヒイヒイヘロヘロしながら、下りてきたら、こんなのがあったので、
手を合わせておきました。
 
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ここから、川なども見えて、川に沿いながら歩くのですが、
まだまだ、まだまだ着かない気がしたなあ。
足裏も痛いし、限界近し・・と思いかけた頃、ようやくの新村橋。
 
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もうすでに辺りは夕方。
4時間半~5時間くらいかかったかなあ。
 
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今日のお泊り、徳沢まであと10分くらいかな。
もう、平坦な道ですから、ほーーーーーーーーーーーーーっと一安心ですよぉ。
 
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つ・着いたーーーーー。
よかったーーーーーー。
お疲れでした・・・・・・・・・。