こんにちは
香織です音譜
 
 
 
映画「太陽の子」を
観てきました。
映画は戦争中の話なのですが
 
 
主人公の科学者の「修」は
科学オタク、実験バカなの
です。
とてもとても科学が大好きで
科学によってもたらされる
新しい未来を夢見ている
ピュアな少年。
研究の為、兵役を免除され
大学で研究をしているのですが
 
 
その研究が
原子爆弾の開発
となっていくのです。
 
 
 
日本も原子爆弾を
作っていた事実
(完成には至ってない)を
とりあげたのは

かなり画期的で
私もそんな事実
初めて知ったし
多分映画で
取り上げられるのは
初めてだろうな
 
 
とても繊細な問題でもあり
時に制作への
理解を得ることが
難しかったと
監督もおっしゃっていました。
 
 
 
 
でも
とても歴史的に
意味のあることだなぁと
私は感慨深い想いになりました。
 
 
 
 
今まで原爆を落とされた
悲惨な部分が
クローズアップされて
いることが
多かったし
(とは言っても私も戦争のことなどを熱心に知ってるとは言い難く浅はかな知識で言ってるにすぎないのですが)
 

 
それはもっともだと思うし
忘れてはいけない事実だし
語っても語りつくせないほどの
永遠に消えない悲しみがある
 
 
 
だから
最初日本も原爆を
つくるための
研究してたの?!
(完成してないけど)って
思うけど
 
 
 
うまく言えないけど
 
 

その修をはじめ研究室の
仲間の自分たちの
やってることへの葛藤
悩み苦しんでいる姿
科学への熱い想い
 
 
などなどが描かれていて
とても責める気には
ならないのです。
 
 
 
喜怒哀楽をもった
私と同じ人間で
血も涙も流す私と何も
変わらない人間なのだと
いう事がよく分かるのです。
 
 
 
 
修の兄・裕之は
三浦春馬さんが
演じたのですが
 
 
映画でも亡くなる役で
 
実際にも亡くなっていて
遺作になりますが
 
 
 
この映画に春馬さんが
死を選んだ理由も
重なってしまうように
私には見えてしまい
(本当の理由は本人にしか
分からないですが)
 
 
切ない気持ちになりました。
 
 
 
でも
みんなその時代を精一杯
生きたということ
 
 
 
そしてそのバトンを
受けとり歩いていくと
いうこと。
 
 
 
 
 
修と裕之の幼馴染の女の子
「世津」
 
 
 
ひどい状況の中でも
戦争が終わった
未来をみすえていて
 
 
 
幼い少女たちが
子供を早く産んで
国にささげたいと
夢みてることに
憤りを感じ教師になろうと
考えていたのです。
 
 
 
「子供は大人がすることを
見て育つということ」
 
 
 
とを強く感じました。
 
 
 
どれだけあの時
もっと違うことを
夢みなさいって
言葉で
伝えても伝わらない。
 
 
 
 
「子供は大人のしてることを
じっと見てるということ」
 
 
 
考えさせられました。
 
 
 
 
 
修の母もとても強い女性で
 
 
弟にも意見を言えない
修のことを
気にかけ
母は修に自分の意見を
言っていいんだよって
子供の時言うのです。
 
 
 
で、
 
 
大人になり
自分の意見がやっと
言えるようになったと
思ったら
 
 
 
京都に原爆が
落とされるという噂が
あるから
研究のため
山に登ってその様子を
観察したい
 
 
という
 
 
とらえ方によっては
むごいことをはっきり
意思表示したのです。
 
 
 
 
でもそれを
やっとこの子が自分の
意見を言ったということで
尊重するんですよね。
 
 
 
世津と修の母の
 
 
女性ならではの
しなやかな強さがすごく
描かれていたなぁと
思う作品で
 
 
 
戦争のことなんて
最近まで思いをはせることも
なかったけど
 
 
 
よく考えたら
わたしの母の母
祖母は戦争まっただなかを
生きた世代で
 
 
 
その時代の祖母に
育てられた母の価値観に
やはり色濃く「戦争」って
関わってるなぁって
 
 
 
 
そんなことを思うと
その人の背景
を知ることでやっぱり
仕方ないとか弱さや痛みに
気が付き
責められなくなるんだ。
 
 
 
 
だから
 
 
 
「幸せのために
 
学び、知る

そして自分の頭で
考え続けること
 
私のために」
 
 

そんなことを強く思ったのです。
 
 
 

ちなみに、学ぶって
難しい講義を受けるとか
本を読むことでなくても
良くて



漫画やYouTubeとかでも
学べる。
自分の好きな学び方で。



想像力と感じる力を
いつまでもいつまでも
大事にしていきたい。





 福山さんの歌も良かった。